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「presentation」。それは、時に、人に感動を届けるパフォーマンスでもある。プレゼンテーションはスキルではない、情熱があれば伝わる。それを私に教えてくれたのは、たった14歳の中学生の少年だった。 プレゼンテーション、略してプレゼン。この言葉は、おそらく誰もが聞いたことがある言葉である。そして、そのプレゼンテーションを披露する場もある。例えば、TED。TEDとは世界の叡智が講演をおこなう極上のカンファレンスのこと。様々な分野で活躍している人達の講演・プレゼンを聞ける場。 そのTEDをプレゼンの教材としてアメリカで教育の分野で活用されるようになってきた。そしてとうとうNHKで2012年4月から放送されるようになった。 そこで、TEDを教材としたこの番組(NHK)の宣伝のイベントが開かれることになった。抽選の上、当選した何人かがプレゼンをできるという機会があり、そこには8人の登壇者
企業と生活者が、アイディアを介してつながるウェブ上プラットホーム「Blabo!(ブラボ)」が7月19日、オープンする。ブラボでは、複数のプロジェクトのテーマや課題が掲載されており、ユーザーは興味があるプロジェクトへアイディアを提供できる。アイディアを出した人と対話することも可能である。 2010年4月にβ版が公開され、アサヒビールやガリバーインターナショナル、リクルートなど10社以上の共創プロジェクトを生み出してきた。ガリバーインターナショナルが東日本大震災の復興支援として行った「これからの中古車」の価値を共創するプロジェクトでは、200台の中古車をブラボを通じて東北へ送った。 もともと企業向けであったが、今月19日のオープンでは、企業以外にも、NGOやスタートアップ、個人など誰でもプロジェクトを集められる仕組みとなる。生活者、企業、NPOの垣根を超えたタッグプロジェクトを誕生させるこ
今年3月から毎週金曜日、首相官邸前で開かれる「原発再稼働反対」デモの参加者数について、大手メディアが引用している「警視庁発表」の数字が実は存在しないことが明らかになった。 警視庁広報課は「各紙が持つ独自のルートで調べているのではないか」との見解を明らかにしたが、警視庁が発表していない数字を「警視庁発表」としたり、その数字の根拠が全く不明であるなど、報道モラルを大きく問われる事態に発展しそうだ。 首相官邸デモの参加者数については、直近の6月29日、7月6日の2回について、主催者側はそれぞれ「20万人、15万人」と発表した。 これに対して、大手新聞やテレビなど主要メディアは「警視庁発表」としてそれぞれ「2万人、2万1千人」と報じてきた。 メーデーなど大型デモの参加者数については、総じて主催者側が多めの数字を発表し、地元警察が少なめの発表をすることが多かった。 だが、一連の首相官邸前デ
アイセック東京大学委員会は海外インターンシップ説明会を開き、ナット・ウォング氏が基調講演者として登壇した。ナット氏はゲーミフィケーションの考え方を活用した寄付サイト「i-kifu(アイキフ)」の代表理事を務める。「アメリカのような寄付文化を日本に植え付けることが目標」と会場にいた100人弱の聴衆に話した。 アイセック東京大学委員会は、大学生の海外インターンシップ機会の提供及び受け入れを行う。今年で創立50年を迎え、メンバーは130人。アイセックは、世界110カ国・地域で6万人の学生が関わっている国際的組織。国内24大学に支部があり、東京大学委員会は日本で初めて創設された4支部のうちの一つである。 ナット氏はベトナム戦争時に感じた問題意識から、社会貢献に携わろうと決意した。「ベトナムでは学校に行けない子どもや、働けない子どもがたくさんいる。彼らのために何とかしたいと思った」と話す。考案し
社会貢献意識を持った若者が増加している。東日本大震災以降、その傾向は顕著に表れている。『絶望の国の幸福な若者たち』の著者で社会学者である古市憲寿氏(27)は、その要因としてリアリティが欠けて、自分探しをしていることと見る。社会貢献を通じた自分探しをする若者たちを古市氏はどう分析しているのか伺った。(聞き手・オルタナS副編集長=池田真隆、オルタナS特派員=河合和香) ■日本では生きている実感を感じられず、海外でリアリティを感じる ——社会貢献活動が若者たちの間で広まっています。なぜ、ここまで社会貢献意識を持った若者が増えているのでしょうか。 古市:まず、マクロに考えると、ある程度は自分の周辺のことに不便しないくらい日本が豊かな国になったことがあると思います。基本的に自分のことで精一杯だったら、社会貢献なんてしようとは思えません。 社会が豊かになりすぎたが故に、生きている実感を持ちにく
うつ病にかかる前のうつ予備軍の人宛に、匿名でメールを送り間接的に通知できるサービス「うつっぽ」が5月15日にリリースした。 このサービスでは、うつ予備軍で悩んでいそうな友達や家族、恋人宛に、匿名性を生かしてうつ通知を行うことができる。通知が届いた相手には、うつ病診断アンケートが届く。相手がそのアンケートに答えると結果に基づいた対処法や医療機関の紹介を受けられる仕組みとなっている。 このようにして、うつ病にかかる前にしっかりと相手に伝えることで早い段階からの対処を目指す。 IT技術でうつ病予防を目指すU2plus(ユーツープラス、東京・港)とクラウドファンディング「CAMPFIRE」などを開発した家入一真氏を中心とした組織liverty(リバティ)の合同企画として開発された。 ユーツープラスの代表取締役東藤泰宏さん(30)はIT業界で働いていたが、2008年過労によりうつ病に苦しんだ
若手アーティストの登竜門として知られる「アートアワードトーキョー丸の内」。2012年グランプリは、自らの足をモチーフにした作品を発表し続ける東京芸術大学大学院卒業の片山真理さん(24)に輝いた。 作品名は「ハイヒール」。片山さんは生まれつき両足とも膝下の太い骨がなく9歳で切断。理想の足を装着した写真とハイヒールを履いた写真の二つのポートレートを中心に、足をモチーフにしたオブジェ等を飾り、体への思いを表現した。 アート制作と並行し音楽活動も行う片山さんは「ステージに立つなら、ハイヒールを履きたい」と思い立つ。そこでアメリカで一社だけが作っている足首から下をハイヒール用に取り替えられる義足を取り寄せた。 「ハイヒールでステージには立てました。ですが、市販の靴が硬い義足に負けてしまって、一晩で壊れてしまいました」 日常でも履き続けられるハイヒールが欲しい。関東各地のオーダーメイドの靴屋、
5月17日、「study gift(スタディギフト)」というウェブサービスがリリースされる。奨学金の利息が払えず学校に通えなくなってしまうなど、学費が払えないことが原因で学校に行くことを諦めざるを得ない学生のためのクラウドファンディングだ。 学生は自分をプレゼンテーションし、応援したいと思った人がお金を出してパトロンになる。支援された学生は、毎月に複数回の授業レポートを提出し、支援者に何を学んでいるのか報告する。また、年に数回の支援者との交流会も開催する予定である。 スタディギフトの制作を担当したのは、去年、影響力の高いブロガーに与えられるαブロガー賞を受賞したヨシナガ氏。「今の子どもは学校の成績では測れない子がたくさんいる。何かに一生懸命打ち込んでいる子が、学校に通いながらその能力を高められるように支援していきたい」と語る。 実はこのサービス、いわゆる株式会社が作っているものでもな
若者の政治離れが起きている昨今、ネット選挙運動解禁を求める「ONE VOICE CAMPAIGN(ワンボイスキャンペーン)」では、多くの若者の共感を獲得し、一夜にしてフェイスブックの「いいね」は1600を超えた。今までの政治に抱いていた堅苦しい印象とは違い、「政治をポップ」に見せるコンセプトでキャンペーンは行われている。いかにして、若者に政治をポップなものと思わせたのか、キャンペーンのコンセプトを構想した高木新平氏(24)にその背景を聞いた。(聞き手・オルタナS副編集長=池田真隆) ——今回のキャンペーンでは、公職選挙法の一部改正を目指していますが、それだけでなく若者の政治離れも防ぐ効果があると思います。今回のキャンペーンを通して高木さんが期待していることを教えてください。 高木:今回のキャンペーンでは、一人ひとりの声が届く仕組みづくり、より多くの人々の多様な政治参加のカタチを実現した
「フェイスブック・シティ課」「全職員がSNSアカウント取得」など、大胆で先駆的な施策を取り入れている人口約5万人の佐賀県武雄市に、また新たな風が吹こうとしている。 ■武雄市図書館×CCC 2012年5月4日、代官山TSUTAYAを会場に行われた『武雄新図書館構想』についての記者会見、武雄市図書館・歴史資料館の企画・運営に関する提携基本合意の様子は、Ust中継され、一気にアクセス数が上がった。TUSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)社長増田宗昭氏と樋渡啓祐武雄市長は、互いの決断力とリーダーシップを認め合っているのは当然の様子。 樋渡市長は、都市と地方を結び、「地域文化の向上から日本を元気にしたい」と、新たに生まれる地域活性ロールモデルへの挑戦へ大きく胸を膨らませているようだった。樋渡市長は、「市民の生活をより豊にする図書館」を目指し、そのための取組を『9つ
「日本では美大を卒業しても、アートだけで生活できる人はあまりにも少ない。 僕の卒業した多摩美術大でも、卒業生数百人に1人居るかいないか」。 そう語り、2003年から「インターネット時代のアート」をテーマに作品を発表 している現代美術家の泰平さん(34)は、この現状を打破するプロジェクトを 進めている。 一般的なアート作品の売買は、ギャラリーでの展示、オークション、アートフェア などのイベントに限られる。しかもマーケットが独特なため玄人の嗜好品という イメージだ。 美術大学の学生は在学中にたくさんの作品を作る。多い人だと卒業するまでに 大小1000個以上という多作家もいるという。しかし、買い手や保存場所がなく 捨ててしまう事も少なくない。 そこで考えたのが、インターネットを使ってアート作品をもっと簡単に売買できる プラットフォームを作る事だ。日本の現代アート業界が抱え
東日本大震災がきっかけとなり、多くの人が改めて自分自身の役割を見直した。大学を休学してボランティアに専念する学生や、卒業後に被災地へ移住する学生も現れた。陸上選手としての人生を歩んできた為末大選手に、自分で決めた道を生きるとは何かを聞いた。(聞き手・オルタナS副編集長=池田真隆、オルタナS特派員=板里彩乃、伊藤明日斗) ——為末さんはアテネ、北京と二度のオリンピックや世界陸上など大きな大会に何度も出られました。国際大会では尋常ではないプレッシャーが掛かると思います。プレッシャーを克服する方法があれば教えてください。 為末:プレッシャーが掛かったら、自分が何に恐れているのかをしっかりと把握することが大切です。厳密に言うと、緊張やプレッシャーははねのけられるものではありません。まずは何が原因でそのようなプレッシャーを感じているのかをしっかりと把握します。 ほとんどの場合、プレッシャーの原
「僕は震災で家も流されたし、思い出のある町も流されたし、たくさんのものを失ったけど、それでも震災がきて救われたと思ってるんだよ」 昨日であの震災から1年が経ちました。僕の地元である宮城県石巻市は津波によって壊滅的な被害を受けました。僕も大切な故郷を、幼馴染を、駄菓子屋さんや公園を、思い出のある町を一瞬で奪われました。 僕は今、TEDICという被災地の教育支援団体を立ち上げて、毎週末教員志望の仲間たちと石巻の子どもたちのもとへ訪れ、勉強を教えたり、進路の相談にのったりしています。 10か月間、立ち上げから子どもたちと関わり続けていく中で、刻々と変化していく石巻と、揺れる子どもたちの心のうちに毎週末触れてきました。 この言葉に出会ったのは、8月頃のある避難所でした。ある中学生の男の子に勉強を教えていたところ、ポツリと口にした言葉です。 この男の子は、元々ある事情で学校に通うことができ
『近いけど遠いあの人と、お茶してみよう』 このセリフを合言葉に、今注目されているのが、CoffeeMeeting(コーヒーミーティング)というサービスだ。 ソーシャルメディアが普及し、普段では声をかけることのできないような相手ともコミュニケーションを取れるようになった。 コーヒーミーティングは、そのような相手とインターネット上でのコミュニケーションだけではなく、実際に顔を合わせて話をすることを可能にさせるのではないだろうか。今回は、CoffeeMeetingのCEOである山本大策(やまもと だいさく)氏に話を伺った。(聞き手・オルタナS特派員=内藤聡) ーーサービス内容を教えてください。 山本:一言でいうと「コーヒー1杯飲む時間を一緒に過ごしたい相手と、出会えるサービス」です。 ユーザーは自分の趣味を、タグを通じて公開し、話が合いそうな相手に、「いつかお茶したい」申請をボタンで
ライフスタイルプロデューサーとして商品開発やイベントを企画する村上萌さん。ベーグルからジュエリー、自動車までの幅広いジャンルで若い女性向けのプロモーションを手掛ける。3歩ではなく敢えて1.5歩先という距離感で、来週の土日に実践できるような身近なワクワクの提案にこだわる村上さんの素顔にせまった。(聞き手 オルタナS特派員=池田真隆) ――若者向けのプロモーションで、心がけていることはありますか。 村上:私は奇抜な発明や全く新しいものを作ることはできませんが、既存の物やいつも通りの物を少しの違いで新しい見え方にできるよう心がけています。 ベースが同じことにより共感が生まれ、それを踏まえた上で提案する少しの違いこそが日本女子の場合の「カワイイ!」であったり、ワクワクする瞬間なのだと思っています。 例えば、ジュエリーブランドヴァンドーム青山さんの展示会プロデュースの際には、普段ショーケース
格安レンタルサーバー「ロリポップ」を開発し、マイクロパトロンプラットーム(複数のユーザーから少額の支援を受ける仕組み)「CAMPFIRE」を運営するクリエイター家入一真氏(33)。若いクリエイターの挑戦を支援するサービスを続々と開発してきたが、「今必要なのは、逃げることのできる勇気」と語る。その真意を聞いた。(聞き手・オルタナS特派員=池田真隆) ■ 引きこもりから ITビジネスの起業家へ ――家入さんの人生を振り返って頂きたいのですが、中学2年生の頃から高校まで登校拒否になったということで、その間はどのように過されていたのですか。 家入:自宅でずっと、絵を描くこととインターネットしかしていませんでした。絵は油絵やデッサンなどです。将来は画家になりたいと思っていたので、高校には復学せずに大学入学資格検定を取って芸大に進学しようとしました。 住み込みの新聞配達をしながら奨学金を得る新
ーー 一カ所にとどまらず、自由に自分のやりたいことをやる「ノマド」(遊牧民を意味する英語)は、現代を象徴する言葉です。この言葉をどう捉えますか? 近年の日本のノマドブームは、時代の要請があるのかもしれません。何か縛られることなくノマドとして生きていると、間違った常識や、もはや通用しないルールなど、「さまざまな思い込み」から自由になれます。心が自由になると、発想がクリエイティブになります。 戦後から続いた「プロダクティビティ(生産性・効率)最大化」の時代は終わりました。すでに、「クリエイティビティ(独創性・創造性)追求」の時代に突入しているのです。 人間の、プロダクティビティには限界がありますが、クリエイティビティは無限です。現代が抱える、複雑かつ難易度の高い社会問題にブレイクスルーをもたらし、奇跡を起こすことができるのは、人間のクリエイティビティだけだと確信しています。 世の中が閉
元ミリオンヒットプロデューサー、現在はニュージーランドの湖畔と東京都心を行き来するノマドライフを送りながら、ブランディングアドバイザー、大学講師、アウトドアエキスパートなど、複数の肩書きをもって活躍する四角大輔氏(41)。「プロダクティビティ(生産性・効率性)重視の社会には限界が来ている。クリエイティビティ(独創性・創造性)を磨くことが個人の成功、そして社会変革への秘訣だ」と語る。(聞き手・オルタナS特派員=池田真隆) ――絢香さん、Superflyさん、平井堅さん、CHEMISTRYさんなど10数組のアーティストをプロデュースされてきました。それでもソニーミュージック入社当初から数年間は「査定評価は最低」だったと。 私は幼少の頃から集団行動が苦手で、会社に入っても同じでした。これが社会の常識だ、この部署の暗黙のルールだと言われても、納得できなければ行動できませんでした。新人営業マンの
東京大学大学院で公共政策を学ぶ桑原悠さん(25)が2011年10月、大学在籍中に地元である新潟県津南町の町議会議員選挙でトップ当選を果たした。1144票を獲得し、2位に500票以上の差をつけた。全16議員の平均年齢が約60歳という環境のなかで、「20年30年後の津南町を考えて行動していきたい」と熱い思いを語る。(オルタナS特派員=坂下可奈子) ■ 震災を機に故郷への思いが強まる ――桑原さんが町議選に立候補しようと思ったのはなぜですか。 決定的だったのは、2011年3月12日に発生した長野県北部地震です。3月11日に起きた東日本大震災の翌日に、長野県北部で大地震があり、津南町は栄村のすぐそばで震度6弱を観測し、大きな被害を受けました。 生まれ育った自分の故郷をなんとかしたい、津南の抱える少子化や過疎化などの問題に対して何か役に立ちたいと思いました。そんなときに、町議選があるのを知っ
東日本大震災の影響で外国人観光客数は激減している。被災地復興のために、外国人観光客を呼び戻そうと、世界をリードする20代を中心とした若手リーダー達が東北支援のプロジェクトを立ち上げた。 世界の著名な人を招き、東北を世界へPR 日本政府観光局によると、訪日外国人観光客数は、2011年1月~11月の観光客数は約564万人で、前年と比較すると29.1%減少しているという。被災地復興のために、外国人観光客の呼び戻しが急務である。そこで、東北の復興する姿を世界に発信することで、国際社会において日本の存在をアピールする必要があると考えた。 Global Shaper Communityでは、世界のリーダーたちに対して東北をPRし、実際に来訪してもらうプロジェクト(Re-Generate Tohoku-Northern Japan)を企画した。世界経済フォーラムメンバー・各国大使を被災地に招き、被
宮城県気仙沼市の唐桑半島で漁業を営む漁師、佐々木夫一(ささきゆういち)さん(61)は、漁師を募集している。 唐桑は、東日本大震災の被災地域。津波の被害と放射能の課題がある。ただでさえ環境問題、政治、経済の影響を直に被りやすい第一次産業だが、若者が漁師の魅力やメリット、苦労話などを聞いた。(オルタナS特派員=笠原名々子) ■ 漁を辞めて、瓦礫掃除に行く漁師も ――全国各地からボランティアがたくさん来ていますね。 佐々木:この震災で、地元の人や全国から来たボランティアと絆はできたし、元気をもらっているけど、同時に裏切られることもあったなぁ。 ――どんな裏切りがあったのでしょうか。 佐々木:震災後、漁ができないから、俺の船の乗組員たちに一カ月の休みを出した。でも戻ってこなかった人が2人いたんだ。1人はまだ20代で、そいつはどこの船でも長続きしなかったけど、俺の船に来てからちゃんと真面
福島第一原子力発電所の事故後、いち早く「脱原発」宣言をした俳優・山本太郎氏。事務所を辞めて収入は10分の1に減ったが、「人間に戻った」感覚を取り戻せたという。脱原発デモに参加するなど原発の危険性を訴え続ける山本氏に、その真意を聞いた。 聞き手・編集部=吉田広子、赤坂祥彦 写真・福地波宇郎 撮影協力・AUX BACCHANALES KIOICHO ――原発やエネルギー問題に興味を持たれたきっかけは何でしょうか。 山本:2011年3月11日に起こった東日本大震災です。それ以前は、原発については、発電で生成される核のゴミを地下に埋めて100万年単位で管理しなければいけないという程度の知識しか持っていませんでした。 震災以降、国際環境NGOグリーンピースのホームページ※などに掲載されている情報を調べ進めていくうちに、原子力発電は持続可能なエネルギーではないと気付きました。 (※編集部
ある時はプロデューサー、ある時はプランナー、ある時はスピーカー。いくつもの顔と肩書きを持ち様々な仕事をこなすノマドワーカー安藤美冬。何より驚きなのが営業活動を一切しないでもオファーが来る点である。彼女がそのような働き方が出来るのはなぜなのか。(聞き手・オルタナS編集部=池田真隆) ■高収入で安定していた会社を辞め、自分の名前で勝負する道へ 安藤さんのキャリアは慶應義塾大学を卒業し、400倍とも言われる新卒倍率を勝ち取って始まった。出版社最大手の集英社に入社し、女性誌の広告業務、書籍単行本のプロモーション業務に関わり、職場環境にも恵まれた順風満帆な日々を7年間過ごしていた。 しかし、29歳の誕生日、人生を変える転機が訪れる。 20代最後の節目を迎えた自分が自分自身に投げかけた「一度きりの人生、このままでいいのだろうか」という問い。それは、何不自由ない生活と仕事の先に続いていく「未来」
「ハイドロパワー(HighDro Power)」は、水洗トイレなどで流した水が落下するときのエネルギーを利用した発電方法だ。 イギリスのデ・モンフォート大学の卒業生、トム・ブロードベントさんはある日、ホテルの浴槽から水を抜くときに気付いた。水がとても早く、勢いをもって流れていたのだ。この力を利用したグリーン電力を作れるのではないか。そう考えて作ったのがハイドロパワーである。 ハイドロパワーでは水洗トイレなどで流した水が落下するときの位置エネルギーを利用し、配管に設けた4枚の羽でタービンを回す、いわば水力発電。もちろんトイレ以外にもキッチンやシャワーの排水を利用できるが、ある程度の高さのあるビルやアパートが想定されている。 ブロードベントさんの計算によれば、7階建てのビルに取り付けると年間926ポンド(約12万円)の電気代の節約が可能だという。 大学2年生の時にはバーやクラブでも使え
夜間や昼間の曇天・雨天時など光がなくても「24時間発電できる」、中央タワー式集光器と蓄熱機能を備えた世界初の商用集光型太陽熱発電所(通称:Gemasolar)がトレソル・エナジー社により、スペインに2011年5月誕生した。 スペインにある集光型太陽熱発電所の写真 (写真提供:Business Wire) この発電所で革新的な技術の一つが「溶融塩熱伝導」を採用していること。一見何のこと?と難しく感じる技術だが、鏡で集めた太陽光の熱を「塩」で蓄熱するというのだ。 まず、約185ヘクタールに及ぶ2650基の反射鏡を利用して、内部に熱伝導媒体として溶解塩が流れている中央のタワーに光を集める。昼間のうちに溶融塩を溶かして熱を蓄えておき、夜は溶融塩が固体に戻るときの潜熱などによって蒸気を発生させ、発電する仕組みだ。 この技術により、太陽光が全くないときでも15時間は継続して発電できる見込みだ
今年4月、金融業界で初めて「脱原発宣言」をした城南信用金庫の吉原毅理事長。だが吉原理事長がユニークなのは原発問題だけではない。「お金」という存在について、確固とした哲学を持っているのだ。私たち若者は仕事やお金とどう向き合っていけば良いのか。その極意を聞いた。(聞き手:オルタナS編集長 猪鹿倉陽子 副編集長 高橋遼) お金は人間が生み出した最大の幻想です ――信用金庫の経営トップとして、そもそもお金はどういう存在だと思いますか。 金融機関にとって唯一の商品はお金ですから、常々「お金とは何なのか」という大きなテーマを考えてきました。例えばミヒャエル・エンデの『モモ』なども読みました。 ――「モモ』には「時間銀行」という不思議な金融機関も出てきます。 時間とお金は密接に関係がありますね。「モモ」はお金と効率に支配される近代社会を批判した作品です。そして、お金は自由主義と個人主義に深く関
幸運が訪れるかも WIN THE LOTTERY 応募登録するだけで、豪華なプレゼントが当たるスカウトメール付き求人をお見逃しなく! \ 毎月1回のスペシャル抽選イベント / 頑張る女性を応援 Women’s Life Support 私たちは、生活においてさまざまな事情で 経済的に苦しむ女性たちへの支援を行っています。 個々の事情に応じて、生活の自立に向けたサポートプランを作成して、 共に困難を乗り越えるお手伝いをしています。 もしもあなたが悩みを抱えているのなら、 その悩みを共有し、一歩一歩前に進むお手伝いをさせてください。 何かお力になれることがあれば、お気軽にご相談ください。
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