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衆院選
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竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション本」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも本物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、本書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての
民主主義の国であるはずなのに、自分たちの声が政治に反映されない――そんな思いが各国でデモ活動が盛んに行われるようになっている一因なわけですが、一方で選挙という制度を少しでも機能させるためには、投票率を上昇させる努力も引き続き行わる必要があるでしょう。それには従来以上に選挙を身近なものにしてゆかなければなりませんが、ヴァージン・アメリカ航空がこんな試みを行ったとのこと: ■ Virgin America offers voter registration at 35,000 feet (Springwise) 米国では18歳以上の市民が大統領選挙での投票権を持っていますが、投票するためには事前に「有権者登録」を済ませておかなければなりません。登録はオンラインでも可能なものの、人間は本質的にグズな存在ですから、やろうやろうと思っていても結局やらないことが多いもの――ということでヴァージン・アメ
ボストン・ダイナミクス社がDARPA(米国防高等研究計画局)の支援を受けて開発した四足歩行ロボット"BigDog"。独特の作動音とキモい動きで大きな注目を集めましたが、ちょっと目を離した隙に"LS3"という名称を与えられ、イヌからロバへと大きな進化を遂げています: 何といっても大きな違いは、作動音が非常に小さくなっていることでしょう。まだ当然ながらモーター音は残っていますが、DARPAの発表では以前よりも10分の1の静かさとなり、横で兵士が会話するのも可能とのこと。確かにあの音じゃ、うるさくて仕方ないですからね……。さらに400ポンド(約181キロ)の荷物を積んで、20マイル(約32キロ)を給油なしで走破できるそうです。ちなみに平らな場所での時速は7マイル(約11キロ)まで出すことが可能。 さらに注目の追加機能は、目標とした人間(リーダー)を追跡するというもの。搭載されたセンサーでリーダー
エストニアといえばスカイプ発祥の地、そしてヨーロッパにおけるオフショア開発の中心地の一つですね(そんなの知るかという方は、こんな本はいかがでしょうか)。IT系の産業で国力を維持するという方針を打ち出しているわけですが、その流れを受けて、小学校からプログラミングの授業を導入することが決まったそうです: ■ By next year, all Estonian schools will be able to offer programming classes (The Next Web) ちょっと気になったので、他の報道も参照しつつどのような内容なのかまとめてみました: エストニアで"ProgeTiiger"なるプログラムが進められている。小学校1年生から高校3年生に相当する生徒たちが、学校でプログラミングを学べることを可能にしようというもの。 このプログラムのパイロット版が、いよいよ今年から
ネット上で大騒ぎとなった、例のフレスコ画。スペインに住む素人のおばあちゃんが、地元の教会にあった19世紀のフレスコ画を(善意で)修復したところ、それがサルのような姿になってしまい……いまでは逆に巡礼客が増えたり、「このまま保存して!」という嘆願が出たり、Tシャツまで作られたりする始末です。 しかし考えてみましょう。フレスコ画の修復をきちんとこなせるなどという人が、世界に何人いるのでしょうか。失敗を笑っている人は、自分なら上手くできると思っているのでしょうか。ということで、自分も例のフレスコ画の修復にチャレンジしてみたい!という人のために、こんなサイトがオープンしています: ■ The Cecilia Prize | Restore Your Own Ecce Homo! タイトルにある「セシリア」とは、今回の「修復」を行ったセシリア・ヒメネスさんにちなんだ名前ですね。アクセスすると、こんな
世はまさにアプリ時代。ゲームから勉強、運動、健康管理、さらには有権者の個人情報収集までアプリでできてしまいますが、ついに政治広告の裏側を暴いてくれるアプリが米国に登場したとのこと: ■ Super PAC APP テレビの音を拾うだけで、画面上で流れているのが何の番組かを把握、その番組に「チェックイン」することを可能にするShazamというアプリがあるのですが(他にも類似アプリが存在します)、Super PAC APPも同様の解析を行ってくれます。ただし識別するのは政治的意見に関するCM。識別した上でそのCMの広告主(政治団体)は誰か、彼らはどのような主張をしていて、誰を支持しているのか、どのくらいの資金力があるのかといった情報を教えてくれる、という仕組みです。 さらに特定されたCMに対して評価(好ましい、公平である、疑わしい)を行ったり、コメントをつける機能も提供されています。なのでCM
先月になりますが、スルガ銀行が東京ミッドタウン内に開設している「d-laboコミュニケーションスペース」という施設にお邪魔して、同行が発行している「SURUGA Visaデビットカード」についてご説明いただきました。まだまだ日本では知名度の低いデビットカードですが、スルガ銀行独自の工夫でかなり使い勝手の良いサービスとなっていますので、ちょっとご紹介しましょう。 まずはそもそもデビットカードって何?という話ですが、簡単に言えば、「支払いの瞬間に銀行口座からの引き落としが行われるクレジットカード」といったところでしょうか。クレジットの場合には「月末に締めて○ヶ月後に引き落とし」となるわけですが、そのタイムラグが発生しないカード、それがデビットカードです。諸外国では既に一般的な存在であり、米国では全決済手段の中の約17%、英国では約27%を占めているという調査結果もあります。一方で同じ調査では、
うーん、僕も時間や場所を気にせずにiPhoneをいじってしまうタイプなので、こういうお店は家族に歓迎されるかもしれません。ロサンゼルスにあるEvaというレストランが、「来店時に携帯電話を預けてくれれば5パーセント引き」というサービスを始めたのだとか: ■ LA restaurant offers discount for dining without your phone (89.3 KPCC) 携帯電話を取り上げられる、というのは人によってはかなり抵抗感のあることだと思いますが……このサービスの狙いはもちろん、携帯電話を気にせずに食事や会話を楽しんでもらうため。最近はmiilのようなアプリもあり、食事中に写真を撮ってアップするという行為も一般的ですが、せっかく家族や恋人と来たのだから、ネットではなく目の前の人と交流を持とうよというわけですね。 オーナーシェフのMark Goldさんの言葉
いやぁ、ウチの娘は可愛くて可愛くて。今日も写真を撮ったので、ぜひご覧ください――と思わず言いふらしたくなってしまうのが親というもの。僕も例外ではありませんが、正直なところ他人にそうされたいかと言われれば、まぁ、そのぅ、といったところなわけです。で、そんな方にオススメしたいのがこちらのChromeエクステンション: ■ Unbaby.me? Yes, Please. (TechCrunch) Unbaby.meというエクステンションなのですが、実はFacebookに掲載された(友人たちが掲載した)赤ちゃん写真を、猫の写真に置き換えてくれるというもの。これでイライラせずに、穏やかな心のままでFacebookを楽しめるというわけですね!(僕には必要ありませんが!) ちなみにどのような仕掛けになっているのかという話ですが、別に画像解析などといった難しいことをしているわけではなく、写真に添えられたコ
以前にシロクマ日報の方で「電子書籍の普及で読者の読書行動(どのくらいのスピードで読んでいるか、どの箇所が面白いと感じているか等々)がデータ化されるようになり、それが出版のあり方を変えるようになるかもしれない」という見立てがあることをご紹介したのですが、その流れを後押しするようなサービスが登場していることをFast Company誌が報じています: ■ Do Books Need A Beta Version? Analytics For Books Pave The Way (Fast Company) もちろん従来の出版活動においても、「売れる本」をつくるために様々な形でニーズの把握が行われてきたわけですが、デジタルデータの収集・集約・分析が急速に進化しつつあるわけですね。で、上記の記事ではHiptypeというベンチャーが紹介されているのですが、彼らが提供しているのは「電子書籍版アクセス
昨日7月16日、東京の代々木公園で行われた反原発集会。主催者発表で約17万人、警察発表で約7万人と、いずれにしても過去最大規模だったようですが、坂本教授ことアーティストの坂本龍一さんが「たかが電気」と発言したことに賛否両論が集まっています: ■ 坂本龍一さん「電気のため、なぜ命を」都心で脱原発デモ (朝日新聞) 「脱原発」を訴える大規模な市民集会「さようなら原発10万人集会」が16日午後、東京・代々木公園で開かれた。ノーベル賞作家の大江健三郎さん(77)らが呼びかけた署名運動「さようなら原発1000万人アクション」の一環。約17万人(主催者発表)が全国から集まり、原発の再稼働に踏み切った野田政権に方針撤回を迫った。 「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」。集会は午後1時、呼びかけ人の一人、音楽家の坂本龍一さん(
これは恐らく賛否両論の取り組みだと思いますが……あるアーティストに対するヘイトスピーチに対抗するため、ツイートによる反論を促すサイトがオープンしたとのこと: ■ Using Twitter To Troll Frank Ocean’s Homophobic Haters (Fast Company) そのアーティストとは、ラッパーのフランク・オーシャン(Frank Ocean)。7月4日にゲイであることをカミングアウトしたのですが、残念ながら揶揄や誹謗中傷を行うツイートがTwitter上にあふれることとなりました。それに胸を痛めた5人のスウェーデン人デザイナーがオープンさせたのがこちらのサイト: ■ Hate Tweets of Frank Ocean アクセスして最下部にあるリンクをクリックすると、次のようにフランク・オーシャンに対するヘイトツイートが表示されます: 最上部にあるユーザー
適切なフィードバックを与えることで、機械自らに正しい答えを考えさせる機械学習の世界。先日もMUNI(サンフランシスコ市営鉄道)が機械学習を応用した新しい監視カメラシステムを導入し、映像から自動的に不審者を割り出す試みを行っているというニュースがありましたが、Wired UKの記事によれば、今度はゲームをプレイしている映像を見せるだけで、必勝法を編み出すことのできるプログラムが開発されたとのこと。 開発したのはパリ・ディドロ大学(第7大学)のコンピュータ科学者、Łukasz Kaiser氏。四目並べ(Connect 4)や五目並べといった簡単なパズルゲームを遊んでいる映像(勝ち負けがつくパターンや引き分けで終わるパターンなど数種類)を用意し、それを画像解析技術を通じて機械に学習させることで、たった2分間の映像だけで勝ち方を考えさせることができるのだそうです。 しかも面白いことにこのプログラム
ドローン(Drone)の俗称で呼ばれる無人航空機。パイロットが遠隔操作するラジコン型から、完全自律型までさまざまなタイプがありますが、既に実用化されて米軍などで活用されていることはご存じの通り。しかしそのハッキング方法が暴かれたということで、米国で物議を醸しています。 第一報を報じたのは米FOXニュース。それによると、ハッキングに成功したのはトッド・ハンフリーズ博士率いるテキサス大学オースティン校の研究チームで、小型のヘリコプター・ドローンをスタジアムに飛ばしてデモを行ったとのこと。もちろん彼らは違法な研究を行ったわけではなく、米国の国土安全保障省(Department of Homeland Security)の要請でドローンの脆弱性を調べる調査(賞金は1000ドルだったとか)を行い、見事ハッキングを成功させたという次第です。 気になるハッキング方法ですが、スプーフィング(なりすまし)と
ちょうど先週、ドイツの大手信用調査会社Schufaがネット上の情報(FacebookやTwitter、LinkedIn、さらにはGoogle Street Viewに至るまで)を収集し、信用力の判断に活用できるかどうかを探るプロジェクトをスタートさせていることが報じられていました(参考記事)。この報道が世論や政治家からの批判を巻き起こしたために、Schufaはプロジェクトを撤回することを発表。しかしその後も、こうした手法の是非について議論が続いています。 とりあえず今回は中止ということで決着がついたものの、今後も同様の動きが続くことは確かでしょう。最近「ビッグデータ」などの流行語に象徴されるように、データを分析することで隠れた事実を明らかにしようという動きが活発になってきました。それ以前に、最新の技術や高度な技法の登場を待つまでもなく、人々が自ら日々の行動を記録してくれるソーシャルメディア
プロダクション I.Gで『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』および『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』の脚本に参加された櫻井圭記さんによる一冊。ブログでも何度か取り上げているのですが、いま見たら絶版になってる……好きな本なんだけどなぁ。 ともあれ、『フィロソフィア・ロボティカ』の副題にある「人間に近づくロボットに近づく人間」という一説が非常に気になっていて、それ以来「人間とロボットはほぼ同心円と言えるほど重なり合っていて、ほんの僅かな差しかなくなりつつあるのではないか?」という思いを強くしていました。仮にそうであれば、「ロボットを知ろう、ロボットと人間の違いを考えよう」という試みは、そのまま「人間とは何か」という問いとして私たちに跳ね返ってくることになります。 3年前に書いた記事でも引用したのですが、同書のこんな一説を引用しておきましょう: 我々はつ
ビジネス向けSNSとして日本でもユーザーを伸ばしているLinkedIn(リンクトイン)が揺れています。ハッキングによって約650万件のパスワードが流出、さらにiOSアプリでユーザーの同意なくデータを集めていた事実が明らかになったとのこと。 まずパスワード流出ですが、第一報を報じたのはノルウェーのウェブサイト、Dagens IT。残念ながらノルウェー語は分かりませんが、Google Translateで翻訳したリンクを掲載しておきます: ■ Change passwords on LinkedIn, Now! (Dagens IT) Two days ago a package on the 6.5 million encrypted passwords posted on a Russian hacker site. Those who posted it wanted help to c
相変わらず日本では選挙活動におけるネット利用が認められていませんが、米国では既に常識。バナー広告からソーシャルメディアのクチコミに至るまで、様々な形でネットが活用されています。そうなると気になるのが、ある書き込みがユーザーの本心なのか、それともプロパガンダに近い宣伝なのかという点――ということで、ジョージア工科大学が過去のデータを分析し、ツイッター上のプロパガンダを見分ける4つの特徴を発見したとのこと: ■ Four Telltale Signs of Propaganda On Twitter (Science Daily) ジョージア工科大学のNick Feamster准教授らによる研究結果について(ちなみにオリジナル論文のPDFはこちら)。彼らは2010年に行われた連邦議会上院議員選挙のネバダ州での状況と、2011年の債務限度額引き上げをめぐる議論の状況を分析。具体的には、それぞれの
ちょっと面白かった話なのでご紹介。ロシアの文豪トルストイが、自身の著作の中で、米バーンズ&ノーブル社の電子書籍端末「Nook(ヌック)」の登場を予言していたようです: ■ Nookd (Ocracoke Island Journal) ブログ主であるフィリップ・ハワードさんがNookでトルストイの『戦争と平和』を読んでいたところ、その中にNookdという単語が登場したのだとか(しかも何度も)。何と、トルストイは未来を予知していたのですね! ……というわけではもちろんありません。実際はこういうことだったようです: As I was reading, I came across this sentence: "It was as if a light had been Nookd in a carved and painted lantern...." Thinking this was si
語りつくされた感もありますが、Studygiftのことについて少し。初耳だよという方のために簡単に説明すると、いわゆるクラウドファンディングのサービスで、何らかの理由で学費が払えない学生さんに対して寄付が行えるというもの。CAMPFIREの学生版、などという例え方をされる場合も多いです。 そしてStudygiftで支援する学生第一号として選ばれたのが、Google+で一時期日本人フォロワー数第一位になったこともある坂口綾優さん。あっという間に支援が集まり、サポーター190人から95万円を集めて支援目標額を達成しました。ちなみに寄付を行った支援者に対しては、「ニュースレターの配信」や「サポーター集会への参加」といった対価(?)が提供されるとのこと。 とここまでは簡単な構図なのですが、坂口さんが成績の低下から奨学金を停止されていたこと、勉強だけでなく遊びにも力を入れたいと(感じられる文章を)書
「ソーシャルメディアにアップされているプロフィール写真を基にすれば、被写体が誰かを判別できるんじゃね?」という発想は以前からあって、具体的なアプリが登場し始めているのですが、すぐに試してみることのできるiPhoneアプリがリリースされたとのこと: ■ Facial Recognition App IDs Your Friends Using Facebook (Mashable) その名は"KLIK"。Facebookのプロフィール写真を基にして、映像に写る人物のFacebook IDを判別してくれるカメラアプリです。日本からも無料でダウンロードできる!ということで、早速試してみました。 インストールしてアプリを立ち上げると、まずFacebookのアカウントと連動するように求められます。実は顔認識をできる相手は、自分がFacebook上で友達として登録しているユーザーのみ。これはセキュリテ
残念ながら日本からはダウンロードできないのですが、面白いアイデアの目覚ましアプリがルフトハンザ航空から公開されています: ■ Anywake – Where will you wake up tomorrow? アラームを解除するのを難しくする(無理やりアタマを働かせる状況にする)、早起きすると何か良いことが起きるようにする(インセンティブを設ける)など、様々なアイデアの目覚ましアプリが登場していますが、この"Anywake"はその両方を備えているもの。しかもなかなかロマンチックな味付けがされています。 まずはアプリを起動して、アラーム時間の設定。ちょうどアナログ時計のように、円の周囲をスワイプして時間を合わせるというデザインになっています: そして指定された時間になるとアラームが鳴るわけですが、その音というのが「ランダムに選ばれた世界中の街角の音」になります。公式ページでサンプルが聴ける
ソーシャルメディアとGPS付き端末の普及により、地理空間情報を持つ行動データが増加しつつあるわけですが、それを利用した研究やアプリケーションもいろいろと登場してきています。カーネギーメロン大学のモバイルコマース・ラボから発表されたこちらの研究結果も、なかなか面白い取り組みです: ■ Livehoods よく「行動範囲」なんて言い方がありますが、距離的には近くても行かない場所、あるいは遠くてもつい通ってしまう場所というのは誰にでもあるのではないでしょうか。そんな「心理的な区割り」を明らかにしようというのがこのプロジェクトです。 元となったのは、位置情報系サービスの代表格であるFoursquareのチェックインデータ。このデータを分析して、同じユーザが頻繁にチェックインしている場所を地図上で同じ色で示す、という可視化を行っています。現在公開されているのはニューヨーク・サンフランシスコ・ピッツバ
ソーシャルメディアの普及により、ごく普通の人が他人に大きな影響を与えるという状況が頻繁に見られるようになりました。企業はこの状況をマーケティングに活用できないかと模索しているわけですが、そうなると出てくるのは、「誰がどの程度の影響力を持っているのかを数値で示す」という発想。この発想は最近「ソーシャルスコアリング(Socia Scoring)」という言葉で呼ばれるようになっていて、代表的なサービスにKloutがあります。前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する"Return On Influence: The Revolutionary Power of Klout, Social Scoring, and Influence Marketing"はそのKloutを中心に、ソーシャルスコアリングの可能性と問題について解説した一冊です。 とあっさり書いてしまったものの、本書はかなりクセのある一
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