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アメリカ大統領選
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カタールで開催されるワールドカップに臨む、日本代表メンバー26人の発表から1日が経過した。サッカーメディアの端くれとして、本来ならばその話題に乗っかるべきなのだろう。けれども今週は、先週からずっと心に引っかかっている『「推し」に押されてリトアニア』出版中止問題について、きちんと言及することにしたい。 事件の経緯については、版元となるはずだった西葛西出版のこちらのリリースでも確認できる。が、問題となったTwitterでのスペースを聴いていない人には、いくつものクエスチョンマークが浮かぶばかりであろう。もう少し丁寧かつ簡潔に、事態の推移をまとめておく。 ・10月24日夜、五十嵐メイ氏の書籍デビュー作となる『「推し」に押されてリトアニア』プロモーションのためのスペースが行われた。 ・スペースの内容は、著者の五十嵐氏と西葛西出版社長の中村慎太郎氏のトークで進行。 ・中村氏は、取材先である藤枝市のス
2022年08月25日 12時00分 カテゴリ: ★無料記事 • インタビュー・対談 タグ : J1 • J2 • J3 • JFA • JFL • Jリーグ • photo • pickup • サッカー本 • サポーター • スポーツビジネス • メディア • ワールドカップ • 地域リーグ • 日本代表 • 海外サッカー • 田崎健太 • 電通 • 高橋治之 今週は当初の予定を変更して、2016年4月16日に公開した「『電通とFIFA』を結びつけた日本人の軌跡 田崎健太(ノンフィクション作家)インタビュー」を、一部編集の上、無料公開とすることにしたい。 この企画は『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』について、著者の田崎健太さんに語っていただいたもの。インタビューの中心は、当時話題になっていたFIFA上層部による汚職事件であった。そんな6年前のコンテンツを、このタイミングで無料公
【ニュース】声出し応援検証ステップ2の結果について。「現在のところ、スタジアムを原因とした感染拡大はそれほどないという事が明らかになってきた(三鴨氏)」 2022年07月19日 17時00分 カテゴリ: 記者会見 • コロナ関連 • ニュース解説 • ★無料記事 7月19日(火)、JリーグとNPB合同の「第58回 新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、会議後にWEB上で記者会見が行われた。 会見の中でJリーグから7月2日・6日に行われた声出し応援の検証ステップ2について、Jリーグ・入江氏と産総研・保高氏から報告があった。 (※コメントの内容は抜粋となります) ○Jリーグ入江氏 Jリーグでは声出し応援の運営検証はステップ1~ステップ3と段階的に行っており、今回報告するのはステップ2の検証報告となります。 検証結果としては、ステップ1と同様に、ステップ2においても運営においてはしっかりとプ
2021年06月02日 12時00分 カテゴリ: ウィークリーコラム • 連載・コラム タグ : J1 • J2 • J3 • JFA • JFL • Jリーグ • photo • pickup • TOKYO2020 • サポーター • スポーツビジネス • 京都サンガF.C. • 地域リーグ • 東京オリパラ • 東京五輪 普段は温厚なパーソナリティで通っている私だが、先日Twitterで衝撃的な画像を目撃し、久々に怒りのRTを連発してしまった。 昨年、美しいピッチを見ていたので、これは非常に残念。 https://t.co/nw6trp2uDF — 徹壱@11/13『フットボール風土記』発売! (@tete_room) May 30, 2021 冒涜。 https://t.co/No3cmb1F9y — 徹壱@11/13『フットボール風土記』発売! (@tete_room) May
皆様、明けましておめでとうございます。 おかげさまで、宇都宮徹壱ウェブマガジン(WM)は今年で5周年。メルマガ時代から数えると11周年となる。思えば2010年、自分がこれほど個人メディアに注力しているとは、想像もしていなかった。当時から、私の主戦場はネットメディアだったが、その間に環境は激変。あの年、ミズノスポーツライター賞を受賞した私も、もし個人メディアを立ち上げていなかったら、とっくの昔にライター業を廃業していたことだろう。 2021年はWMでの活動を中心としながら、現在進行中の「47都道府県のフットボールのある風景」の写真集の5月上梓を目指しつつ、さらにはアンダーカテゴリーに関する新たな「事業」を立ち上げることにしたい。これらのプロジェクトについては、より具体化した段階で会員の皆様にグッドニュースとしてお伝えできればと思う次第。そのためには、私自身がこの業界でしぶとく生き残っていかな
8月28日、ビッグコミックスペリオールで連載中の『フットボールネーション』休載と大武ユキさんの乳ガン治療が公表された。あえて公表に踏み切った背景には「検診と早期発見の重要性を伝えたかった」という、大武さん自身の判断があったという。それから3カ月後の11月27日に「無事に寛解」とツイート。多くのファンを安堵させた。 【寛解と連載再開準備のご報告】ご心配をお掛けしました乳がん、無事に寛解しました。長文になってしまいましたが、今までと休載中とこれからについて。お読み頂けると幸いです。 pic.twitter.com/0bGumCrLb2 — 大武ユキ@フットボールネーション15巻 (@YUKI_OTAKE) November 27, 2020 今回の件で私が思い出したのが、脚本家で作家の向田邦子のことであった。彼女も46歳の時に乳ガンを患い、摘出手術を受けている。とはいえ今から45年も昔の話なの
2020年07月29日 12時00分 カテゴリ: ★無料記事 • ウィークリーコラム • サッカービジネス • 連載・コラム タグ : J1 • J2 • J3 • JFA • JFL • Jリーグ • photo • pickup • ウィズ・コロナ • カルチャー • クリアソン新宿 • サポーター • スポーツビジネス • 名古屋グランパス • 地域リーグ 【編集部より】8月1日(土)11時より無料公開としました。 今週は、あの件について触れないわけにはいかないだろう。当日になって中止が発表されたJ1リーグ第7節、サンフレッチェ広島vs名古屋グランパスである。SNSを見ると「名古屋の選手の中に新型コロナの陽性者が出た」ことが中止の理由だと思っている人が少なくないようだ。しかし、実際は違う。PCR検査で陰性だった名古屋の選手16名とスタッフ1名が広島入りしていたものの、保健所による濃厚
【ほぼ無料】7人の漫画家が集結! 障がい者サッカーTシャツ秘話 ちょんまげ隊長ツンさんが語るコロナ時代のボランティア<1/2> 九州地方から岐阜・長野にかけて、広範囲に被害をもたらした記録的豪雨。こうした自然災害は、近年では毎年のように発生しているが、今年は被害の大きさに加えて、避難所での感染症対策も気になるところだ。そうした中、愛媛FCの非公認マスコット、一平くんが熊本への支援活動を展開している(参照)。両生類でありながら、ちょんまげ隊ファミリーの一員としても有名な一平くん。そんな彼が、隊長のツンさんに先んじて自ら動いたところに、かすかな時代の変化を感じた。 そういえば、当のツンさんは最近、どうしているのだろう? 最後にお会いしたのはこちらの取材で東北をご一緒した2月下旬のこと。すでにこの時点でツンさんは、東日本大震災関連の追悼イベントが、ことごとく中止に追い込まれることに心を痛めていた
2020年02月27日 12時00分 カテゴリ: ★無料記事 • インタビュー・対談 • サッカービジネス • 動画 • 連載・コラム タグ : J1 • J2 • J3 • JFA • JFL • Jリーグ • photo • pickup • スポーツビジネス • 地域リーグ • 横浜F・マリノス • 清水エスパルス • 湘南ベルマーレ 当初の予定を変更して、今年1月で清水エスパルスの代表取締役を退任された、左伴繁雄さんのインタビューを2週にわたってお届けする。今週は動画による無料公開、そして来週はテキストによる有料コンテツとしてアップ。さらに来月上旬に発売されるフットボール批評にも、このインタビューを元にした記事が掲載される。 左伴さんといえば、横浜F・マリノスが2003年と04年にJ1連覇を達成した時の社長として有名。それゆえ「成功したクラブ社長」というイメージが強いかもしれないが
先月30日、Jリーグの村井満チェアマンの再任が決まった。2014年の就任以来、これで4期目。任期は2年後の2022年までとなる。先にJFAでも田嶋幸三会長の再任が決まっており、日本サッカー界は次のワールドカップ・イヤーまで田嶋会長と村井チェアマンの時代が続くことになる。政治の世界と同じで、対抗馬となり得る優れた人材がいなければ、体制が維持されるのは必定。ただ一方で気になったのが、田嶋会長の時と比べると村井チェアマンの再任が、あまり大きなニュースにはならなかったことだ。 実のところ私は、2020年代のJリーグは、新チェアマン就任と共に始まるのではないかと考えていた(後継者に誰をイメージしていたかは、ここではあえて触れない)。村井チェアマンとは、先月に開催されたYFFF(ヨコハマ・フットボール映画祭)に来場されていた時、いろいろお話をさせていただく機会があった。その時のチェアマンの印象は、いつ
2020年01月30日 12時00分 カテゴリ: ★無料記事 • インタビュー・対談 • 編集後記 タグ : J1 • J2 • J3 • JFA • JFL • Jリーグ • photo • YFFF • イビチャ・オシム • カルチャー • クロアチア • サッカー本 • サポーター • スポーツビジネス • ハリルホジッチ • メディア • ヨコハマ・フットボール映画祭 • 地域リーグ • 日本代表 • 海外サッカー • 長束恭行 1月25日と26日に横浜市開港記念会館で開催された、ヨコハマ・フットボール映画祭(YFFF)2020が大盛況のうちに終了した。私は1日目のみの参加であったが、『ヴァトレニ–クロアチアの炎–』のプロデューサーであるミロ・ブラジェヴィッチ氏にインタビューしたり、『ZG80-だからアウェイはやめられない–』に大笑いしたり、映画を通じてのクロアチア三昧を大いに楽し
最初にお断りしておく。今週のコラムのタイトルは、私には珍しくあえて煽ってみた。まず「敵か味方か」。サッカーの原稿を書く時、私は「敵」というフレーズは極力使わないようにしている。対戦相手は(たとえダービー関係でも)断じて「敵」ではないからだ。そして「ビジネス至上主義」。多くの方が考えているように、私自身もJリーグの健全な営みにビジネスの観点は不可欠と考えている。つまり「敵」なんて言葉はできれば使いたくないし、「ビジネス」そのものを否定するつもりもまったくない。その点は最初に強調しておきたい。 ではなぜ、こんな煽り気味のタイトルをつけたのか。それはサッカーファンやサポーターを自認する皆さんに、広く問いかけたかったからだ。私という書き手が、不安を煽って注目を浴びたがるタイプでないことは(少なくとも当WM会員の皆さんは)ご承知だと思う。タイトルから察しがつくとおり、本稿のきっかけとなったのはFC町
2019年10月10日 12時00分 カテゴリ: インタビュー・対談 • 動画 タグ : J1 • J2 • J3 • JFA • JFL • Jリーグ • photo • pickup • イベント • カルチャー • ゴール裏 • サポーター • セレッソ大阪 • メディア • 日本代表 • 浦和レッズ もしも「Jリーグ年間チャント大賞」なるものがあったなら、おそらくセレッソ大阪の「ブルーノ・メンデス」チャントを挙げる人が圧倒的に多いはずだ。このチャントについては、Jリーグの公式Twitterアカウントでも取り上げていたし、(参照)、石井和裕さんの興味深い考察も一読の価値がある(参照)。この中で石井さんは《メロディも歌詞も単純でとても短い。だから、セレッソ大阪のこともブルーノ・メンデスのことも知らない人でも、すぐに覚えることができたのだ。》と指摘している。 このチャントを一躍有名にさせ
【編集部より】2019年10月11日に無料公開としました。10月10日に行われたFC町田ゼルビアのサポーターズミーティングの中で、クラブオーナーの藤田晋氏はゼルビーの去就に関して「スタジアムのマスコットとして残る」としています。しかし一方で「ゆるキャラを用いた球団、というチームがあまりにも多くて」とも発言しているのは留意すべきでしょう(参照)。他サポからもリスペクトされる完成度の高いマスコット、ゼルビーがなし崩しに消えてしまわないことを心から願います。 ワールドカップ、アジア2次予選の初戦となる、ミャンマーとのアウエー戦当日にこの原稿を書いている。間もなくスタジアムに向かわなければならないので、今回のコラムはいつもより少し短めとなることをお許しいただきたい。今回は日本代表やヤンゴンでの出来事ではなく、FC町田ゼルビアに関して個人的に懸念していることを記す。クラブ側からは正式なアナウンスがな
今週と来週は、個人的に最も旬だと思っている(そしておそらく日本のサッカーファンの間でも最も注目を集めている)解説者にご登場いただく。戸田和幸さんは2002年ワールドカップに出場した元日本代表であり、清水エスパルス、トッテナム、ADOデン・ハーグ、サンフレッチェ広島など、国内外の10クラブで18シーズンにわたってプレー。現役引退後は解説者としての実績を積む一方で、昨年は慶應義塾大学ソッカー部のCチームを1年間、指導している。 解説者としての戸田さんといえば、ストレートで切れ味鋭いコメントと分析力がまず思い浮かぶ。しかしながら、それらに裏打ちされた入念な準備と日々の鍛錬についても看過してはならない。情報のアップデートのみならず、「どうすればサッカーの魅力をより多くの視聴者に伝えられるか」を常に意識し、「サッカーを言語化する」ことに全力で取り組んでいる。ここまでなら、多くの解説者も同様なのかもし
【編集部より】2019年9月8日に無料公開としました。 先週の木曜日から、FC町田ゼルビアがJリーグ関連ニュースのセンターをキープしている。9月27日、来季のJリーグクラブライセンス判定について、町田にJ1ライセンスが交付されないことが発表された。28日、大手IT企業のサイバーエージェントが、町田を買収する方針を固めたとスポーツ報知が報道。さらに29日には、同社のグループ子会社であるCygames(サイゲームス)が「サガン鳥栖のスポンサーを降りる」と、やはり報知が報じている。そして10月1日、サイバーエージェントが都内で会見を開き、株式会社ゼルビアが発行する8割の株を取得し、子会社化することを発表した。 今季の町田は10月1日現在、J2リーグで3位(2試合未消化)。9試合連続負け無し(7勝2分け)で、第30節から3試合連続で首位に立った。順位的には、自動昇格圏内の2位以内を十分に狙える位置
<1/2>はこちら ■代表監督の解任は「会長の専権事項」なのか? ──さて、田嶋さんが再選を果たすJFA会長選挙の直後に、絶妙なタイミングでハリルホジッチ解任が発表されました。岡島さんは一連の流れをどう見ていましたか? 岡島 これは手続き的におかしいし、説明責任を果たしていない、というのが率直な印象。田嶋さんの会見の様子は見たし、新聞報道も読んでから、Numberでの独占取材記事にも目を通しました。Numberの記事については、田嶋さんがきちんと校正しているだろうから、あれが最もオフィシャルな内容だと思うんだけど、田嶋さんはハリルホジッチ監督の解任を「契約解除です」という言い方をしている。確かにそういう側面もあるけれど、どう考えてもあれは解任。代表監督の解任というのは、本来ならば理事会マターなんですよね。 ──それくらい重要な案件ですからね。 岡島 誰がどう見ても解任なのに、それを「契約解
まずは一冊の書籍を紹介したい。『サッカーファミリーへの中間報告 サッカー歴ゼロ専務理事の独白』。著者は2016年から18年までJFAの専務理事を務めた岡島正明さんである。ネットで検索すると、田嶋幸三JFA会長が最初の会長選挙に勝利して組閣したメンバーの中に、岡島さんの姿を見つけることができる(参照)。 もともとサッカーとはほとんど接点のなかった岡島さん。それでも非常勤ながら専務理事となったのは、農水官僚としての職務経験を見込まれ、JFAの「ガバナンスとコンプライアンスを見てほしい」という田嶋会長からのオファーを受けたからだ。そして着任早々に取り掛かったのが「JFAリフォーム」の検証である。 「JFAリフォーム」とは、13年のFIFA総会にてFIFAの規約が修正され、「加盟協会はFIFA標準規約に準拠した規約を承認すること」が義務付けられることとなった。これを受けて、JFAでも規約が改定され
【無料公開】なぜ芥川賞作家は「J2」をテーマに小説を書いたのか?『ディス・イズ・ザ・デイ』津村記久子インタビュー<1/2> このたびの大地震で被害に遭われた、北海道にお住まいの方々に謹んでお見舞い申し上げます。まだ余震も続いているようですが、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。 今週は蹴球本序評でも紹介した『ディス・イズ・ザ・デイ』の作者、津村記久子さんのインタビューをお送りする。まずは、この『ディス・イズ・ザ・デイ』の世界観について、簡単に説明することにしたい。 作品の舞台は、国内プロサッカーリーグの2部。所属する22チーム、それぞれの最終節を舞台に、それぞれのサポーターの人生がスタジアムで交錯する11篇の物語(+エピローグのプレーオフ)で構成されている。以下、登場する22チームのクラブ名とホームタウンを列挙する。 ネプタドーレ弘前(青森)、遠野FC(岩手)、白馬FC(長野)、CA
<1/2>はこちら ■日本のためでも韓国のためでもアジアのためでもなかった ――広瀬さんが岡野さんに直訴した招致議連の問題は、その後どうなったのでしょうか? 広瀬 結局、元総理の宮沢喜一さん(故人)に会長をお願いすることになった。宮沢さんは文教族だったし。それが発表されたのが95年の1月で、3月初旬の閣議了承をもって国家として正式にエンドース(保証)されたのね。ちょうどその頃、ワールドカップのフレンドリークラブに集まった40万人の署名と一緒に、FIFAに持って行った。11月には、さっき言ったインスペクションチームが来て、その対応も僕が担当した。スタンドがほぼ満員のJリーグの試合を見せて、日本は決してサッカー後進国でないことをアピールできたと思う。 ――この時点で広瀬さんの中では、どれくらい「いける!」という確信がありましたか? 広瀬 いわゆる「アンダー・ザ・テーブル」のことはわからないけれ
いったいどうしたことだろう。今年はスポーツの残念な話題が本当に多い。大相撲での「女性は土俵に入らないで」問題。女子レスリングのパワハラ問題。そして日大アメフト部の危険タックル問題。さらに、ボクシングにバスケットボールと続いて、今度は体操ときた。これらはいずれも2018年の出来事。東京五輪とパラリンピックを2年後に控えた今、なぜこうした問題が次から次へと明るみに出るのだろうか。 五輪でもなければ、アマチュアスポーツを取り上げることのないワイドショーが、ここぞとばかりに不祥事を取り上げるたびに「広瀬一郎さんが生きていれば」と思ってしまう。生前、主張し続けてきた「スポーツマンシップ」の大切さもさることながら、問題の本質を客体化してわかりやすく伝えることに関しては(ことスポーツ界では)広瀬さんの右に出るものはなかった。広瀬さんが生きていれば、これら不祥事がゴシップとして消費されるのではなく、むしろ
「結果を出せば、世論はひっくり返るんですよね」 ワールドカップ総括対談(清水英斗&宇都宮徹壱)<2/2> <1/2>はこちら ■川島の不調はハリルホジッチ解任の影響か? ──ここから日本代表の話に移りたいと思います。つい昨日、Yahoo!個人ニュースでアップされた日本代表の総括の原稿は、渾身の力作でしたね(参照)。 清水 ありがとうございます。あれを書いて体調を崩したんですよ(笑) ──すごく響いたのは、今回の日本代表はチームマネジメントの面での「ボトムアップ」が非常に効果的だったという部分でしたが。 清水 ちょっと皮肉めいた話ではあるんですけれども、選手が反乱を起こしたからこそ、結果的にボトムアップになったわけであって(笑)。でも「ボトムアップ」という言葉しかなかったんですよね。 ──その反乱に関しては、選手の間でも明らかなグラデーションがありましたよね。反乱の最右翼は「本田圭佑だった」
無料:「ハンドで退場は日本に最大限好意的」「ルール改正で三重罰はなくなったのに、相当心象が悪かった」(サッカーライター)ではなく競技規則通りの判定【審判批評コラム】 2018年06月21日 17時41分 カテゴリ: ★無料記事 先程、編集部から「日本×コロンビア戦でのハンドリングの判定について、『PKを与えたならイエロー止まりがスタンダードな判定になりつつあるなかで、日本に最大限好意的な判定をしてくれた』という記事を読んだのですが、FBRJの責務として再度ルール解説頂けませんか?」という連絡が来た。 確かに、翌日のワイドショーでもサッカー戦術に造詣の深い解説者の方が、「ルール改正後のPKの時のレッドカードというのは、相当にレフェリーの心象が悪かったのかもしれません」とコメントしていた。限られた時間の中での説明ということもあったのかもしれないが、「〇〇さんが言うなら」と信じてしまう方々も多い
<3/4>はこちら ■岡田武史への複雑な想い ──ところでサポティスタといえば、最近はアイドル方面でご活躍中の岡田康宏さんのサイトという認識が一般的だと思うんですが、もともとはハマムラシンヤさんという伝説的な人物が、スタジアムで配っていたアジビラがルーツなんですよね。 清 サポティスタを作ったのはハマムラさんですけど、正確にいうとサポティスタという「運動」をオーガナイズしたのが浜村さんというのが正しい。ジーコ解任デモ(04年)や、「川淵会長にレッドカードを!」デモ(06年)も、そうした運動の一環。岡田さんは、メディアとしてのサポティスタを作った人ですよね。 ──そのハマムラさんに対する清さんの認識は、どういったものでした? 清 ハマムラさんは基本的に左翼なんだけど、高円寺の『素人の乱』とか、早稲田の『だめ連』とか、90年代に出てきた「おもしろ左翼」の流れなんですね。つまり、どうでもいいネタ
ハリルホジッチの解任について思う。海外を見習う前に覚悟を持って支えたのか。そして、ドイツで起こったことを知ってほしい 2018年04月20日 17時55分 カテゴリ: ★無料記事 • グラスルーツ • 注目人気記事 タグ : pickup • ドイツサッカー • ドイツの育成 • ハリルホジッチ解任 • 日本の育成 ▼ハリルホジッチ監督が解任されて10日が経った。 この元日本代表監督の解任は様々な人が見解を述べ、様々な議論を巻き起こしている。「なるほど」と思わせられる意見も多かった。ワールドカップ開催の2か月前に解任されることに対して納得がいかないという思いは、僕にもある。 そこで急遽、自分なりにこの解任を振り返り、考えをまとめてみたいと思う。 SAMURAI BLUE(日本代表) ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除 #jfa #daihyo https://t.co/zE97W
4月9日、JFAは日本代表監督、ヴァイッド・ハリルホジッチ氏の解任を発表した。同日の午後、JFAハウスで会見があるようなので、この件についてのコラムはあらためて執筆することにしたい。とりいそぎ、先週4日にアップしたこのコラムを「緊急無料公開」とする(会員の皆さん、事後報告となってしまい申し訳ありません)。今から読むと何とも暗示的だが、私の考えはこの時から寸分も変わっていないことだけは申し添えておく。 日本代表のベルギー遠征取材から戻って、間もなく1週間になる。毎年楽しみにしている桜は、今年は例年より早く満開を迎え、散り際の美しさを眺めながら、ようやく日本代表について落ち着いて文章化してみようという気分になった。 マリに1−1、ウクライナに1−2という結果に終わり、国内での日本代表の評価が下がりまくっているのは、予想の範囲内であった。ただし、この期に及んで「ハリルを解任して●●を呼ぼう!」と
今年最初のFC今治の取材を終えて、松山に向かう伊予線の車内にて、この原稿を書いている。当初、来週からのハワイ取材について書こうと思ったのだが、ちょうど今朝届いたリリースを見て考えが変わった。発信元はJBFA(日本ブラインドサッカー協会)で、タイトルは「ブラインドサッカー日本代表高田敏志監督続投のお知らせ」。正直これを見て、いささかがっかりしてしまった。 誤解していただきたくないのだが、私は決して「高田敏志監督続投」にがっかりしているのではない。高田監督には昨年に当WMでもご登場いただいたが(参照)、野心的でありながら実に理にかなった強化策には、大いに感銘を受けたものだ。個人的にはぜひ、2020年の東京パラリンピックでも指揮をとってほしいと願っている。私が不満に感じたのは「続投」の二文字。つまり、無自覚的に野球用語がタイトルに使われていたことだ。 またしても誤解していただきたくないのだが、私
取材場所として案内されたのは、広々とした会議室。壁面には、長嶋茂雄と王貞治の直筆サインが入ったジャイアンツのユニフォームが、きちんと額装して飾られている。14年12月、日本で最も有名なプロスポーツチームである読売巨人軍は、アメリカのスポーツ用品ブランドであるアンダーアーマーと5年間のパートナーシップ契約を結んだ。ほんの数年前では想像もできなかった、このマッチング。実現させたのは株式会社ドームであり、今回のゲストである安田秀一さんである。 ドームといえば、アンダーアーマーの日本における総代理店であり、いわきFCのメインスポンサーとして知られている。その創業者にして代表取締役CEOの安田さんには、来月発売のフットボール批評の取材でインタビューさせていただいた。原稿はすでに入稿済みだが、安田さんのお話は予想していた以上に示唆に富んだものだったので、独立したインタビュー記事として今回掲載する(もち
さてお立会い。今週はJ2ファンなら知らぬ者がいないであろう、「来ないでJ2」botの中の人へのインタビューをお届けする。「来ないでJ2」については、拙著『J2 & J3 フットボール漫遊記』のプロローグでも言及している。以下、引用しよう。 「J2に来ないで 観客動員数がじわじわと減っていくよ」 「J2に来ないで 選手名鑑の写真が小さいよ」 「J2に来ないで シャトルバスの本数が少ないよ」 「J2に来ないで 試合結果は超速テロップ」 「J2に来ないで その気がなくてもいつの間にか馴染んでしまうよ」 これは『来ないでJ2(@dontcomej2)』というアカウントによるツイートの一部である。サッカーボールを擬人化したマスコット『Jリーグキング』をアイコンにして(ただし顔にはモザイクが入っている)、毎日定期的にJ2の「あるあるネタ」をツイートしていく。フォロワーは1万4590人(17年4月15日
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