はてなブックマーク

• あとで読む

  ネット広告不振の温床「MFAサイト」　マーケターが理解すべき5つの特性

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  2023年ごろからデジタル広告市場で「MFA」という言葉が注目を集めるようになった。Made-for-Advertisingの頭文字を取った造語で、文字通り広告収益を稼ぐことだけを目的としたサイトだ。その多くは低品質なコンテンツや訪問者を惑わせる構造で、インターネットの利用体験を阻害している。結果的に消費者の広告不信を招く恐れがあり、広告業界にとって頭痛の種だ。5つの特徴を解説する。 2023年ごろから「MFA（メード・フォー・アドバタイジング）サイト」と呼ばれる、広告収益だけを目的としたサイトが注目を集めている（画像／maicasaa／stock.adobe.com） 21％の広告インプレッションがMFA（メード・フォー・アドバタイジング）サイトに配信されており、広告費の15％はMFAサイトに費やされていた――。 ANA（Association of National Advertise

  • 政治と経済
  • 2025/02/25 09:48
• あとで読む

  人気漫画『“チ”』の編集者が語る、ヒットの裏側　自分が一番のターゲット

  5 users

  xtrend.nikkei.com

  編集者とは何か――。作品の裏側で、「黒子役」として作品と市場との距離感を冷静に俯瞰する様は、マーケターやプロデューサー、ディレクターをはじめとするあらゆる「仕掛け人」の仕事に通ずるものがある。NHK総合でアニメ化され、累計の発行部数が500万を超える人気漫画『チ。―地球の運動について―』の編集者に、漫画編集の裏側を聞いた。 今話題の漫画『チ。―地球の運動について―』（小学館）をご存じだろうか。若手漫画家の魚豊氏の作品で、15世紀の欧州で禁じられていた地動説を命がけで研究する人々を描いた作品。2020年9月から『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）で連載が開始されると、半年後には「マンガ大賞2021」（マンガ大賞実行委員会主催）で2位を受賞。24年10月からはNHK総合でテレビアニメの放送が開始された。 難解なテーマであるにもかかわらず、25年2月時点で発行部数は累計500万部を突破する

  • アニメとゲーム
  • 2025/02/20 11:39

  • マンガ
  • あとで読む
• あとで読む

  オプトの流儀で、コンサル先の営業利益10倍　「脱マージン」が奏功

  3 users

  xtrend.nikkei.com

  ネット広告専業のイメージが強かったオプトが、ここ数年コンサルティング事業に進出し、着実に成果を上げている。強みのデジタルマーケティングの知見・ノウハウを武器にすれば勝機あり――。そんな経営判断が今のところ奏功している。マージン型の広告代理事業に対し、コンサルティング事業はフィー型ビジネス。リスクはあるものの、うま味が大きいとあって、ほかの広告会社もコンサルティング事業に熱視線を送る。広告業界における勝負の軸が、大きく変わる機運が高まりつつある。 オプト（東京・千代田）は、従来のビジネスモデルである「マージン型」ではなく、成果報酬の「フィー型」の支援事業に取り組み始めている。日本駐車場開発への常駐支援の4年の成果を聞く(画像／オプトのWebサイトから） マージン型からフィー型へ。広告業界が今、ビジネスモデルの大転換期を迎えている。 各メディアとの交渉やプロモーションの企画や制作などを、広告主

  • 政治と経済
  • 2025/02/18 21:26
• あとで読む

  亀田製菓「不買運動」は効いているのか？　販売シェア推移の衝撃

  19 users

  xtrend.nikkei.com

  2024年12月から25年1月にかけて巻き起こった亀田製菓に対する「#不買運動」。同社会長CEOの「海外人材受け入れ」提案が「移民受け入れ」と訳されたことで反発を招き、台湾で基準値を超えるカドミウム検出も重なって、X上ではネガティブな投稿が急増した。では、不買運動によって亀田製菓はどの程度シェアを落としたのか？　日経POS情報の「せんべい」カテゴリーで週次の販売金額シェアを追跡した。 写真（右下）亀田製菓プレスリリース「米菓売上No.1ブランド『亀田の柿の種』から、親子で楽しめる シン・ど定番『亀田の柿の種 うましお』新発売」2024年3月6日、写真（他4点）「米菓No.1ブランド『亀田の柿の種』8年振りのパッケージリニューアル　2024年2月上旬より全国展開」2024年2月5日 「#亀田製菓不買運動」――。こんなハッシュタグを付けたX（旧Twitter）ポストが2024年の暮れから見られ

  • 政治と経済
  • 2025/02/18 11:05

  • ネット
• あとで読む

  ヤマザキ「春のパンまつり」　攻略しやすい商品ランキング2025年版

  207 users

  xtrend.nikkei.com

  2025年も「ヤマザキ 春のパンまつり」が始まった。山崎製パンが毎年2月から4月（北海道地区は3月から5月）に実施する期間限定キャンペーンで、対象商品の点数シールを集めればお皿と交換できる。では点数を効率よく集められるパンは？　その気になるランキングと、分析から導いた25年の傾向を解説する。 「ヤマザキ 春のパンまつり」は、山崎製パンが毎年2～4月（北海道地区は3～5月）に実施するキャンペーンだ。初開催の1981年以降、毎年開催されていて、2025年でなんと45回目となる。 この間、変わらぬ基本ルールは、「対象商品を買ってパッケージに貼られている点数シールを集める」「集めた所定の点数分とお皿を、ヤマザキ商品取り扱いの食品スーパーやコンビニで交換できる」というものだ。 25年のお皿のデザインは直径約15cm、高さ約5cmの「白いデリシャスボウル」。やや深めで丸みがあり、フルーツやサラダ、スー

  • 政治と経済
  • 2025/02/18 00:37

  • パン
  • 食
  • パン祭り
  • あとで読む
  • 食器
  • ヤマザキ
  • ビジネス
  • イベント
  • food
  • キャンペーン
• あとで読む

  SKY-HI　世の中に必要なイノベーションを起こした「No No Girls」

  90 users

  xtrend.nikkei.com

  ※日経エンタテインメント！ 2025年1月号の記事を再構成 BMSG×ちゃんみなのガールズグループオーディション「No No Girls」。1月11日にKアリーナ横浜で開催された最終審査「No No Girls THE FINAL」から7人組ガールズグループ「HANA」が誕生、1月31日には『Drop』でプレデビューを果たして大きな反響を呼んでいる。このオーディションにSKY-HIは、どんな思いで挑んでいたのか。今回は、最終審査前に収録していたインタビューを改めて公開する。 ちゃんみなによる「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」というメッセージで始まったオーディションには、過去に「No」を突きつけられ、夢がかなわなかった参加者が集まった。番組開始前からSKY-HIは「No No Girls」に対して、「革命が起きる」とし、「まだメンバーが決まっていないのに

  • エンタメ
  • 2025/02/13 22:29

  • 芸能
  • あとで読む
  • 音楽
  • 考え方
  • music
  • idol
  • インタビュー
  • 男女
  • ビジネス
• あとで読む

  スーパードライ66億円、黒ラベル22億円　テレビCMの売上貢献をMMMで検証

  3 users

  xtrend.nikkei.com

  年末年始は消費者が自宅で過ごす時間が増え、テレビ番組の視聴時間は増加傾向にある。これを商機と捉え、多くの企業がテレビCMの出稿に力を入れる。では、その成果はいかほどだろうか。本稿では、ビデオリサーチのデータを基に、2024年に1年間を通じて出稿本数の多かったアサヒビールの「スーパードライ」とサッポロビールの「黒ラベル」を選定。各ブランドのテレビCMの効果をMMMで徹底検証した。 年末年始はビールがよく売れる。各メーカーはマーケティング施策を精力的に行う。テレビCMの効果をMMM（マーケティング・ミックス・モデリング）で分析した（写真／VTT Studio/stock.adobe.com） 皆さんは年末年始をどの様に過ごしただろうか。2024年から25年にかけての年末年始は9連休の大型連休で話題を呼んだ。 平日を忙しく過ごす筆者は、朝のニュース番組以外は漠然とテレビを見る時間がとりにくい。帰

  • エンタメ
  • 2025/02/13 11:58

  • ad
  • TV
• あとで読む

  テンセント　世界初の技術を積んだ次世代携帯型ゲーム機を発売

  6 users

  xtrend.nikkei.com

  中国ネットサービス大手の騰訊控股のゲーム事業部門「騰訊遊戯」は2025年1月8日、世界最大級のデジタル技術の見本市「CES 2025」において、音響技術開発企業の清听声学とともに最新の家庭用携帯型ゲーム機「Sunday Dragon 3D One」を発表した。清听声学が手掛ける世界初の技術を取り入れ、新たなゲームの遊び方を模索している点が注目される。 2024年11月に発売された、テンセントの家庭用携帯型ゲーム機「Sunday Dragon 3D One（3D One）」（画像はテンセントのニュースリリースから） 5Gスマホから3Dゲーム機へ　テンセントの成長戦略 中国ネットサービス大手の騰訊控股（テンセント）のゲーム事業部門で、中国最大のゲーム事業者である騰訊遊戯（テンセントゲームズ）は、自社が得意とするオンラインゲームによって、中国のモバイルゲーム市場で成功を積み重ねてきた。 例えば、

  • テクノロジー
  • 2025/02/06 19:19
• あとで読む

  江崎グリコ「セブンティーンアイス」過去最高売上　今なぜ「高校」で増殖？

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  学校を、自社の商品やサービスとの新たな接点としたい企業は多い。江崎グリコの「セブンティーンアイス」は、1983年に販売を開始したロングセラーブランドでありながら、2023年と24年の2年連続で過去最高の売り上げを記録した。学校と丁寧にコミュニケーションし、生徒に学びの機会を提供しながら、同時に売り上げも上げていく異例の戦略が成果を上げている。 江崎グリコは、学校と生徒と丁寧にコミュニケーションし、学びの機会を提供しながら同時に売り上げも上げる戦略で成功している。写真は、実際にとある高校に設置されている様子 「生活者が大人になるまでに、ブランドとの接点をいかにつくり続けるかが重要だ」。そう話すのは、江崎グリコ 乳業事業部 マーケティング部の井上朋美氏。 セブンティーンアイスは、1983年に江崎グリコが販売を開始した自動販売機専用のアイスクリーム。自動販売機での販売は85年から始まった。主にス

  • 暮らし
  • 2025/02/04 09:38

  • マーケティング
  • 食
• あとで読む

  NTTドコモのマーケ大改革　成果生むマーケティング組織と人材の育て方

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  ここ数年、顧客起点のマーケティング改革に取り組んでいるNTTドコモ。統合マーケティング部門を立ち上げ、全社共通の成果指標を基に、サービス間の連携を強化して成果を上げている。企業がマーケティング組織の変革を成功させるための条件とは何か。NTTドコモの伊藤邦宏氏と、グロースX取締役で、NTTドコモのシニアマーケティングディレクターでもある西井敏恭氏が、強いマーケティング組織をつくるポイントを語り合った。 ※本稿は2024年12月12日、日経クロストレンドがマーケティング人材育成サービスを提供するグロースX（東京・渋谷）と共同で開催したセミナー「成果が出るマーケティング組織変革」の内容を抜粋、再編集したものです。 シンクロ（東京・渋谷）代表取締役社長でグロースX取締役CMO（最高マーケティング責任者）の西井敏恭氏（写真左）と、NTTドコモ コンシューマサービスカンパニー カンパニーコーポレート

  • 政治と経済
  • 2025/02/02 12:55
• あとで読む

  「CEPごっこ」を防ぐには？　カテゴリー理解が先、ミクロな理解は後　

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  日経クロストレンドは2025年2月、全3回にわたる特別講座「『エビデンスの使い方』をマスターする実践講座」を開催します。『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題』（日経BP）の著者である芹澤連氏と共に、エビデンスベーストマーケティングのスキルやノウハウを習得するための講座です。開催に先立ち、ゲスト講師を務めるカタリナマーケティングジャパン取締役副社長COO（最高執行責任者）の松田伊三雄氏との対談から、“CEPごっこ”を防ぐための「カテゴリー理解の重要性」と「CEPポテンシャルの考え方」を探っていきます。 ――最近、さまざまな生活シーンやタイミングで消費者に買ってもらう「きっかけ」に当たる「CEP（カテゴリーエントリーポイント）」という言葉が注目されていますね。 芹澤連氏（以下、芹澤）　話題になっていますね。CEPはエビデンスベーストマーケティング（EBM）の中でも、比較的“とっつきやすい”の

  • 政治と経済
  • 2025/01/29 08:15
• あとで読む

  サッカー「Jリーグ」劇的V字回復　離反層も呼び込んだマーケ戦略の全貌

  5 users

  xtrend.nikkei.com

  Jリーグ公式試合の年間総入場者数が1200万人を初めて超え、1993年のリーグ開始以来、過去最高の数字をたたき出した。好調の裏には、顧客基盤を9つの層に分け、アプローチする層ごとに設定した精緻なマーケティング戦略がある。顧客が心を動かされやすい2つのコンセプトを設定し、それを基にした施策がファン・サポーターの心をつかんだ。 2024年、Jリーグ公式試合における年間総入場者数が1254万265人となり、これまで最多だった19年（1104万3003人）の記録を更新した。 これはビッグクラブだけの成果ではない。 明治安田Jリーグ（J1、J2、J3）をカテゴリー別に見ると、平均入場者数は前年比でJ1（107％）、J2（111％）、J3（112％）と、全てで上回った。J1が18から20クラブに増加したことで全体を押し上げただけでなく、地域に根ざしたローカル戦略の効果が実を結び、J2やJ3でも入場者数

  • エンタメ
  • 2025/01/27 09:29

  • マーケティング
  • サッカー
• あとで読む

  「私は巨匠」　性格診断で“肩書”を欲しがる若者　MBTIは経営層に人気

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  最近の若者は無料の性格診断テストを行い、“肩書”を名乗るのがトレンドだ。診断結果を、SNSのプロフィルなどで積極的に公開する人も多い。若者が自分の性格タイプを知りたがる理由とは。 ※日経トレンディ2025年2月号より。詳しくは本誌参照 16Personalitiesは、性格を16タイプに分類して診断するウェブサービス。各タイプの特徴に応じて、「主人公」や「巨匠」などの“肩書”も表示する点が人気の理由だ。診断結果を、SNSのプロフィルなどで積極的に公開する若者も多い 16Personalities 「私は『巨匠』。あなたの“肩書”は？」真の自分を知った気になれる性格診断が大受け 最近の若者は、“肩書”を名乗るのがトレンドだ。そこで使われるのが、無料で性格診断テストができるウェブサービス「16Personalities」。「単純明快なアイデアよりも、複雑で斬新なアイデアのほうがワクワクする。」

  • 政治と経済
  • 2025/01/23 08:24
• あとで読む

  セグメントもインサイトもペルソナもいらない？　顧客理解の誤解

  3 users

  xtrend.nikkei.com

  北の達人コーポレーション社長の木下勝寿氏と、『顧客を見れば、戦略はいらない　解像度を上げるボトムアップマーケティング』（日経BP）を出版した川端康介氏による対談の後編。前編 北の達人・木下社長と語る“コンバージョン・エントリー・ポイント” ではコンバージョン・エントリー・ポイントの有効性などについて意見を交わしたが、後編では「顧客理解の誤解」や戦略と実行のバランス、A／Bテストへと話が広がった。 「誰しも反応する部分」にフォーカスする 川端康介氏（以下、川端）　競合が増えてニーズが多様化し、顧客理解の難度が上がっていると感じることはありますか？ 木下勝寿氏（以下、木下）　いや、それはないですね。顧客というか人って、「誰もが同じように反応する部分」と「人によって異なる部分」があるじゃないですか。この商品が売れました、この広告が当たりましたというときに、誰しも反応する部分を探って、セルフ・イン

  • 政治と経済
  • 2025/01/21 11:24
• あとで読む

  「コトラー派」の盲点　なぜブランドはSTPで成長しないのか？

  3 users

  xtrend.nikkei.com

  ▼前回の記事はこちら ポジショニング戦略の盲点　「独自の位置づけ」という幻想 エビデンス×確率論がもたらすマーケの新境地 みなさま、少々遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。 2024年は拙著『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題』（日経BP）への多大なるご関心を賜り、本当にありがとうございました。日本でも各企業でエビデンスベーストマーケティング（EBM）を取り入れる動きが始まり、25年はさらに加速していくものと思われます。 そうした流れをリードするため、様々な企業の最高マーケティング責任者（CMO）を招聘（しょうへい）し、日本エビデンスベーストマーケティング研究機構（EBMI）を設立しました。25年は大きなプロジェクトがいくつも動き出すのですが、それらの成果も、随時こちらの連載でお届けしたいと考えています。 一方、EBMを定着させるには、まだまだ多くの議論や学びの場が必要

  • 政治と経済
  • 2025/01/20 12:54
• あとで読む

  セブンが挑む「いれたて紅茶」という新市場　コーヒーと異なる役割とは？

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  2025年はどんな商品・サービスがヒットし、どんな新しい潮流が生まれるのか――。特集「日経デザイン的トレンド予測2025」の第1回は、セブン-イレブン・ジャパンがテスト販売を実施している「いれたて紅茶」。ティーバッグを使わず、紅茶専用のオリジナルマシンで1杯ずつ茶葉から抽出。コーヒーとは異なる、紅茶ならではの役割に勝算を見いだしている。 セブン-イレブンは全国に2万1651店舗あり、いれたて紅茶のテスト販売をしているのは約70店舗（2024年12月末時点）（撮影／名児耶洋、スタジオキャスパー） 日経デザインの視点で25年のトレンドを予測するのが、特集「日経デザイン的トレンド予測2025」。 セブン-イレブン・ジャパンが2013年に発売したいれたてコーヒー「セブンカフェ」は、23年10月末に累計販売数が80億杯に到達した。 「コンビニコーヒー」という新市場を創出した同社は、セブンカフェの新商

  • 暮らし
  • 2025/01/20 09:17
• あとで読む

  「数式なし」で覚えるマーケター必修の統計学　NBDディリクレとは？

  3 users

  xtrend.nikkei.com

  『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題』（日経BP）の著者でマーケティングサイエンティストの芹澤連氏による、「エビデンス×確率論がもたらすマーケの新境地」がテーマの最終回。エビデンスベーストマーケティング（EBM）には、「ダブルジョパディの法則」や「購買重複の法則」といった法則性やパターンの話が多く出てくる。今回は、そうした法則性の裏側にある「NBD-ディリクレ」という統計モデルを、数式を使わず、かつ1つのストーリーとして理解できるように解説する。 どのようなメカニズムでそのビールが選ばれたのか、知っていますか。背後には「確率」が潜んでいます　（画像：Serhii／stock.adobe.com） ▼前回の記事はこちら 「ポリアの壺」で理解するブランド選択メカニズム　確率論の勘所 物事はリニアに捉えてもどこか無理がある いきなりですが、みなさん企画を考えるとき、次のようなリニア思考になって

  • 政治と経済
  • 2025/01/20 00:37
• あとで読む

  「ポリアの壺」で理解するブランド選択メカニズム　確率論の勘所

  3 users

  xtrend.nikkei.com

  『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題』（日経BP）の著者でマーケティングサイエンティストの芹澤連氏による、「エビデンス×確率論がもたらすマーケの新境地」の第2回。今回は確率論の見地から、メンタルアベイラビリティの形成やブランド選択のメカニズムについて解説する。 ▼前回の記事はこちら 「コトラー派」の盲点　なぜブランドはSTPで成長しないのか？ 前回の記事（「コトラー派」の盲点　なぜブランドはSTPで成長しないのか？）では、STP（セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング）やペルソナを例に「現実の購買行動は理論通りにはいかない」という問題提起を行い、決定論的なマーケティングパラダイムのデメリットを指摘しました。 そうした短所を補うために、エビデンスベーストマーケティング（EBM）では「確率論的なマーケティングパラダイム」を取り入れます。 ▼関連記事 「コトラー派」の盲点　なぜブラ

  • 政治と経済
  • 2025/01/19 06:37
• あとで読む

  なぜ広報が暴走し始めたのか？　自己発信型広報に潜むリスク

  5 users

  xtrend.nikkei.com

  ここ最近、広報担当者が行った不用意なSNS投稿が、炎上の火種となるケースが増えています。ある意味、広報の発信力が高まり“目立っている”とも受け取れますが、喜んでばかりもいられません。話題の「自己発信型広報」について、釘を刺しておく必要がありそうです。 SNSは広報にとって情報発信の武器となり得るが、そこに潜むリスクについても十分考慮する必要がある　（画像／78art/stock.adobe.com） 「キラキラ広報（キラ広）」は吉良上野介の略ではない 先日、日経クロストレンドを楽しく読んでいたところ、「炎上事件簿300」というとても気になる特集がありました。なかんずく「2024年下期は広報が暴走　不適切にもほどがある広告、投稿100選」という記事は、広報担当としてつい目に留まりました。 ▼関連記事 炎上事件簿300 2024年下期は広報が暴走　不適切にもほどがある広告、投稿100選 確かに

  • 政治と経済
  • 2025/01/16 09:14
• あとで読む

  「chocoZAP」広告事業、計画比2倍以上に　BMI、睡眠記録でターゲティング

  3 users

  xtrend.nikkei.com

  花王、キッコーマン食品、エースコック（大阪府吹田市）など、大手広告主が相次いで出稿しており、「広告事業は非常に順調。予算比で2～3倍の売上高になっており、持続的な運営ができている」とRIZAP法人事業本部の穴沢広夢本部長は明かす。 chocoZAP Partnersは、店内での商品サンプリングなど、アナログな取り組みから試験的に開始。現在は店内に設置したデジタルサイネージへの動画配信、店舗内での商品サンプリング、店舗全体を広告対象商品の広告クリエイティブでラッピングするジャック型広告、スマートフォン向けアプリの顧客IDを軸に蓄積したデータを用いたディスプレー広告の配信などのデジタル広告など、店内外で10以上の広告商品を提供する。 この広告事業、外から見れば、RIZAPにとって非中核事業のように思える。だが、実際は戦略的な位置付けだ。 「米アマゾン・ドット・コム（Amazon）はBtoC（消

  • 政治と経済
  • 2025/01/15 08:23
• あとで読む

  ゲームクリエイター桜井政博氏インタビュー　「遊びの仕事は遊びじゃない」

  457 users

  xtrend.nikkei.com

  クリエイターの頭の中、ものづくりの思考をじっくり知ることができるとあって、大きな話題を呼んだYouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」。『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』などの人気シリーズを生み出したゲームクリエイターの桜井政博氏のチャンネルで、約2年半もの期間にわたって合計250本以上もの動画が公開された。ゲーム業界の関係者だけでなく、マーケターやものづくりに携わる人も必見だ。今回は、桜井氏にものづくりへの姿勢や仕事への向き合い方などを聞いた。 ゲームクリエイターの桜井政博氏は、YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」を約2年半もの期間更新。今回は、同氏にゲームづくり、ものづくりで意識していることを聞いた（画像は、「桜井政博のゲーム作るには」1本目の動画「このチャンネルについて」から）

  • アニメとゲーム
  • 2025/01/14 18:37

  • インタビュー
  • あとで読む
  • ゲーム
  • 仕事
  • game
  • youtube
  • 考え方
  • 動画
  • ゲーム開発
• あとで読む

  サイバーエージェントがテレビCM販売へ　日テレ運用型広告で業界激震

  36 users

  xtrend.nikkei.com

  日本テレビ放送網は、2025年3月からテレビCMをデジタル広告のように運用できる新たな広告サービス「スグリー」の販売を開始する予定だ。テレビCMの運用性が向上することで、広告主への影響が大きいだけでなく、サイバーエージェントをはじめとしたデジタル広告代理店もテレビCMの販売を開始するなど、業界への影響も大きい。この新広告によってテレビCMが復権を果たすか、予測する。 2025年3月、日本テレビ放送網（東京・港）は新たなテレビCMサービス「スグリー」を販売開始予定だ。広告主だけでなく、広告代理店を含めた業界全体に大きな影響を与えようとしている（撮影／石飛大和） 2024年12月4日、東京都港区汐留の日本テレビ本社では、25年3月に販売開始する新テレビ広告サービス「スグリー」の広告代理店向け説明会が行われていた。 「電通以外の会社の方はこちらで受け付けをお願いします」 記者が受け付けに向かうと

  • 政治と経済
  • 2025/01/14 09:39

  • ad
  • あとで読む
  • TV
• あとで読む

  2025年広告大予測　テレビ復権、Google解体論、ポスト・リテールメディア

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  一方で、これまで広告市場を支えてきた4マスメディア（テレビ、新聞、雑誌、ラジオ）は成長が鈍化している。メディアの主役だった「テレビメディア広告費」は前年比96.3％の1兆7347億円で、市場規模でネット広告費に2倍近い差をつけられている。 「デジタルは伸びているが、テレビは減っている。そのため、広告市場は成長産業ではなくなっているという指摘をもらうことは増えている」（博報堂の常務執行役員の青木雅人氏）のは事実だ。 だが、可処分時間で見れば、消費者と広告の接点は今も増え続けている。「キーワードは『マルチスクリーン』。当社の調査データではテレビ、スマートフォン、タブレットなどで、コンテンツサービスに接触する時間は平均で13時間を超えた。睡眠時間が8時間とすれば、情報と接触していない時間は2～3時間しかない」と青木氏は続ける。 デジタルの普及によって、既存のメディアとの接触時間がデジタル由来のも

  • テクノロジー
  • 2025/01/14 09:35
• あとで読む

  「SNSマーケティング」に近づく寿命　活用から適合へと時代は変化

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  SNSが社会に普及、浸透したことで「SNSマーケティング」という言葉は寿命を迎えようとしている。黎明（れいめい）期から企業のSNS活用を支援してきたトライバルメディアハウス代表取締役社長の池田紀行氏は、これから求められるのは従来のマーケティング活動をSNS時代に適合させることだと説く。 「『SNSマーケティング』は言葉としての終わりを迎えようとしている」と池田氏は説く。黎明期から企業のSNS活用を支援してきた著者の真意とは（画像／prima91／stock.adobe.com） 今回、日経クロストレンドから取り上げたい記事は『「スキップされない広告」驚異の平均再生300万回超　大企業が軒並み出稿』です。 ▼関連記事 「スキップされない広告」驚異の平均再生300万回超　大企業が軒並み出稿 この記事では、広告なのに離脱が起きにくい縦型ショートドラマをPRに活用する企業の取り組みが紹介されていま

  • 世の中
  • 2025/01/10 14:37
• あとで読む

  ポジショニング戦略の盲点　「独自の位置づけ」という幻想

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  広告は消費者にどのような影響を与え、売上やシェアを生み出すのでしょうか。根拠のあるコミュニケーションデザインとはどのようなものなのでしょうか。前回に引き続き広告コミュニケーションの土台となってきた考え方の妥当性を考えていきます。今回は「ポジショニング」についてです。コレクシア（東京・中野）執行役員で日本エビデンスベーストマーケティング研究機構の主幹研究員も務める芹澤連氏の『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題』より一部抜粋して解説します。

  • 政治と経済
  • 2025/01/10 09:12
• あとで読む

  商業施設は「広告メディア」に　場所貸しの限界、テナント誘致の秘策

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  商業施設の景色が今、変わっている。新型コロナウイルス禍でECが加速する一方、商業施設内では空床が目立つように。転じて増加しているのが、ポップアップストアやイベントなどを組み替えて開催できる、自由なスペースで構成されるフロアだ。そこにあるのは、立地だけではない付加価値が施設の生命線になりつつある現実。変わりゆく商業施設のマーケティング戦略を探った。 人気のアパレルや雑貨店、飲食店が軒を連ねる一方で、地下には銭湯、上階にはデザイン事務所やフォトスタジオ、ラジオ局が入っているかと思えば、フロア全体が期間限定のイベントスペースになっている階もある──。 アパレルなどが核となっていた既存店舗とは一線を画す。商業施設の景色が今、変わっている。 最近の商業施設で起きている最も大きな変化は、常設店の区画が減少傾向にあることだ。出店側のニーズの変化に伴い、施設側はポップアップストアの出店区画やイベント区画な

  • 政治と経済
  • 2025/01/08 10:05
• あとで読む

  ウォルマートの「EDLP」が儲かる理由　ブランディングの本質にあり

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  Strategy Partners 代表取締役社長 兼 Wisdom Evolution Company 代表取締役社長の西口一希氏と中央大学名誉教授／日本マーケティング学会 元会長の田中 洋氏による、「ブランディング」談義は白熱する。米小売りのウォルマートとKマートの戦略の違いから、西口氏はブランディングの本質を学んだという。ウォルマートのEDLP戦略がなぜもうかるのかを解説する。

  • 政治と経済
  • 2025/01/07 00:28
• あとで読む

  「ピタゴラスイッチ」生みの親・佐藤雅彦氏に聞く「伝え方」「分かり方」

  4 users

  xtrend.nikkei.com

  「ポリンキー」「カローラIIに乗って」「バザールでござーる」などヒットCMを数多く生み出し、幼児教育番組「ピタゴラスイッチ」や大ヒット曲「だんご3兄弟」、書籍『経済ってそういうことだったのか会議』を手掛け、慶應義塾大学や東京藝術大学で教壇に立つなど、表現者・教育者として多方面で活躍してきた佐藤雅彦氏。その佐藤氏が2024年9月から、コンテンツ投稿サイト「note」で「佐藤雅彦のそういうことか新聞」（以下、「そういうことか新聞」）をスタートした。なぜnoteを始めたのか。また、佐藤氏がテーマにしている「伝え方」「分かり方」についても聞いた（聞き手＝日経デザイン編集長・⼭下奉仁）。

  • 政治と経済
  • 2025/01/06 20:23

次のページ