紛失資料3点、収蔵庫で発見 浜松市博物館 浜松城絵図など 浜松市博物館で収蔵資料が紛失し、職員がその事実を隠していた問題を巡り、不明となっていた資料5点のうち3点が同博物館の収蔵庫で発見されていたことが19日、関係者への取材で分かった。取得価格200万円以上の重要物品に当たる「浜松城二の丸絵図」も含まれているという。 「浜松城二の丸絵図」(紛失発表時に浜松市から提供) 関係者によると、このほかに発見されたのは「遠州五千石御替地図」と「遠州浜名五千石図」。市が収蔵資料の管理徹底に向けて庫内の再整理を進めている中、所定の保管場所とは別の未整理資料の中から発見されたという。市は残る2点についても収蔵庫内に存在している可能性があるとみて、調査を進める。 市は2021年11月、同博物館の収蔵資料6点を紛失したと発表し、その後1点を発見した。「浜松城二の丸絵図」については遅くとも18年時点で紛失が判明