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*readingに関するklovのブックマーク (304)

  • ユリイカに批評書きました - フランス乞食の奇妙なエクリチュール

    今月号(2月号)のユリイカに寄稿しました。もう屋に並んでいるようですね。 「<現地語>文学の華やぎを見つめて――水村美苗への応答」というタイトルになっています。 水村に関しては原稿の依頼を受けた時点でかなりネット上に評価が出揃っていたので、そこと重ならないように書いたつもりです。僕は水村の内容に対してはかなり懐疑的で、批評の内容もそこそこ批判的なものになっています。 お時間ありましたら読んで頂けると幸いです。感想とか貰えればより嬉しい。 二月は小説を書き上げたいところです。11月後半から書いてるんですがまだ100枚くらい。体調は相変わらず悪いですけど頑張ります。 そんな感じで。

    ユリイカに批評書きました - フランス乞食の奇妙なエクリチュール
    klov
    klov 2009/01/26
    1ゲット。ゼロアカ勝利前に坂上秋成タグを作るとは。
  • 「ヤバい社会」を「学」ぶためには?:荻上式!電網テレビ批評 | みんなのテレビ:So-net blog

    スディール・ヴェンカティッシュ『ヤバい社会学』、ドラマ版『銭ゲバ』。今回のエントリーではこの二つについて書いてみる。たまたま同じ日に観たという理由で。 ベストセラーにもなった――そして日では、「相撲界の八百長の存在」を数字だけで証明してしまっているとも話題になった――スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナーの『ヤバい経済学』の3章、「ヤクの売人はどうしてママと住んでるの?」(原題:Why Do Drug Dealers Still Live with Their Moms?)において、興味深い分析が紹介されていた。スディールという変わった若手社会学者が、シカゴの黒人ギャング(が住む貧困に陥った団地)のコミュニティにフィールドワークした――というよりもガチに「ツルんだ」――ことによって得られたデータから、黒人ギャングたちが作り上げるコミュニティ、そしてそこで共有されている「

  • カラオケの「正史」とメディア分析の作法:荻上式!電網テレビ批評 | みんなのテレビ:So-net blog

    昨年12月に発売された、烏賀陽弘道『カラオケ秘史―創意工夫の世界革命』(新潮社、2008)が非常に面白い。カラオケの歴史について丹念に取材された一冊で、カラオケの起源からカラオケボックスの誕生、通信カラオケの普及、「郊外型・ロードサイド型」から「ビル・イン型」への発展など、その流れが見事に整理されている。 特に印象深かった点を2つ。1つは、「音楽鑑賞」よりも「カラオケ」を娯楽としてあげる人の割合が多く、レコード屋よりもカラオケボックスの店舗数の方が多く、CDなどの音源よりもカラオケの方が消費されているという実態から、日人にとって「音楽」とは「聴くもの」「受動的に鑑賞するもの」ではなく「歌うもの」「能動的に参加するもの」だという指摘している点だ。例えば現在では、「コミュニケーション消費」の欲望をウェブサービスやテレビ番組の歴史などから読み取る論も少なくないが、カラオケというメディアを観察す

  • 『思想地図Vol.2』 - logical cypher scape2

    ざーっと読んだ。 以下、何を読んだかのメモ。 ゲームプレイ・ワーキング  鈴木健 事例紹介として面白かった。 対抗的創造主義を生きよ! 橋努 最初の方を読んだだけ。あまりよく分からなかった。 民主主義のための福祉  田村哲樹 熟議的民主主義の条件としてベーシックインカムが必要という話。 ざっと読んだので細かいところは分からないが、大枠では自分の思っていることと同じだったので、勉強になった。 ギデンズの生活政治とか。 私小説的労働と組合 大澤信亮 柳田国男論。 時間がある時にちゃんと読んでみたい。 世代間対立という罠  上野千鶴子インタビュー(聞き手・北田暁大) 冒頭と結論だけ読んだ。 世代間闘争やるのは、政財界の思う壺という、ごくまっとうな話。 [座談会]ソシオフィジクスは可能か  東浩紀+北田暁大+西田亮介+濱野智史 一番面白かったし、いいまとめになっていた。 SFC−GLOCOMがや

    『思想地図Vol.2』 - logical cypher scape2
  • そして世界は変わる 『資本主義は嫌いですか』 竹森俊平 - まりおんのらんだむと〜く+

    経済学者さんの書いた経済学者の場合、自説にひきよせようと現実をねじ曲げていろいろとおかしな事を書いてしまったりするような場合があるような気がするのですが(某アルファブロガーみたいに)、このはそんなこともなく。 また巻頭に全体のまとめがあるので、忙しい人はそこだけ読んでもよい親切設計(笑) 内容としては、今回の金融危機について述べたです。 サブプライム危機の発生メカニズムについては今となっては新味はありませんが(すでに起こってしまったこと)、「流動性が市場参加者のシンクロナイズ化で失われてしまうメカニズム」とか、今回の危機の根原因は「新興国の余剰金が先進国に投資された結果である」とかの説明は、なかなか面白かったです。 なお書名についての回答は、以下の一文でなされていると思います。 「不確実性」にわれわれが直面するがゆえの問題は、市場経済の下で深刻かもしれないが、社会主義体制におい

    そして世界は変わる 『資本主義は嫌いですか』 竹森俊平 - まりおんのらんだむと〜く+
  •  『ゼロ年代の想像力』を読んで腹を立てて反発しても釈迦の手の中 - カオスの縁――無節操備忘録

    『ゼロ年代の想像力』を読んで腹を立てた人のために(メモ) - 白鳥のめがね http://d.hatena.ne.jp/yanoz/20090103/p1 んー。まあ宇野氏は基的に挑発的な物言いをする人だから、腹を立てるのは分かるですよ。 むしろ「善良な市民」さん時代に比べれば、さすがに場所柄で遠慮してるんだなぁと思ったくらいですからね。惑星開発委員会での氏はもっと釣り針満載なわけで(笑)。 なのでまあ腹を立てるのは分かるんですけど。けどこういう風なエントリとして立てて、反発してみたりして、それ自体すごい勢いで「釣られて」いるようにしか見えない。 だってねぇ。 だからこそ、宇野常寛は、自分だけは島宇宙の住民ではないかのようにして、「真正さ」に対する判断の根拠を保留したままで、自らの歴史叙述だけは議論の余地無く正しいかのように主張していく。結局、著者のパフォーマンス自体が「動員ゲーム」のた

     『ゼロ年代の想像力』を読んで腹を立てて反発しても釈迦の手の中 - カオスの縁――無節操備忘録
  • 昨日に引き続き、伊藤計劃「ハーモニー」について/身も蓋もない問いかけが暴走するとき - 万来堂日記3rd(仮)

    ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 作者:計劃, 伊藤早川書房Amazon 昨日に引き続いて「ハーモニー」の話だ。 書、及び「虐殺器官」(虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション))及びアンソロジー「虚構機関」(虚構機関―年刊日SF傑作選 (創元SF文庫))収録の短編「The Indifference Engine」についてのネタバレを含むので注意されたい。 結論としてはこういうことが言いたい。 世間一般の価値観に対して身も蓋もないまでにまっすぐな問いかけをして、納得できなければ世界ごと破壊してみせる。伊藤計劃はなんという恐ろしい作家であろうか。 それでは参ります。 以前「虐殺器官」を読んだとき、私はこんなことを書いている。 最初の方で「虐殺器官」はわかりやすいと書いた。 現実世界を敷衍したような近未来社会、適度な質感の伴う戦闘描写、理解しやすいよう、ある程度

    昨日に引き続き、伊藤計劃「ハーモニー」について/身も蓋もない問いかけが暴走するとき - 万来堂日記3rd(仮)
    klov
    klov 2009/01/11
    そうそう、あのエピローグは誰が書いてるんだろう。やっぱ「免れた」人たちかしら。
  • 伊藤計劃「ハーモニー」――「わたし」と「世界」を巡る物語―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12メディア: 単行購入: 50人 クリック: 931回この商品を含むブログ (329件) を見る先日読了したので、Twitterでメモしたことなどを下敷きに、少しばかり論じてみたい。 伊藤計劃の小説は常に一人称で書かれているのだが、この「わたし」への固執――すなわち実存への固執という問題意識が、彼の書く物語のテーマやギミックと密接に絡まりあっていること――具体的には「わたし」という存在と、それを生み出した近代的スキームの解体を追求するために、あえて使われているということを指摘したい。 そもそも近代において、「わたし」という存在は世界との対立に生ずる存在であるがゆえに、「わたし」にとって世界は来的に異物であり、耐え難い。しかし「世界」は「わたし」に対して圧倒的であり、ゆ

    伊藤計劃「ハーモニー」――「わたし」と「世界」を巡る物語―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
  • God & Golem, Inc.

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  • 伊藤計劃「ハーモニー」 感想 - mp_f_pp’s diary

    ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)posted with amazlet at 09.10.12伊藤 計劃 早川書房 売り上げランキング: 53827 Amazon.co.jp で詳細を見る 大ネタのインパクトは「虐殺器官」に劣るが、細部の世界観や展開の積み重ねは「虐殺器官」より良い。総じてぼちぼち。 作は「虐殺器官」の後の世界を書いているみたい。メインテーマは倫理観の変容と自意識の変革かな? ついつい「虐殺器官」と並べて評したくなるが、作と「虐殺器官」で大体同じような感想を抱いた。世界観が映像的で面白い、一つひとつの展開は結構読ませる、大ネタの論理や説明が足りない、キャラクターの思想とか倫理観が前面に出ている、などなど。どうもやっぱりこの作者はSF的思考を書きたいんじゃなくて、キャラクターの思想の葛藤を書くためにSF的な変容した舞台設定を用いているだけに見える。 た

    伊藤計劃「ハーモニー」 感想 - mp_f_pp’s diary
  • ハーモニー/伊藤計劃 - 基本読書

    ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12メディア: 単行購入: 50人 クリック: 931回この商品を含むブログ (334件) を見る ネタバレ無 発売した直後の作品なので一応ネタバレ無と有で区別なんかしてみたりする。あまり意味はないけれど。 作品全体に死の気配が満ちている。どころか、構成とか話のネタとかは虐殺器官と似たりよったりと言い切ってしまってもいいぐらいに似ている。だが虐殺器官よりもさらに発展している。死ぬほど面白い。あるいはこんなに面白いと感じているのは、たまたま自分の考えと一致している作品を見つけて、その作品を絶賛することによって自分の思想を肯定しているだけという複雑な面白さの表現かもしれない。だがこの作品は、虐殺器官が好きな人間には一もニもなく薦められるし、虐殺器官がいまいち合わなかったな・・

    ハーモニー/伊藤計劃 - 基本読書
  • ハーモニー / 伊藤計劃 - 誰が得するんだよこの書評

    「近代」の前提をぶっ壊した超問題作。 間違いなく2008年ベストの小説。その価値観のちゃぶ台返しっぷりには脱帽する。 クラーク「幼年期の終わり」やエヴァンゲリオンの人類補完計画など、人類の進化というテーマはSFではおなじみだが、これほど大胆かつ精密にこのテーマを扱った作品はないんじゃないか。 脳科学とナノテクノロジーの発達が心理学を変え、そして社会学や経済学をの前提をぶっ壊し、ついには世界を一変させてしまう……。そのプロセスは、単なる思考実験にとどまらない激烈なインパクトを持っている。 ストーリーがやや弱いとか、パロディが寒いとか、そんなささいな欠点は気にならない。圧倒的な面白さがある。 以下ネタバレ。 はたして人類は幸福になったのか? 【幸福を認識できるのか】 かなり疑問だ。そもそも意識を刈り取ることが「幸福」であることの根拠はミァハの「意識が無かったときは恍惚だった」という発言である。

    ハーモニー / 伊藤計劃 - 誰が得するんだよこの書評
  • 燃焼率改 宇野常寛はいつまで「国内思想の輸入翻案業」をやる気なの?

    図書館でSFマガジン1月号を借りてきたので宇野常寛「ゼロ年代の想像力」を読みまして。いい加減にイライラしてきたので適当に愚痴を。 1月号はよしながふみ論なんだけど、山形浩生の「日出処の皇子」論を土台に吉田秋生→よしながふみと語っていく形で、まあ相変わらず穏当だなあとは思うわけです。思うのは稲葉振一郎と宮台真司の仕事ももっと思い切り引用して論じればいいのではってこと。最初のほうでちょこちょこと引用したあと、あんまり出してないのはなんなのかしら。基的にこの連載「宮台・稲葉を読んだ小知恵の働く院生レベルが漫画・ドラマ論に仕立て直してみましたけどどうでしょう」的コンセプトだと思うのだが、人的には違うのだろうか。それはそれで意義のある仕事だとは思うのですよ。誰かがやったほうがいいだろうと思うのです。ほらなんか「文化的雪かき」とかいい言葉あったし。 でも連載が始まって以来未だに宮台・稲葉から一歩も

    klov
    klov 2009/01/08
    1年前の記事
  • 「『爆心地』の芸術」椹木野衣

    椹木野衣氏は『日・現代・美術』で日という「悪い場所」や現代という「閉じられた円環」を批判し、日の現代美術をリセットするために、自ら企画して水戸芸術館で『日ゼロ年』を開催した。その論考を中心にまとめたものがこの「『爆心地の芸術』」である。 この〈ゼロ〉で思い出すのは、ロザリンド・クラウスがアヴァンギャルドについて述べた「零地点(ground zero)」(注1)のことである。アヴァンギャルド(ここでは未来主義のこと)は、「過去に対する拒絶や精算以上」のものであり、文字通りの起源、ゼロからの出発、誕生だというのだ。 クラウスは、アバンギャルドの無垢の起源として、「その向こうにいかなるより深いモデルも指示対象もテクストも存在しない、争う余地のない零の場(zero-ground)」、すなわちグリッドをあげて論じるのだが、椹木のゼロは、否定すべき、既成の枠組みたる「現代美術」がいったい何か、

  • 『ゼロ年代の想像力』を読んで腹を立てた人のために(再加筆版) - 白鳥のめがね

    ※件のを冷静に読みたい方は、まず(↓)をお読みください(5月27日追記)。 『ゼロ年代の想像力』を読み直すためのレッスン+++ - 白鳥のめがね このから学べることは、こんなパフォーマンスに需要があると思われるほど文化的状況は貧しいことになってしまっているということではないだろうか。まずそれを直視しておきたい。 ゼロ年代の想像力 作者: 宇野常寛出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/07/25メディア: ハードカバー購入: 41人 クリック: 1,089回この商品を含むブログ (263件) を見る 文化的状況の貧しさに徒手空拳で立ち向かう著者の努力とある種の真摯さには一定の敬意を払わなければならないだろうが、だからこそ、批判的な検討をもってエールとしたい*1。 以下、このの特徴の幾つかについて触れ、まず、あくまで著者自身が要請している倫理と論理を徹底することによって、この

    『ゼロ年代の想像力』を読んで腹を立てた人のために(再加筆版) - 白鳥のめがね
  • 「橋本治と内田樹」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    筑摩書房 2008年11月 なんとも奇妙なで、こういうタイトルになっていて橋氏と内田氏の対談なのであるけれども、内田氏が幇間をして橋氏をヨイショしているようなで、もっぱら論じられるのは橋氏で、内田氏は蚊帳の外である。だいたい、橋氏は内田氏のことをよく知らないらしい。レヴィナスって誰?、という感じで、ようするに橋氏は難しいことはわからないひとなのである。 橋氏はインテリではなくて、内田氏は典型的なインテリ、だから、最初から話がかみ合わない。ふたりはほぼ同じころに東大に入っている。すなわち全共闘世代なのだが、内田氏が典型的な全共闘世代であるのに対して、橋氏はノンポリである。橋氏が67年入学。内田氏は70年入学? わたくしが66年入学だから、橋氏はわたくしよりは一学年下ということになるらしい。 二人して、自分の下の学年から(70年以降から)学生の雰囲気が変わったという。内田

    「橋本治と内田樹」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
    klov
    klov 2009/01/05
    橋本治はどこまで行ってもengineeringな人だ
  • 伊藤計劃『ハーモニー』 - logical cypher scape2

    フーコーと哲学的ゾンビが出会うディストピア! これは何というか、とにかく色々なトピックがぶち込まれていて、どこから書いていけばいいのかわからない。 これは文句なく面白いので、この年末年始何読もうか迷っている方にお薦めです。 どうでもいいところかいくと、引用やらパロディやらが色々と散りばめられている。 そもそもこの作品には、かなりの蘊蓄やらが詰め込まれているわけだが、それとは別に、ハルヒとかナウシカとか舞城王太郎とか円城塔とかからの引用があったりする。 まあ、引用やパロディを探して楽しむような作品でもないので、見つけた時にちょっとにやりとするくらいか。 それから、この文章は、etmlという言語で記述されていることになっている。htmlやらxmlやらと見た目は似ているわけだが、etmlのeというのはemotionのeで、つまり感情を記述するためのプログラム言語なのである。 小説としてそれはあり

    伊藤計劃『ハーモニー』 - logical cypher scape2
    klov
    klov 2008/12/30
    なんだかいつもより饒舌だ。
  • 最近買った本 - 『サブリミナル・インパクト』下條信輔 - ニート☆ポップ教NEO

    社会現象を潜在知の観点から読み解く。色んな話題が扱われていて面白い。 サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書) 作者: 下條信輔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/12/01メディア: 新書購入: 19人 クリック: 79回この商品を含むブログ (73件) を見る 序章 心が先か身体が先か 第1章 「快」はどこから来るのか 第2章 刺激の過剰 第3章 消費者は自由か 第4章 情動の政治 第5章 創造性と「暗黙知の海」 5章の創造性についての議論が面白い。 ちょっと前に読んだマイケル・ポランニーの『暗黙知の次元』の話題も出てくる。 「我々は語ることができるより多くのことを知ることができる」 ポランニーの『暗黙知の次元』で繰り返される言葉だ。ポランニーは科学における発見がいかにしてもたらされるかを考え「暗黙知」という概念をまさに発見-創造したわけだ。 この

    klov
    klov 2008/12/29
    面白そう
  • Socius_書評『健康帝国ナチス』

    紹介と書評 ロバート・N・プロクター著/宮崎尊訳『健康帝国ナチス』 初出 『大原社会問題研究所雑誌』第552号(2004年11月)73-74ページ。 ユビキタスな健康志向社会 たとえば「今の健康ブームは過熱しすぎだ」という議論がある。健康ブームといわれて久しいが、それに飽いたころに健康ブーム批判が出てくるのは自然の成り行きである。そして、それもまた小さなブームになると、批判の言説が陳腐化し、いつのまにか健康ブーム自体に取り込まれてしまう。一部の批判によって萎えるような現象でないということだろう。このさい「健康ブーム」というマスコミ用語を避けて「健康志向社会」あるいは「健康意識社会」と呼び変えて、長期的展望の下に議論したほうが適切ではないかと思う。一過性の現象ではないというだ。 それを前提にした上で、ある種の社会や人びとが健康志向を極度に高めるということがあるということを認識したい。そして

  • 遅ればせながらようやく梅田氏の問題意識が見えてきた - 殺シ屋鬼司令II

    今更、またもや日語滅亡論についてです。 今回の日語騒動で引き金となった梅田氏のエントリは最初にネット上で話題になって、そこから新聞広告でもキャンペーンが張られることになった。しかも、不用意な発言のおまけ付き。 でも今思い返して、梅田氏は新書や"総合誌"の記事で誰に書いてきたか? それは中堅以下の若手社会人を励まして新しい社会のエヴァンジェリストたるためでありつつ、一方では上澄みだけちょろっと知った風な口を利きたいオッサンらの興味をちくりと刺激して、ネットのトレンドを教えていたわけです。 そのオッサンというので目していたのがおそらく旧態依然としたマスコミで、お前らが変わらん限りネットは良くならねえんだよカスが、と言いたかったのではないかと、新潮に載ったインタビューを読んで思いました。 「議論の叩き台に」というその議論の主語は、その旧態依然としたマスコミ連中なのだと。 新潮 2009年 0

    遅ればせながらようやく梅田氏の問題意識が見えてきた - 殺シ屋鬼司令II