ミレニアル世代やZ世代に特徴的な「イミ消費」を捉える上で重要になる「意味のイノベーション」。この理論を研究しているNEW STANDARD代表取締役の久志尚太郎氏は「日本および日本人の得意分野であり、非常に日本的なアプローチ」と言う。 「意味のイノベーション」などデザイン思考の方法論をビジネスに活用しているNEW STANDARD(東京・世田谷)代表取締役の久志尚太郎氏と、東京大学大学院工学系研究科准教授の柳澤秀吉氏が共同研究を進める「新価値創造メソッド」を徹底解説する本連載。 品質や見た目の美しさなどを求める「モノ消費」、希少性や独自性の高い体験を求める「コト消費」に加え、自分の価値観を投影するための「イミ消費」が求められる今の時代、ブランドビジネスでも「モノ」「コト」「イミ」のデザインが不可欠になりました。 特にミレニアル世代やZ世代は個々人の価値観による消費傾向が強く、「イミ消費」に