襖(ふすま)や屏風などの下張りに、昔は古証文や大福帳を解体した反故紙を使用していました。そのため、下張りをはがすと古い時代の古文書が発見されることがあります。これを下張り文書といいます。 その当時の人々には不要となってしまった文書でも、現在ではたいへん貴重な史料なのかも知れないのです。 尼崎市立歴史博物館"あまがさきアーカイブズ"では、こういった下張りが使われている襖や屏風を保存しており、これらを整理するため下張り文書をはがすボランティア作業を実施しています。 文字を解読する作業ではないので、どなたでもご参加いただけます。 古文書の実物に触れるよい機会になりますので、古文書を手に取ったことのない方のご参加もお待ちしています。