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9条の会とか3000万署名の推進母体とか、この間、そういう所から講演に呼ばれることが急に増えてきた。しかも、テーマは共通していて、「自衛隊と9条」である。呼ばれる理由も共通していて、「署名を訴える際、自衛隊をどう語るかを考えたい」というものだ。 これは予想されたことである。安倍さんがやろうとしているのは「自衛隊」を憲法に明記することだから、自衛隊を自分はどう思っていて、どうしたいのかと語ること抜きに議論は進まない。 一方、署名用紙のなかで「自衛隊」が出てくるのは、「(安倍首相が)新たに憲法9条に自衛隊の存在を書き込む」と述べているという事実関係だけで、自衛隊の評価は出てこない。「請願事項」は、「9条を変えないでください」ということであり、「自衛隊の存在を書き込まないでください」ということではない。 つまり、この署名用紙に沿って訴えている限り、「自衛隊」をこちらから語る機会はないのである。9
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ヘイトスピーチを拡散した在特会と、まとめサイト「保守速報」との裁判の記録。 在特会による民族を理由としたインターネット上での度重なる誹謗中傷。「ここで泣き寝入りしたら、別のだれかが同じ思いをする」。 奮起した著者は、名誉毀損でふたつの裁判を起こす。ひとつは在特会への裁判。 もうひとつは、まとめサイト「保守速報」への裁判。本来、多様な人たちが発信し出会う場であるインターネットを、これ以上ヘイトスピーチの舞台にはしない。「在日朝鮮人」で「女性」であることへの二重の差別=複合差別も許さない││裁判にかける著者の想いをつづる。インターネット上での誹謗に苦しむ人、マイノリティ女性、ヘイトスピーチに「黙らさ」れているすべての人に贈る、闘いの記録。 1部 尊厳の回復を求めて 1章 オンニとの出会い 2章 裁判を起こすまで 3章 チョゴリを着る日 2部 法廷からみる、複合差別・ヘイトスピーチ 4章 ヘイト
いま、安倍さんの加憲提案について論じる本を書いていて、その関係でいろんなものに目を通す。へえ、そうだったんだと思わせるものも多い。その一つが、非武装中立VS中立自衛の真相である。 60年代から70年代にかけて、社会党が自衛隊違憲論と非武装中立の政策を確立する。一方、共産党は、自衛隊違憲論では同じだったが、防衛政策としては中立自衛政策をとることになる。 この二つは、安保条約の廃棄を意味する「中立」という点では同じだが、それ以外は本質的に異なっていた。非武装中立は文字通り非武装で自衛隊をなくそうということであり、攻められた場合は抵抗するが、「降参したほうがいい場合もある」と明言するものであった。他方、中立自衛というのは降参などせずに自衛権を発動して戦うというのが基本である。九条で自衛隊は認められていないからいったん解散するが、ゆくゆくは国民の合意を得て九条を改正し、自衛戦力が持てるようにすると
共産党との共闘路線を進んでいることを理由に、民進党を離党した長島さん。ネットで流れるインタビューなどを見ると、かなりズレていると思います。 長島さんの認識では、民進党は共産党に引きずられて左翼化しているということになっています。それが長島さんの保守思想と合わなくなっているとか。長島さんは、民進党が左翼化した根拠として、TPP反対や共謀罪反対などをあげておられるわけですが、大事なことを見落としていますよね。 それは何かというと、左翼化しているかどうかの最大の指標は安全保障問題だと思いますが、そこがどうなのかを何も語っていないことです。この問題では、共産党が安保と自衛隊についての共産党の立場を持ち込まないという表明があったから、野党共闘が実現しているということです。 安全保障問題で野党で一致しているのは戦争法の廃止のみ。普天間基地の辺野古への移設という重大問題さえ一致していません。つまり、野党
本日、東京から福島へ。2か月に1度、生業訴訟の裁判のたびに開かれる講演会ですが、本日は鳩山由紀夫さんをお連れします。さて、どんな反応でしょうか。連載はあさってから再開です。産経新聞デジタルiRONNNAから「しんぶん赤旗の研究というテーマで特集を組むので何か書いてほしい」という依頼があり、以下の論評を書きました。私がつけたタイトルはこの記事にあるように前向きだったのに、iRONNNAがつけたタイトルは後ろ向きっぽいですね。ま、立場の違いがあるから、仕方ないか。どうぞご覧ください。 大学1年生で「赤旗」の購読を開始し、すでに43年。その間、忙しい時も病気の時も、1号も欠かさず読んできた(最近はあとでまとめ読みすることも増えたが)。読者としていろいろ注文はあるけれど、ここでは1つだけ述べておきたい。野党共闘の時代における「赤旗」は、共産党のなかに存在する多様な個性を映し出すものになるのが望まし
共産党の藤野政策委員長の発言、大問題になっていますね。当然でしょう。 こういう発言が出てくる背景には根深いものがあって、自分の個人的な体験からも、想像できるところがあります。その場で撤回して帰ってきたらどうなるか、藤野さんも想像できたんでしょうね。 いずれにせよ、昨年の国民連合政府の提唱以来、いろいろ共産党が努力してきたものは、これでかなりの程度、元の木阿弥みたいになりますよね。民進党などとの共闘を進める上で、最大の障害は安保・自衛隊問題であって、国民連合政府の提唱直後、日本防衛のためには安保も自衛隊も使うんだと共産党が明言したことによって、ようやく野党共闘が実を結んだわけですが、その明言のウラで、実は自衛隊のことを心のなかではどう思っていたのか、藤野発言で問題になってくるわけですからね。撤回したから収まるという性格の問題ではないでしょう。 共産党がこの逆風を10分の1でも乗り切れるとした
障害のある人があたりまえに生きていくために必要な手だては社会が用意しなければならないというのが「障害者権利条約」時代の支援のあり方です。この本では、知的障害・発達障害のある子どもたちが青年・成人期の自立という課題を乗り越えるために必要な支援について、「合理的配慮」をキーワードに、教育現場(一般項・特別支援校)はもとより、就労・自立支援の場、そして家庭でも活用できる技法を具体的に示しています。また、脳神経科学からのアプローチによるエビデンスを15のポイントでまとめています。 第1部 知的障害・発達障害の理解を深める 第2部 生活自立のための合理的配慮と支援 第3部 意思尊重への合理的配慮と支援 第4部 コミュニケーションへの合理的配慮と支援 第5部 本人への具体的な伝え方/こんなふうに伝えてみよう 第6部 神経心理学的評価と配慮に関する15の論点
突然のお知らせです(うすうす気づいておられた方もいるでしょうが)。昨日、弊社の株主総会が開かれ、私の希望通り、編集長を退任することを承諾して頂きました。 このブログは、タイトルが示すように、「編集長」の冒険でして、編集長でないものが続けるわけにはいきません。ということで、本日が最後の記事です(この5年半の記事はホームページのどこかにアーカイブとして残るはずです)。 12年前にかもがわ出版に入社し、初めて編集の仕事をやってみて、いろいろ勉強になりました。大手出版社と異なり、「売れる本をつくらないと会社が傾く」という因果関係が明確なものですから、「何が読者に支持されるのか」に敏感になりました。とはいえ、理念を曲げてはいけないわけですから、その間で揺れ動き、考えさせられることが多かったです。 編集長を退任したからといっても、私の社会活動が終わるわけではありません。引き続き編集主幹として本も少しは
『美味しんぼ』騒動で明るみに出た放射線被曝の影響に関する世論の分裂。この問題での対立が、原発をなくしたいという国民の合意をも分裂させる状況に危機感を抱いた科学者が、自然科学と社会科学の両面から、この問題を解明する。低線量被曝の影響について、「分かっていない」と言われることが多いが、「分かっている」ことだってたくさんある。内部被曝は危ないと言われるが、人は「これは食べない」という判断ができるので、内部被曝だからこそ影響をコントロールできるのだ。福島の食品は安全なのか、福島は人が住める場所なのかの論争は、本書を読んでからにしようではないか。 はじめに 私たちの伝えたいこと 第1章 低線量被曝をめぐる論争を検証する 第2章 「福島は住めない」のか 第3章 「福島の食品は危ない」のか 第4章 福島の今とこれから 第5章 原発住民運動と放射線問題 あとがき 科学への信頼と回復を 児玉 一八 1960
いま、集団的自衛権の本を書いていて、5月末発行。7月末には『13歳からの領土問題』が出来上がる。 それに続いて、今年中に書き上げたい本があるのだが、それがこの記事のタイトルのような感じの本だ。サブタイトルをつけるとすると、「原理主義は左も右もダメ」という感じだろうか。 「超」で何をあらわしたいのか。私がこれを使う場合は、それ以下に続く言葉を乗り越えたいという気持ちと、それへのある種の共感と、両方がある。 「超左翼」も同じだ。左翼への共感とともに、このままの左翼ではダメだという気持ちがある。 ではなぜ、『超・嫌韓流』なのか。『嫌韓流』を乗り越えるというなら分かるが、まさか『嫌韓流』に共感する部分もあるというのか。 『嫌韓流』は、本屋に並んだときに買った。「どう反論したらいいのか? 書いてあることが事実だとしたら、弁解できない」と、いろんな人から問い合わせがあったからだ。いま、本屋に入ると、第
元日本体育学会会長が、「柔道ムラ」とも言える現状を告発し、子どもの命を守る方途を提案! 相撲界では不祥事が起きると文科省が乗り出すが、毎年何名もの命が学校管理下の柔道(授業と部活)で奪われても誰も責任を取らない。「柔道ムラ」になっているのではないか! 元体育学会会長が現状、原因を探り、解決策を提示する。 1 一部柔道関係者に見られる偏見 2 体育学・スポーツ科学の学術的貧困(病理、お目出度さ) 3 柔道事故をとりまく状況 4 「シゴキ文化の蔓延」、誰が責任をとっているか 5 学校管理下の死亡事故を放置してきた文科省の怠慢 6 日本における「安全文化の低さ」
2013.01.21 大阪の高校の体罰をめぐる問題が、いろいろ議論になっている。もちろん、これに関連したテーマの本は、これから出していく。 最初に出るのは、2月。タイトルは『教育現場での柔道死を考える 「子どもが死ぬ」学校でいいのか!?』。体罰ではないが、部活や授業でやられる柔道で子どもが死ぬ問題をめぐって、全面的に深めた本だ。 毎年、4人が亡くなっているそうだ。それなのに、文科省が乗り出して、その根絶のためにがんばっているという話は聞かない。学校で子どもが死ぬって、大変なことなのに、教育関係者には敏感さが足りないのではないか。その問題提起をする本である。 著者は、山本徳郎先生。なんと日本体育学会の元会長だ。奈良女子大学の文学部長をつとめた経験をもつ。 その次の本は、5月頃かな。体罰問題を直接のテーマにしている。教師だけでなく、スポーツ関係者なども含め、包括的な角度から接近した本
教育・研究機関としての大学に、とりわけ文学部という社会・文化・言語・人間に関わる教育・研究をおこなう場所においてできることは、この東日本大震災について講義の中で学生たちとともに思考することではないだろうか。 文学と震災が接点がないようであることなども、他の震災本とは異なる内容となっています。難しそうなテーマではありますが、高校生にも読んでもらいたいために、できるだけわかりやすく書いた1冊です。 1 共感の遠近法 ■[共感の遠近法]と「罪なき罪悪感」 ■震災から見つめ直す人間と社会 ■震災とフランス文学 2 歴史に見るフクシマ ■戦後日本政治と原子力ーヒロシマからフクシマへの必然 ■日本近代の震災と娯楽ー文化に何ができるのか ■日本古代の震災記事 3 脱原発は可能か ■東日本大震災で、日本の社会は変わるのか ■震災とスポーツの奇縁
著 者:安斎 育郎 編著 ISBN 978-4-7803-0332-2 C8340 B5判 96頁 2010年02月 定価(本体価格1,600円+税) ジャンル[ふしぎを科学しよう] 幽霊、心霊、たたり、金縛り、UFO、宇宙人、ネッシー、透明人間など超常現象の「ふしぎ」を子どもの目線で解説、インチキ写真づくりに挑戦「ないものをあるように思い込ませる方法」も解明。 初めて子どもの目線で解き明かし、科学的なものの見方・考え方が身につくように編集。
著 者:安斎 育郎 編著 ISBN 978-4-7803-0331-5 C8340 B5判 96頁 2010年02月 定価(本体価格1,600円+税) ジャンル[ふしぎを科学しよう] 血液型、星占い、水からの伝言、マイナスイオン、虫の知らせ、念力、超能力などの疑似科学の「ふしぎ」に答え、実際にスプーン曲げなどにも挑戦、「人はだまされやすい」と警告する。 初めて子どもの目線で解き明かし、科学的なものの見方・考え方が身につくように編集。
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