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ノーベル賞
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菅新首相は、よく言えば柔軟、悪く言えば風見鶏的なところがあると思われます。 かつては、異常なまでに官僚を敵視し、徹底的に遠ざけたり、怒鳴りつけたりしていました(イラ菅と言うあだ名は有名ですね)。 しかし、政治主導を政治「家」主導と勘違いしてしまい、ド素人政権となって右往左往したことはご存知の通りです。 そこでやっと、ブレーンがいない政治家が「裸の王様」であることに気付いたのは良いのですが、今度はいくらなんでもヨイショのし過ぎで、あれでは官僚諸氏は苦笑いするしかないでしょう。 さて、その菅氏は誰に吹き込まれたのか 「増税しても正しく使えば経済成長が可能」 と主張し、これをカンジアンなどと呼んで悦に入っている様です。 一見、なるほどと思える説ですが、これはトンデモナイ経済学つまりブードゥー経済学です。 今の、収入が300万円しかない家が、400万円の借金をして700万円の消費(投資ではありませ
「改革派経済人の懺悔の書」 と言うことで、久米宏氏などがTVやラジオで褒めていると言うので、嫌な予感はしたのですが、読まないことには何も言えないので読みました [][]ヽ(・・ )フムフム 嫌な予感は的中┌|゜□゜;|┐ガーン!! 不勉強、無教養、無節操なアジテーター久米宏レベルが喜びそうな、どうしようもない内容に唖然とさせられます(゜Д゜;≡;゜Д゜) 「グローバル資本主義」と言う定義の怪しい用語を使って、アメリカの経済・社会運営を批判していますが、そもそも批判しているグローバル資本主義が、何であるのかと言うことに関して、きちんとした議論がありません。 それと、新自由主義と言う経済思潮を、意図的にか無意識にか混濁させ、現在の経済危機にぶちまけて批判して一件落着。 こんな、粗雑な論理で卒論を書いたのでは、まともな大学の経済学部は卒業できないでしょう(-_-;) しかも、文
日本の企業が、外資を真似て「成果主義」を導入することに反対し続けて10年。 結果は先日来のブログでご紹介した通りです。 「負の成果主義の悲惨な結末(再論)」(2008年5月6日) http://wotan.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_dc34.html 「成果主義の10年(負の成果主義の悲惨な結末)」(2006年12月10日) http://wotan.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/10_aafa.html もう、言いたいことは全部言い尽くした様な気がしますし、そもそも悲惨な結果が出ているので、いまさらとは思うのですが、、、、 何か、言い忘れていたような気がして気になっていました。 やっと、思い出したので、メモのつもりで書き残しておきたいと思います。 「負の成果主義の悲惨な結末(再論)」 の中の会話で、 「我々外資
中川昭一財務・金融大臣の辞任で、与謝野馨経済財政担当大臣が3役兼務と言う事になりました。 この未曾有の景気後退期に、主力となるべき業務をすべて1人に集中することは、意思決定が迅速になると言うプラス面もあると思います。 もっとも、巷で不安視されている通り、3役兼務して果たして業務が切り回せるのか、、、と言う見方の方が妥当だと思いますが、、、 さて、そう言う話とは別ですが、先日の与謝野大臣(長くなるので、「大臣」だけにします)の 「社会民主主義発言」 には、気になるところがあります。 毎日新聞(オンライン版)によれば +++++++++++++ 与謝野馨氏:自民、実は社会民主主義…新自由主義に疑念 与謝野馨経済財政担当相は10日の参院財政金融委員会で 「この10年間の自民党の政策は外国から輸入したものを無理やりに移植してきたのではないか」 と述べ、新自由主義的な経済政策に疑念を呈した。峰崎直樹
サブ・プライムローン問題全般を扱った書籍も良いものが出ていますし、ブログでも専門家の方が色々と書いていらっしゃるので、ヴォータンは皆さんが触れていないことだけを書き留めておこうと思います。 かつて日本でも不動産と株式バブルが崩壊し、その後の日本経済は 「失われた15年」 と言われる状態に陥ってしまいました。 ところが、アメリカに関しては、先程 「米金融危機:本当に心配なのは日本」 http://wotan.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-405b.html で、指摘したとおり、 ++++++++++++++ 昨年の金融不安のぼっ発以来の株価の下落率は、先進国では日本が一番です。 さらに、第2四半期(4月~6月)の実質GDP成長率は、 「危機で、没落で、落日」 のアメリカが前期比年率(プラス)3.3%であるのに対して、無傷?のはずの日本は(マイナス)2
議論を始めると金融関係者以外の皆さんをほったらかしにして、業界用語を駆使した論争が果てしなく続いてしまいます。 恐縮ですがこの場でのコメントの受付は差し控えさせて頂いております。 mixiに棲み付いておりますので、ご興味のある方はお越し下さい。食物に関しても、農業に関しても、ヴォータンは素人です。 ヴォータンの母方の一族は、ある谷全体がどこかで血縁でつながっていると言う農家の集団なので、話を聞くことはありますが、一度も一緒に生活をしたことが無いので、やはり素人です。 その為、このブログでも「食」「農」に関しては、経済学的な視点から、BSEの騒動などに関して、変化球を投げることしか出来ていません。 「何を「食」べれば安全か!」(2007年9月17日) http://wotan.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_6268.html 「
2006年の年末に、 「成果主義の10年(負の成果主義の悲惨な結末)」 http://wotan.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/10_aafa.html を書かせて頂きました。あれから1年半。先日、学生時代の友人が集まった際に、どうしたら社員のモチベーションを上げることが出来るかと言う議論になりました。 「社員」と書いてしまいましたが、ヴォータンの同期はそろそろ役員であったり、社長であったり、役人であっても次官から数えて上から何番目と言う地位にいますので、経営側の人間ですから、どうしても「社員を、、、」と言う話になりますが、彼らの責任ある立場からの発言と言う事でご勘弁下さい。 結論は、マズローの欲求段階説的に言えば、会社として出来る事は第4段階である「認知の欲求」を満たすことではないかと言う辺りに落ち着きました。 (ご興味のある方は、Googleでマズローを
++++++++++++++++++ 引用終 +++++++++++++++ これは衝撃的な数字です。10年前、15年前にこの調査を行なっていれば、間違いなくブラジル並みの数字が出ていたはずです。 一体、何を間違ったのでしょうか? ヴォータンは最近日本企業の成果主義のことを、自分が外資でエンジョイさせて頂いたものと区別する為に、「負の成果主義」と呼んでいます。 頑張って成果を上げれば、素晴らしい対価を得られると言う前向きのものであったはずの成果主義のベクトルをまったく逆向きにさせてしまったからです。 ちょっと長くなりますが、10年前の小論の一部を掲載させて頂きます。 ポイントは、 「志願兵制では無い日本企業に、成果主義を導入すべきではない」 と言うことです。 +++++++++++++ 引用 1996年小論 ++++++++++++++++ (前半部分は「年俸制」と言う言葉の定義と使用法が
+++最近(2008年2月10日)総集編を作りましたのでお越しください+++ http://wotan.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_3a3b.html mixiの方で、ご説明をしようとしていたら、あんまり長くなったんで、こっちにはみ出してきてしまいました。 まず、何となくぼんやりイメージすると。 「日本が海外に投資出来るのは、日本の経常収支が黒字だからだ」 と言われると、「うん、そうだね」となると思います。 経常収支黒字=お金がある=投資できる と言う図式は、ものすごく自然に頭に入るんで、ほとんどの方が信じてしまいがちです。 実は、これがすべての混乱の元になる考え方です。新聞や雑誌に書いてある経常収支とか資本輸出・海外投資の議論は、ほとんどこの間違った考え方からスタートしてしまっています。 今、アメリカと貿易をしているのは、松下電器産業だけだとし
前川レポートって何? と、いきなり突っ込まれそうなんですが、「ド素人」とみずからを称した現役の日銀総裁をこのブログで批判して、ついでに皆さんとmixiでコメントしあっているうちに、今から20年近く前のことですが、もう一人「ド素人」の「国際金融の専門家」総裁が昔いたことを思い出しました。 そのことを書いたのですが、皆さんが当時の雑誌・新聞を検索したら「高い評価をされていた」と言う記録が多かった為、何故ヴォータンが「ド素人」と呼んだのか戸惑った方が多いようです。 実は、 「前川レポートの馬鹿馬鹿しさととんでもない勘違い」 が、その後どれほど日本の国益を損なったかは、東京大学・青山学院大学で教鞭をとられた小宮隆太郎先生が、 「貿易黒字・赤字の経済学」-日米摩擦の愚かさ(日本経済新聞社 1994) で、きちんと総括していらっしゃるので、今更ヴォータンが付け加えるまでも無いのですが、出来るだけ噛み砕
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