以下の文章は『原作スーパーマン』という本の訳者あとがきの冒頭です。 映画からノヴェライズされた小説は、欧米でもそんなに珍しくはない。たとえば有名なクラークの『スペース・オデッセイ2001』は、あきらかにキュブリックの映画のための構成をもとに同時にノヴェライゼーションの企画をたてられたものであるが、キャッチフレーズとして映画で難解な個所は事前に本書を読めば納得できることを強調している。映画が映像的ノヴェルティを強調するなら、物語的興味は文章に委ねるほかなく、またこの映画ではある程度成功しているといってよかろう。 著者はエリオット・マッギン Elliot S! Maggin というひと。アメコミの脚本家として知られてますが、本書は小説です。原著は「Superman: Last Son of Krypton」というタイトルで1978年に出版されました。 もちろん1978年に大ヒットした大作映画、
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