鹿嶋市神野の土砂が崩落した保育施設建設現場で、業者が市の開発許可を受ける前に着工し、市職員が立ち会っていたことが、市への取材で判明した。職員は施設や工事の担当ではなく、許可前だったことを知らなかった。市は部署間の連携不足だったとしている。 一方、市議会は20日、土砂崩落への対策を求めた住民らの請願を全会一致で採択した。市は今後、崩れた土砂を撤去したうえで、さらなる崩落を防ぐ応急措置を検討する。 市によると、問題の土地は今年9月、地権者側が社会福祉法人に売却。地域住民の話では、10月31日に工事が始まった。付近一帯は地中に遺跡が埋まっている可能性があり、文化財保護法に基づく手続きが必要だった。
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