イスラエル軍に空爆されたパレスチナ自治区ガザ市の学校で、被害状況を確かめる人々(2024年8月10日撮影)。(c)Omar AL-QATTAA / AFP 【8月11日 AFP】床には白い遺体袋が無造作に置かれ、その場は悲嘆で満ちていた。10日、避難民たちが身を寄せていたパレスチナ自治区ガザ市(Gaza City)の学校がイスラエル軍のミサイルで攻撃された後の光景だ。恐ろしい光景だが、戦闘が続くガザでは見慣れたものとなってしまった。 イスラエル軍戦闘機による3度にわたる空爆が、早朝礼拝に参加していた人々を襲った。タービイーン(Al-Tabieen)宗教学校とモスクが、この空爆で破壊された。 空爆の後、がれきとともにばらばらになった人体が散乱し、焼け焦げた血まみれの遺体が倒れていた。 険しい表情のボランティアたちは、血まみれの毛布に包まれた遺体を救急車に積み込んだ。重傷を負った男性たちが、地