学校を、自社の商品やサービスとの新たな接点としたい企業は多い。江崎グリコの「セブンティーンアイス」は、1983年に販売を開始したロングセラーブランドでありながら、2023年と24年の2年連続で過去最高の売り上げを記録した。学校と丁寧にコミュニケーションし、生徒に学びの機会を提供しながら、同時に売り上げも上げていく異例の戦略が成果を上げている。 江崎グリコは、学校と生徒と丁寧にコミュニケーションし、学びの機会を提供しながら同時に売り上げも上げる戦略で成功している。写真は、実際にとある高校に設置されている様子 「生活者が大人になるまでに、ブランドとの接点をいかにつくり続けるかが重要だ」。そう話すのは、江崎グリコ 乳業事業部 マーケティング部の井上朋美氏。 セブンティーンアイスは、1983年に江崎グリコが販売を開始した自動販売機専用のアイスクリーム。自動販売機での販売は85年から始まった。主にス