栃木市の遺跡で発掘された土偶をモチーフにしたキャラクターの着ぐるみが県立博物館に贈られた。同館は秋に企画展「土偶の世界」を予定しており、PR役にと学芸員らが土偶の着ぐるみを発案した。 モデルとなった土偶は、栃木市の後藤遺跡から発掘された全長12.8センチのもの。縄文時代のものとされる。着ぐるみは、文化施設の企画・設計などを手がける会社「オオミヤ」(宇都宮市)が制作し、寄贈した。女の子という設定。身長は170センチだ。 「こんなに可愛いとは思わなかった。丁寧に作ってもらえてうれしい。博物館のイメージアップにつながれば」と同館の船橋政従館長。オオミヤの大宮航社長は「全国でもめずらしい土偶の着ぐるみ、歩くと頭が左右に揺れて可愛いんですよ」と話した。 同館はキャラクターの名前を11、12日の来館者から募って決める。両日は県民の日のイベントとして入館無料。