愛知県が整備した国内最大のスタートアップ(新興企業)支援拠点「ステーションAi(エーアイ)」(名古屋市昭和区)が31日、開業した。国内外のスタートアップ約500社とともに、中部地方を代表する有力企業や大学など約200社・団体が「パートナー企業」として参画し、協業や共同開発により革新的技術やサービスの創出を目指す。 開業式典には関係者約700人が出席。愛知県の大村秀章知事は「いよいよスタート。感無量だ。この施設を日本、アジアの中核としながら世界に打って出たい」。ステーションAi運営会社の佐橋宏隆社長兼最高経営責任者(CEO)は「既存産業をアップデートする上でもスタートアップは欠かせない。みなさんと連携し、この地域を盛り上げていきたい」と意気込んだ。