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アメリカ大統領選
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→前回からつづく 早大でも90年代にノンセクトの中から「だめ連」が台頭してくるわけで、「だめ連」の例えばペペ長谷川氏などに話を聞いてもよかったのだが、もっと恰好のインタビュー相手がいた。やがて「だめ連」を生み出す80年代後半以来の早大“準ドブネズミ系”ノンセクトの中心人物であり、学籍を失って以降も延々と00年代末まで早大ノンセクトを“指導”し続けてきた、まるで党派活動家のようなノンセクト活動家である花咲政之輔氏だ。「太陽肛門スパパーン」なるバンドの活動でも知られる人物だが、私は90年代に「だめ連」界隈で何度か花咲氏と遭遇しており、かつ花咲氏の活動をスガ秀実氏がずっと支援してきた関係で、やはり07年の都知事選の前後にスガ氏に仲介されて、どうやら“ファシズム転向”した私を警戒していたらしい花咲氏との交友が復活していた。 中川氏にインタビューした法大学生運動史のテープ起こしをまずはネット上で公開
ゲンロン「昭和批評の諸問題1975-1989」を読む (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7) ゲンロン「平成批評の諸問題1989-2001」を読む (1)(2)(3)(4)(5)(6) ゲンロン「平成批評の諸問題2001-2016」を読む (1)(2)(3)(4) →前回から続く 東浩紀が中心となって刊行している雑誌『ゲンロン』創刊号(2015年12月)、第2号(2016年4月)、第4号(2016年12月)と3回にわたって掲載された「現代日本の批評」座談会をテキストとする、福岡の“外山界隈”による読書会を、こちらも律儀に3回にわたって今年6月に開催し、その全編テープ起こしを当サイトに“連載”してきた。 第1回座談会「昭和批評の諸問題 1975-1989」を読む(6月4日の読書会レポート) 第2回座談会「平成批評の諸問題 1989-2001」を読む(6月11日の読書会レポート) 前回まで
私ぐらいになると(?)新聞とかべつに読まなくてもいいんだが、ネタ探しのつもりもあってこのweb版『人民の敵』を始めた昨年夏から、なるべく毎日(しょっちゅうあちこち動き回って本拠の福岡を留守にしてることも多いんで購読契約はせず、その都度わざわざコンビニで買って)新聞を読むようにしている(そのわりには“時事ネタ”を書くことは少ないけれども)。で、昨日(6月8日)の朝日新聞の国際面の記事の中に、こんな一文があった。 容疑者は40歳のアルジェリア人とされ、フランスの大学に籍を置いて論文を書いていた。過激思想に染まった兆候は見られなかったものの、パリ郊外の学生宿舎の家宅捜索でビデオが見つかったという。 パリ警官襲撃、ISに忠誠か とくに何の変哲もない文章だとたいていの人は思うだろう。しかし私は「ん?」と引っかかった。内容にではない。「過激思想に染まった」という表現である。「昔の新聞って、こんな表現を
前回、紙版『人民の敵』第29号および第30号について紹介したばかりだが、その後さらに第31号を刊行したので今回もまたその販促を兼ねた内容紹介をしよう。 すでに書いたとおり、私と誰かの対談や座談会のテープ起こしを主なコンテンツとしてきた紙版『人民の敵』の新趣向として、第29号から今回の第31号にかけて、福岡でやっている読書会の模様を“完全再現”してみた。第29号では森元斎『アナキズム入門』(筑摩新書・2017年3月)をテキストとした3月19日の読書会、第30号では栗原康『現代暴力論』(角川新書・2015年)をテキストとした3月26日の読書会である。しかし『現代暴力論』は1回約5時間の読書会では読み終わることができず、4月2日に改めて後半を読み進む読書会をおこなって、それを“完全再現”したのが第31号の“コンテンツその1”となっている。 そもそもこの計3回の読書会は、1回目を終えてみて「“検閲
ツイッターのアカウントを止められている。 別に過激なツイートが問題になってとかではなく、単にいわゆる“複数アカウント”の使用者をツイッター当局が急に摘発しまくってるあおりを受けたのであるらしい。 先日レポートした第6回「学生向け教養強化合宿」の最終日・3月10日あたりにアカウントを凍結されていることに気づいた。実際に凍結されたのもこの日のことであるようだ。 ページのトップに 「現在、ご利用のアカウント(@toyamakoichi)は凍結されています。 詳しくは、『凍結されたアカウント』をご覧ください」 という表示が出るようになったので、その“凍結されたアカウント”というツイッター当局による解説ページを見てみた。「ヘルプセンター」の中の1つのページだった。 「異議申し立てをすることによって、アカウントを凍結解除できる場合があります」 という記載がある。 「こちらをクリックし、異議申し立ての詳
ここんとこずっと、せいぜい近所のコンビニに新聞やタバコを買いに出る以外は自宅にこもったきり、ほとんど風呂にも入らず、紙版『人民の敵』に掲載する対談などのテープ起こしをガムシャラに進め、疲れたら横になって気分転換のつもりのミステリ小説をつい読み耽ってしまい、やがてそのままウトウトして、また目が覚めたらテープ起こしの続きを……という“昼夜逆転”どころか何らかのサイクルそのものが存在しないような生活で、さきほどようやく編集、印刷、製本そして発送まで(発行予定日から3週間遅れで)完了して、気がつくとこのウェブ版『人民の敵』の前回更新から10日以上も経っているではないか! 最低でも週イチで更新するつもりなのに、面目ない。 さて完成したばかりの紙版『人民の敵』第27号。 コンテンツは2本で、“その1”は20年来の友人・藤村修氏との“時事放談”、“その2”は約7ヶ月間の全国ツアーをさきごろ終えたばかりの
支援者向けの月刊誌『人民の敵』の第26号が出たので以下、宣伝を兼ねて書く。 今回はまず、『日本会議の研究』(扶桑社新書・4月)のベストセラー化で一躍“時の人”となった感のある菅野完氏、日本国体学会理事で亜細亜大の講師も務めている政治学者の金子宗徳氏、そして一昨年の都知事選での“舛添サンほめご…いや大絶賛キャンペーン”に際しての名人芸級のアドリブ街宣でもおなじみの「維新政党新風」若手活動家・山本和幸君という、“右翼方面”の3名の友人知人との東京での歓談テープ起こしが“コンテンツその1”である。主に菅野氏と金子氏とをお引き合わせすることを目的に、すでに双方と(菅野氏とは“反原発右派”つながりで、金子氏は私が編集した“反体制右翼マガジン”『デルクイ』の執筆者でもあり)面識のあった私が7月にセッティングしたのだが、あろうことかまさにその当日、例の“陛下、生前退位の御意向”の第一報が流れ、揃いも揃っ
サンダースにはがっかりだ。 ファシストというのは、創始者のムソリーニからしてそうであるように出自が左翼なものだから(ムソリーニは元々はイタリア社会党の極左派指導者。他にもフランスのジャック・ドリオ、イギリスのオズワルド・モズレーなど、戦間期の各国の代表的なファシストには“元極左”を含む左翼出身者が多い)、私も元左翼の血が騒いで、今回のアメリカ大統領選の中盤(?)の“サンダース旋風”についつい心ときめかせてしまったが、不覚だった。 とはいえ、奇跡的に“面白い”選挙だった。常々公言しているとおり私は“選挙そのものに反対”の反民主主義のファシストだし(ファシズムも色々で、ムソリーニのファシズムは自由主義的で反民主主義的、ヒトラーのナチズムは民主主義的で反自由主義的だ)、少なくとも私自身は今後も“選挙によらない”日本ファシズム革命を目指すが、さっすが先進国アメリカはどこぞの後進土人国家とは違って多
早稲田大学の学園祭に(元)在特会の桜井誠氏が呼ばれ、当然ながらいわゆる「カウンター」、反ヘイトスピーチの運動を担ってきた人々から抗議が殺到し、中止になるという事件が起きた。 桜井氏を呼ぼうとしたのは、もちろん(?)早大祭の実行委員会や早大当局などではなく、早大祭に参加しているたくさんの学内サークルの1つである。「人物研究会」なるサークルで、どうやら“公認サークル”であるらしい。とくに政治的なサークルではなく、むしろノンポリの集団であるようだ。 今回の早大祭での同サークルの企画は「裏・東京都知事選」と題され、7月の都知事選に出馬した中から5名のいわゆる“泡沫候補”を呼んでの討論会のようなイベントを開催しようとしていたのだと思われる。他の4名からは圧倒的に抜きん出て10万票以上を獲得した桜井氏も、学生たちに“泡沫候補”扱いで同じ枠にくくられてしまったということだろう。どうであれ、徹頭徹尾“オフ
私が主に現地工作員を務めている「劇団どくんご」福岡公演は、福岡市教育委員会の後援を受けている。 ……と聞くとなんかリッパそうだが、一口に後援と云ってもほんとの(?)後援と形ばかりの後援とがあって、前者は財政的な支援や優遇が伴うもの、後者はそんなの伴わない単なる名義貸し的な、例えばチラシなんかに「後援・福岡市教育委員会」と記載してもいいですよぐらいのものだ。そしてもちろん(?)「どくんご」の場合は後者である。この“形ばかりの”後援の場合、審査めいたものも無いに等しく、要は書類を揃えて申請さえ出せばまず右から左に通る。 じゃあどうしてそんな無意味な後援を申請するかというと、もちろんリッパっぽい権威づけをするためではない。 そもそもは市の公園を借りるためだった。「どくんご」は野外テント劇団であり、全国約40ヶ所の公演地でそれぞれ、どこかせめて10数メートル四方以上の平地を確保しなければならない。
世紀の大陰謀である。 国慶節つまり本日10月1日の中国・建国記念日を祝し、中国共産党指導部に宛てて、日本を代表する革命家として、ほめご……いや心からのお祝いの手紙を、公開書簡の形で発表した。 以下がそのURLである。 中国共産党への公開書簡 当たり前だが全文中国語である。中国語も日本語も完璧にできる人をさまざまなツテを頼って探し、翻訳してもらった。日本語の原文もそのうち何らかの形で公開することになると思うが、現時点では中国語版だけを公開している。 本当は昨年中、できれば12月8日あたりに“戦後70年談話”と称して公開したかったのだが、その時点ではまだ翻訳してくれる人が見つかっておらず断念した。 先日、『週刊SPA!』のweb版である「日刊SPA!」に、「『選挙に行くな! そして日本は中国に朝貢せよ!』 外山恒一の主張をあなたはどう思う?」と題したプチ・インタビューが掲載され、“炎上”という
炎上中、というほどでもないが、とにかく非難轟々である。「日刊SPA!」(『週刊SPA!』のweb版)に掲載されたプチ・インタビューが“火元”である。 Yahoo!ニュースとかにも記事は転載されているようで、いま見てみると“コメント数1518件”となっていて(せんごひゃくぅ!?)、大半、というかほとんどは批判、というか罵倒、ヒボー中傷の類である。 むろん予想できたことではある。なにせタイトルからして「選挙に行くな!そして日本は中国に朝貢せよ!」である。「選挙に行くな」はともかく「中国に朝貢せよ」なんて主張が現下の状況で反発を呼ばないわけがない。文中にあるとおり、私の主張におおむね賛同してくれている周囲の親しい活動家諸君にも、この主張にだけはなかなか賛同してもらえないほどなのだ。 が、まあどーでもいい。私はこの4、5年、あちこちで“中華主義”を吹いて回っているのだが、今回の記事で文字起こしされ
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