金融関係の行政官さんによる本を読んでいたら、この言葉が繰り返し登場してきました。実際には、2回程度だったと思うのですが、それだけ強い印象を残す言葉です。 私は今回調べるまで知らなかったのですが、桎は足枷、梏は手枷の意味だそうです。とてもグラフィックな単語なので、相当の感情移入がないと使えない言葉です。 用法としては、桎梏から逃れられないという否定的な表現で、不当に、かつ決定的に、束縛されていて、自分の力ではどうにも出来ない、という絶望的な状況を表す場合に使われるようです。 ただし、実社会では、暗めの詩的名称の一部として使われることがほとんどのようです。Googleで検索するとこんな感じになっています。漆黒と同音になっているのも、これらの世界から好まれる理由かもしれません。 ざっと眺めてみると、終業条件の桎梏、時間の桎梏、時間の桎梏、核家族の桎梏、偏差値教育の桎梏、企業支配の桎梏、生産様式の