賢明なる投資家に憧れますが、目指しません。投資と投機を区別しません。エヴィデンスに基づきません。ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書 290)服部 正也 / 中央公論新社 IMFの要請により、1965年から1971年にかけての6年間をルワンダ中銀総裁として同国の経済再建に捧げ、後に世界銀行副総裁となった服部正也氏の回顧録。1972年初刊、残念ながら現在は絶版。最低1,780円~最高4,800円となかなかのプレミアム価格ながら、6月30日現在、 Amazon で6冊が入手可能となっている。 1965年当時のルワンダは、1959年のツチ系王政廃止、1962年のベルギーからの独立から日を経ておらず、物資は不足、商工業は暴利を貪る外人資本支配下、産業の三分の二を占めるコーヒー農業は低競争力に甘んじ、当然まともな官僚機構など整っていない。かかる状況下に着任した服部総裁は、不慣れなルワンダ中銀職員