サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
www.machikado-creative.jp
「理系男子はチェックシャツが好きである」という理系あるあるを聞いたことがありますか? 私は、工学部に通う理系大学生であることから、記事を執筆する際に「理系あるあるネタ」を織り込んで欲しいと依頼されることがよくあります。そのため、世の中にはどのような「理系あるある」が存在しているのかについて調べたり、その真偽を確かめたりする機会が多いです。そのような「理系あるある」の中でも、「理系男子のチェックシャツ問題」は特に有名だと思います。しかし、この「理系男子のチェックシャツ問題」に苦しめられている理系男子達がいるという現実はあまり知られていないのではないでしょうか。 女子率8.8235%の私の所属する学科では、私の性別が女であるというだけで理系男子達が自ら授業ノートを見せてくれたり、課題提出のリマインドLINEをくれたりします。ここで理解していただきたいのが、私自身は工学部の姫(「ヲタサーの姫(*
街角のクリエイティブは、ただいまリニューアル準備中です
この連載のタイトルは「雑記」である。 最近は、この「雑記」に、何度か過去の思い出話を書いていたのだが、心ない人に「いい話を書くいい人と思われたがっている」と言われたり、椅子に画鋲を置かれたりとさんざんな仕打ちを受けている。 そんな「いい人おじさん」だと思われたいわけではないし、画鋲は尻ではなく壁に刺していただきたいので今後はもっと雑に書いていこうと思う。 べつに「いい話」を書きたいのではない。だが「書く」という行為は、あたりまえだが多くの場合「思い出す」という行為と直結している。なにか思い出さなければ、私はいま、たとえば目の前のキーボードの形状のことを書くぐらいしかない。 私が、なにか書くことのほかに続けていることといえば、写真を撮ることである。写真は、それ自体が見る価値のある「作品」になったりするわけだが、すべての写真が絵画のように発表されて飾られるわけでもないので、多くの場合「記録」と
おお、わしのツレよ! こんな音ちゃうねん!! ベートーヴェン 『交響曲第九番 ニ短調 作品125』 ふだん広告代理店でコピーライターやCMのプランナーをしている僕が、映画や音楽、本などのエンタテインメントを紹介していくという田中泰延のエンタメ新党。 さて、前回の映画「バクマン。」の話から時間が空いてしまいました。もうすっかり年末です。年末といえば、この話をするしかないでしょう。そうです、連載17回目にしてはじめて映画以外のことを書くことになりました。この連載はいちおう、「映画や音楽、本などのエンタテインメントを紹介」ということになっているのです。 そんな、年末にふさわしい音楽といえば、『第九』。だれでも知っているこのメロディー。ものすごーくわかりやすい演奏をYouTubeで見かけました。こちらです。 これですよね。あまりにも有名な『歓喜の歌』ってやつですね。EUでも『欧州の歌』として制定さ
街角のクリエイティブとは、クリエイティブブティックBASEが運営するデジタルメディアです。世界のクリエイティブな情報と、コラムニストによるコラムで構成されています
10月14日から始まった日本テレビ系ドラマ「今日から俺は」ご覧になりましたか? 原作が漫画という流れで実写化に至ったドラマですが、何がすごいって、完全にフォークとペヤングです。 80年代を舞台としているドラマなので仕方のないことですが、現代だと「きゃー! 何あれー! かつr・・・地毛―――?!」と、完全インスタ映えするパターンのやつだし、フォーク側に至っては、小学生から「スーパーサイヤ人だおー!」とバカにされる予感しかしません。 さて、「今日から俺は」は、週刊少年サンデーで1988年から1997年まで連載されていたツッパリ漫画。今から約30年前の漫画を実写化、しかも80年代のファッションをそのまま使っているため、俳優たちのもらい事故感がすごいのですが、実際は「懐かしい!」という声も多いようです。 そこで今回は、80年代をともに過ごした方々に「そうそう! 懐かしい! こんなことあったよねー!
出典:IMDb 注:本コラムはネタバレを含みます。鑑賞前の方はご注意下さい 今、日本でもっとも話題になっている映画が「カメラを止めるな! 」であることに異論がある方はいないであろう。 実数を調べなくとも体感でわかる。筆者はよく飲みに行くし、週に2日ほどバーテンダーをやっているが、どこの飲み屋でも、店に立っていても 「カメラを止めるな! 観た? 」 「カメラを止めるな! って面白いらしいよね」 と聞こえてくる。これは「シン・ゴジラ」、「君の名は。」はもちろん、本作と同じく口コミやSNSで人気が広がっていった「バーフバリ 王の凱旋」のときよりも遥かに多い。 筆者も数十人に「観たのか、観ていないのか、観ていないのなら今すぐ観るべきだ」などと言われ続け、そのどれもが絶賛だったので、ハードルが相当高くなった状態で鑑賞した。 このような状態で鑑賞した場合、えてして「言ってるほどじゃなかったな」となる作
これから本当に使えるライティングを、各方面で活躍中の講師陣から学べる「明日のライターゼミ」、2期の募集に際して講師の一人である田中泰延さんに、そこんとこインタビューしました。 「書く」という仕事について
出典:IMDb 2017年も終わり2018年になったということで、今回は非常にありがちでやりがちな「2017年公開映画ベスト10」を、勝手に発表していくスタイルでコラムを進めていこうと思う。 最初に、タイトルだけさらっと並べておく。 2017年に日本で公開された映画「勝手にベスト10」 1. 「ありがとう、トニ・エルドマン」 2. 「お嬢さん」 3. 「メッセージ」 4. 「わたしは、ダニエル・ブレイク」 5. 「哭声/コクソン」 6. 「ベイビー・ドライバー」 7. 「ドリーム」 8. 「パターソン」 9. 「オン・ザ・ミルキーロード」 10.「T2 トレインスポッティング」 以下、既に結果は発表されているというのに、勿体ぶって10位から書いていく。 10.T2 トレインスポッティング どんな映画でもそうなのだが、ダニー・ボイルの作品は特に「いつ、どんな状況で観たか」が重要で、評価の分か
今回は「ライターになりたいけど、何からはじめていいか分からない・・・」「ライターとして活動しているけど、もっとスキルアップしたい!」という人が読むべき本を30冊ご紹介いたします。またライター志望者や現役ライターの方以外でも、日常で文章を書く機会は案外多いもの。 より伝わりやすい文章を書くことで、仕事や日々のコミュニケーションが円滑に進むようになります。今回はそうした人にもタメになる本を紹介します。「文章を書くこと全般」に悩みを抱いている方、ぜひ参考にしてくださいね! それではさっそくご紹介いたします! 1. 『文章の書き方』 辰濃 和男(1994年)岩波新書 出典:Amazon 朝日新聞の「天声人語」の元コラムニストの辰濃和男さんが、わかりやすい文章の書き方を指南してくれる名著。ベストセラーとして発売から長きにわたり「伝わる文章を書きたい」という人の手助けとなってきました。 福沢諭吉などの
©かっぴー・nifuni/集英社 すべての表現は手紙のように 漫画『左ききのエレン』 永遠の浪人生 その人がよく口にする言葉が、その人に足りないものだ。「お金」の話をよくする人はお金が足りておらず、「才能」の話をよくする人は才能が足りてない。 2016年は、人生が滅茶苦茶になった年だった。24年間も働いた会社を、辞めた。会社員を続けること以外に、なにかの才能が自分にはあると思えないし、遊んで暮らせるようなお金もない。 だが、どうにもいろんな理由が絡まりあって、とうとう辞めてしまったのだ。人から辞めたわけを訊かれるたびに、絡まりあった理由のひとつふたつをポツンと話すので、尋ねた人の数だけの理由を自分で発見してしまう。自分を知ることは難しい。 その男、かっぴーとは2016年の春、神楽坂のガストで初めて会った。その席では、夏生さえりさんにも初めて会ったので、ほとんど印象がない。しいて言えば、いや
今回は本の話をしよう。 講談社『週刊現代』2017年10月28日号に、田中泰延の記事が載った。 出典:Amazon 『壇蜜のすべて』しか目に入らない。 私も「限界ギリギリエロス田中泰延がここまで脱いだ」という特集をされるのかと思い、いろんな体毛に関する処理をしてから音羽の講談社に向かったのだが、意気込みに反して田中の記事は袋とじではなかった。 残念ながら「人生を変える10冊」という愛読書に関する取材だった。 記事内容はのちに、『週刊現代』のweb版であるこちら、『現代ビジネス』に全文掲載していただいている。 元電通の青年失業家を暴走させた「人生を変える10冊」 詳しくは紹介した本を購入しやすいリンクも貼られている記事を読んでいただきたいのだが、こんな本がベストテンである。 1位 『ジャン・クリストフ』 ロマン・ロラン (訳)豊島与志雄 2位 『資本論』 カール・マルクス (訳)岡崎次郎 3
これしかなかった。 映画「ブレードランナー2049」 みなさんこんにちは。青年失業家・田中泰延です。もうすぐ失業して1年です。このまま無職2年生に進級するのか、何かの職にありつけるのかが今この国でもっともホットな話題になっています。そんな僕が映画や本、音楽などのエンタテインメントについてお話する連載「エンタメ新党」。 「自腹で払い、言いたいことを言う」がエンタメ新党のポリシーです。ですが、今回、言いたいことがうまく言えません。いまのところ4回観たのですが、言いたいことがまとまってないからです。なぜなら今回観た映画を語ることが難しすぎるからです。 今回観た映画は「ブレードランナー2049」。予告編をご覧ください。
広告、Web、編集などの視点で「書く」を学ぶ「明日のライターゼミ」。講師の一人である田中泰延さんに、そこんとこインタビューしました。 ライターという仕事について
コードネームをつけられた。私は今日から「コードネーム:TRUCKER」だ。 出典:「秘密結社:大阪ぴかぴか団」公式Facebook これはABC朝日放送のラジオ番組『秘密結社:大阪ぴかぴか団』に出演した時に与えられた名前である。「コードネーム:大王」こと後藤ひろひとさん、「コードネーム:JAM」こと上田剛彦アナウンサーと2週にわたって楽しくお話させてもらった。 そのときの模様はこちらにアップされている。 後藤ひろひとさんは、演出家・劇作家で、映画にもなった『パコと魔法の絵本』の原作者でもある。 出典:吉本興業 私など足元にも及ばないほど映画に造詣が深い方で、たくさんのお話を伺った。興味深かったのは「あなたのナンバーワン映画はなんですか? とか、あなたの好きな映画ベスト3は? なんてすぐに訊いてくる人は映画が好きじゃない」という話だった。確かにその通りだ。私も含め映画好きは、数えきれないくら
昨年末に47歳で退職したわけだが、先日48歳になった。まさか無職の誕生日を迎えるとは思ってもみなかった。 24年間ひとつの仕事を続けて、とうとう辞めてしまったわけだが、人生というのはいろいろあるもので、その間にも転職を考えたことはあった。 ささやかに海外の広告賞をいただいたときに、マレーシアの広告会社から「来ないか」と誘われたときはちょっと心を動かされたが、べつに広告の仕事をするなら電通でできるし、英語も不得手である。TOEICなんか受けると、「日常会話には困らないが、絶対に仕事を任せてはいけない点数」あたりだ。なにより、マレーシアは回教国なんで、酒が飲めなかったら俺の人生どうするんだと思い、わりとすぐに断った。 だが、24年の中で、本気で迷い、ギリギリまでやるかやらないか考えて結局断ってしまった誘いが、3つある。きょうはその話をしよう。 世の中には、自分に似た人が3人いるという。それはつ
9ヶ月たった。人から「なぜ電通を辞めたのですか」と、ひっきりなしに訊かれる理由がだんだんわかってきた。 私が、なにもしていないからだ。 違う会社に再就職したり、自分で会社を始めたりしていれば、「ああ、それがやりたかったのですね」と説明しなくてもわかってもらえる。 ところが私ときたら、無職だ。私と名刺交換した人なら知っているが、ほんとうに【青年失業家 田中泰延】と書いてある。「どうやらこのオッサン、将来のことを考えてないぶりは本気だ」と相手が理解したあたりから、しぜんと疑念は 「電通はあなたにとってそんなに嫌なところだったのですか?」 に移行する。 きょうはちょっとマジにその辺りの話をしたい。しかし断っておくが、私は古巣のことを悪く言うつもりはサラサラない。逆に、大きな、悲しい事件があり、いろいろな社会的制裁を受け、変革を余儀なくされている電通という会社をことさらに擁護する立場にもない。 そ
突然ですが、みなさん。平日の友達とのスケジュール調整って難易度高いですよね? 金曜夜に仕事が早く終わったり、平日昼間打ち合わせ前に1時間空いてる、なんてことがあっても「きっと誰もつかまらないだろう」とあきらめ、一人でしっぽり過ごすのがオチだったりしますよね。 一方で、スケジュール調整が異常に上手いエリートビジネスマンは、どんなスキマ時間でもサクッと友達を誘って楽しい時間を過ごしたり、デートしていたりすると言われています。いいな、エリートビジネスマン。見たいな、鬼のスケジュール調整・・・。 ということで今回私は、スケジュール調整の鬼であるエリートサラリーマンを探し出し、どんなスキマ時間でもサクッと友達を誘う、その妙技をこの目に焼きつけてみたいと思ったわけであります。 そして、探し出したのが彼です。 慶應卒財閥系総合商社勤務 三田隼人(仮名)さん 32歳 都内某所平日に、スケジュール調整の鬼に
友人を登録しておくと、ヒマになったときにアピールできたり、「今からどう?」って気軽に誘えたりするんです。
2017年7月19日、第157回芥川龍之介賞の選考委員会が開催された。受賞作は沼田真佑(ぬまたしんすけ)『影裏(えいり)』。2017年5月に第122回文學界新人賞を獲得したデビュー作での受賞となった。沼田真佑はこの件に関して「ジーパンを1本しか持っていないのにベストジーニストを取ったような気分」と語り笑いを誘った。 このエピソードからもうかがえるように、卓抜した表現力を持った作家である。舞台は岩手県。震災以前・以後という2つの時間を描く。 まずは概要をさらおう。 主人公の「わたし」は、勤務先の製薬会社から岩手県の子会社へ出向の辞令を受け、2年前、盛岡市郊外に引っ越した。幼い頃から首都近郊で暮らしてきた「わたし」は、住み飽きた土地から離れられるというある種の開放感を持って新天地での生活を開始する。そのうちに「わたし」は、同じ職場の日浅という男と親しくなるが、日浅の転職を機に疎遠となる。 東日
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『街角のクリエイティブ|世界のクリエイティブニュース』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く