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ポストモダンとは何なのか説明するのに、バブル崩壊はわかりやすい例だ。 バブルが崩壊するまで、日本の経済は永遠に発展し続けるものだと、大半の日本人が信じていた。学歴社会も終身雇用も資本主義も、絶対だった。 それがバブル経済が弾けて、大企業が倒産すると、経済の発展に浮かれきっていた日本人は嫌でも気付かされた。どのような大企業でも、永遠に続くとは限らない、と。 絶対の価値など存在しないと言う、良く考えてみれば当たり前の、でも残酷な事実を、バブル経済の崩壊は動かぬ証拠として日本人の前に叩きつけた。 以上のように、景気や雇用などが永遠に続くはずだと言う、バブル以前にみんなで信じていた価値観。この「みんな」が共通して持っている価値観を、「大きな物語」と言う。 「ポストモダン」とはこの「大きな物語」は終焉して、もうみんなが同じ「大きな物語」を持つことは二度とない、とする考え方だ。そして歴史など
●面白いストーリーの作り方 もしかすると今まで誰も説明できなかった。これは、「面白さ」とは何かを明らかにしようとする試み。
神や歴史や民族や伝統など、かつて「大きな物語」は人々を守ってくれた。悩みや迷いがあれば、自分が信じる「大きな物語」に従っていれば、最低でも間違えることだけはなかった。 もちろんその時の「大きな物語」に従うことのできない、少数派の人々はいつでも存在した。全体からすると少数派の人々のことを「マイノリティ」と言う。多数派は「マジョリティ」と言う。 マイノリティは、ずっと「大きな物語」に苦しめられていた。「大きな物語」は自身に従わない、他の物語を排除しようとする。正しいか間違っているかなんて関係ない。「大きな物語」イコール「正しさ」なのだ。「大きな物語」はいつでもマジョリティの所有物だった。 そこへポストモダンが登場した。ポストモダンは「大きな物語」の終焉を論じる。ならば現在では「大きな物語」に苦しめられてきたマイノリティは、解放されたのだろうか。 そんなことはない。実は今でもマイノリティ
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