広島市西区福島町2丁目の交差点で26日、道路が陥没・隆起し、周辺が通行止めになっている。周辺の建物が傾き、商業ビルの内壁などに相次いでひび割れが見つかった。建物が倒壊する恐れがあるとして、市などは半径50メートル以内の住民たちに避難を呼びかけ、観音小の体育館には午後4時現在、23世帯51人が身を寄せている。 【関連記事】広島市西区の道路隆起、近くの福山通運支店のビルは内壁にひび 「建物がミシミシと音を立て」 市消防局によると、26日午前9時半ごろ、「道路で水道管か下水管が破裂した。道路が陥没している」などと警察から通報があった。当時の陥没の大きさは直径約30メートル、深さ約1メートル。広島西署によると、午前8時50分ごろ、車3台が隆起した道路にぶつかったと110番があった。 市によると、近くの道路で下水道の工事をしていた。下水道局管路課が下水道のシールド工法の工事の影響とみて調べている。