コンピューター:C言語講座:メモリーについて(2) メモリーについて(1)に続いて動的割り当てを考えてみます。 動的なメモリー割当 動的なメモリー割当とはプログラム実行中に必要に応じてメモリーを確保していく方法で、一般的にはmalloc(),calloc(),realloc(),free()関数を使用します。他にもsbrk()システムコールを直接呼び出す方法もありますが、これはmalloc()などと共存できませんので、X,Motifなどのライブラリーを使ったりするだけで既に直接sbrk()を使うことはできません。また、mmap()システムコールを使い、ファイルをマッピングする方法も動的割り当てとして考えられます。ここでは一般的なmalloc()関連の関数を用いた方法を対象にしてみます。 メモリーを動的に割り当てるメリットとしては次のものが考えられます。 ・必要な量を実行時に割り当てられる。