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このページは，映像情報メディア学会誌「私の研究ツール（第61回）iOS SDK（第5回）」の補足ページとして作成しました． CoreImage Framework 今回の記事では，前回のプログラムにコードを追加して，カメラからキャプチャした映像から顔検出を行う方法について説明した．ここでは，CoreImage Frameworkの機能の内，画像にフィルタを適用する方法について説明する． CIFilterを使ったフィルタ処理 CoreImage Framewrokでは，CIDetectorを使った顔検出の他にCIFilterを使って画像にエフェクトをかけることもできる．その手順を下記に示す． CIImageオブジェクトの作成 CIImageを作成する方法はいくつかあるが，ここではUIImageからCIImageを作成するコードを示す． UIImage *uiImage = [UIImage

Scilabによる画像・映像処理　- Image and Video Processing with Scilab - (映像情報メディア学会-学会誌2007年10月号 「てれびさろん-私の研究開発ツール-」) １．はじめに Scilab[1]は高機能な行列演算ソフトウェアであり、フリーソフトである。1994年にINRIA (フランス国立コンピュータ科学・制御研究所)を中心に開発が始まり、現在では2003年に設立されたScilabコンソーシアムにより管理および開発が継続されている。UNIX系OS、Windowsのほか、Mac OSXに対応したパッケージもあり、著作権に関する条件を守れば自由に配布・使用することが可能である。MATLAB[2]と同様にベクトル・行列を基本として数値計算を行なうソフトウェアであるが、MATLABとの互換性は無い。数値計算のためのオープンソースプラットホー

図１にNTSC信号のスペクトルを示します。輝度信号のスペクトルがライン周波数間隔で並んでいますが、これは、映像が垂直方向によく似た波形をもつという性質があるからです。カラーバーのように垂直方向が同じ波形なら、線スペクトルになります。 色信号は、ライン周波数の半整数倍（奇数/２）のところにあります。これは、カラーサブキャリア周波数をその位相がラインで反転するように選んだからです。このようなスペクトル構造をくし形（インタリーブ）構造と言います。 ここで注意して下さい。色信号と音声信号が近い位置にあります。1MHzと離れていません。このままでは、音声信号が色信号にクロストークする危険があります。このクロストークを目立たなくするために、色信号と音声信号のスペクトルをくし形構造にします。この方法は、 音声搬送波をライン周波数の整数倍にします 白黒テレビでは、色信号はありませんので、ライン周波数と音声