フランス・パリ市のアル・サン・ピエール美術館で、平成23年(2011年)1月2日まで開催されていた「アール・ブリュット・ジャポネ」展では、滋賀県をはじめ20都道府県から、主に障害がある人たちの絵画や陶芸など約800点が展示され、好評を博しました。(主催:アル・サン・ピエール美術館、日本側事務局:滋賀県社会福祉事業団(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA) 滋賀県には、「この子らを世の光に」と障害者福祉に力を尽くされた糸賀一雄氏をはじめとする多くの先人の努力により、先駆的な取組が進められ、福祉施設等における造形活動の中から、多くの作品が生み出されてきた歴史があります。その作品の中から、アール・ブリュットと呼ばれる作品も数多く表出しています。 こうした歴史や風土、障害児・者福祉施設における造形活動、地域性など優れた特性や条件を持つトップランナーである滋賀が、福祉と文化芸術をつなぐ取組を進め