東大の赤門を入り、右に歩くと、高い建物があった。このビルの14階で今日の会議がある。 14階からの見晴らしはすばらしい。スカイツリーがすぐ目の前に堂々と立っていた。 時間となり、シンポジウム『学術情報流通の改革を目指して』~大手出版社が考えるビッグディール後の契約モデル~が始まった。 国立大学図書館協議会会長の古田元夫東京大学附属図書館長の挨拶。 東大図書館の尾城孝一課長が国大図協の学術情報流通改革検討特別委員会事務局として、電子ジャーナルに関するこれまでの活動と、現状について報告した。 少し目新しいところとしては、今年の4月からNII(国立情報学研究所)内に電子ジャーナル購入のための新たな組織ができ、そこに専従の職員3名を置くこと。少しだけ出版社と戦える体制ができたかな、と感じた。 つづいて、シュプリンガー、エルゼビア、ワイリー、三社の世界戦略ディレクターらが今後の電子ジャーナルのビジネ