シンセサイザーの面白いところは、値をいじることでフレーズが変化すること パソコン音楽クラブ インタヴュー パソコン音楽クラブの5作目となるアルバム『Love Flutter』。ダンス・ミュージックに軸足を置き、ノイズや音の揺らぎにも満ちた作品だ。聴こえるのは、大人になってそのかたちは変わったかもしれないけど、なくなることはなく、むしろ通り過ぎることができないような、生活にある心の機微、ときめきについて。 アナログ・シンセサイザーを導入し、身体の動きがそのまま伝達される手演奏も多く取り入れたというこの作品で、パソコン音楽クラブの二人が考えていたのはどんなことだったのか、今作で取り組んだサウンドや活動のあり方についても話を訊いた。 (インタヴュー・文/佐藤遥 写真/Syuya Aoki 協力/岡村詩野) Interview with Pasocom Music Club (Shibata Ao