能登半島地震で被災し、本数を減らして運行しているのと鉄道(石川県穴水町)は20日から、1日17往復の通常ダイヤでの運行を再開する。被災した子どもたちに笑顔を届けるため、8月1日からアニメやゲームで人気の「ポケットモンスター」(ポケモン)をデザインしたラッピング列車を運行する。 馳浩知事が3日の記者会見で明らかにし「のと鉄道の取り組みが能登の子どもたちに笑顔をもたらし、能登の創造的な復興を後押ししてくれると期待している」と述べた。 のと鉄道は、地震で土砂がトンネルをふさいだり、線路がゆがんだりするなどの被害を受けたが、4月6日に全線運行を再開。能登中島(同県七尾市)-穴水(穴水町)間は速度を落とし、運行してきたが、安全運行の確保を確認し、1日の運行本数を14往復から地震前の17往復に戻す。同区間の平均所要時間は約25分から約20分に短縮する。 ラッピング列車は、人気のポケモン「ピカチュウ」を