One to One. 「スーパースポーツのページを変える」。それが、YZF-R1 の開発キーワードだった。R1 がR1であるために。至高のコーナリングマシンとして、スーパースポーツの熱く深い歓びを体感してもらうために。それを可能にしたものが、MotoGP マシンYZR-M1 のコアテクノロジーだった。クロスプレーン型クランクシャフトエンジンは、どの回転域・速度域においても、スロットル操作に対するパワーの立ち上がりを瞬時に感じ取れるという恩恵をライダーにもたらしたのである。あたかも、スロットルとリアタイアが1対1になったかのようなダイレクト感。それは、誰もが想像しえなかった走りの世界を拓いた。そして、ライダーとマシンの1対1の関係をより強固に結びつけたのである。YZF-R1、もはや、スーパースポーツの本流。 ※ヤマハは、YZR-M1でMotoGP 史上初の3 年連続(2008~2010年)