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元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 少し前、連休中に「終わりと始まりは同時に起こる」という記事を書いた。このところ急にテレビ関係の新しい動きが出てきたね、という話。今日はその続編的に、ちょっと絞ったことを書くよ。 フジテレビで日曜日21時から放送中のドラマ『マルモのおきて』観てるかな?ぼくは毎週観て、毎週だらだら泣いている。エンディングテーマ曲が「♪マルマルモリモリ~」という子供たちのかわいい歌声で話題を呼んでいるのは聞いたことあるんじゃない?主演の子供たちが人気出ているのか、他の番組にもどんどん出ている。ドラマの視聴率も上がっているみたいだ。 さて、その『マルモのおきて』を観ていて最近ものすごくびっくりした。主演の阿部サダヲと子供たち二人が、ドラマの設定のままで「アタックneo」という洗剤のCMをはじめたのだ。
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 今朝更新した「原子力とマスメディア、その抱える原罪」の続きを、夕方にまた書くという珍しい展開。前回のを読んでない人は、ここクリックして読んでから戻ってきてね。 さて前回はそのアゴラブックスのセミナーの内容にはほとんどふれずに正力松太郎の話ばかり書いたので、ここでは田原総一朗氏と池田信夫氏の対談にふれていくよ。 田原さんがしきりと言っていたのが、「日本では原発が危険かどうかの議論をほとんどしてこなかった」というもの。原発は安全だ、という前提ができていて、いやそうなの?という見方は避けられてきた。原発という略し方は最近で、戦後当時は「原子力発電」とうやうやしく言っていた。池田氏によれば「原発」という風に「原爆」を想起しやすい略称は反原発派の意図によって80年代以降になって流布したも
ぼくは昔ハードカバーで読んだけど、文庫本で上下巻に分かれて出てるのね。上巻1100円、下巻900円って元々いかに分厚い本だったかわかるよね。 20年近く前に書かれたもので(1994年だって)古いようでまったく内容は古びていないはず。とにかく面白いのは佐野さんの手によるものだからだけど、それ以上に正力の人生が面白すぎるから。CIAとか原発とかいうと陰謀だらけみたいだけど、タイトル通り巨大な怪人物の不思議な生き様の物語だ。 東大を出て警察官僚になったがある事件の責任をとって辞職。ここでなぜか後藤新平が登場し、当時はあまたの新聞社のひとつだった読売新聞社を正力に託す。数万部の新聞社をあの手この手で成長させ、あっという間に大新聞に育て上げる。あの手この手のひとつが、読売巨人軍の創設だ。日本にプロ野球リーグができる前に巨人軍は誕生している。なんと、アメリカ野球と戦うためだ。だから巨人”軍”なわけ。巨
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 一週間前の「リアル境塾」のセルフレビュー3回目。もう一週間経ったんだなー。ホントはこのレビュー、この一週間毎日書こうと思ってはじめたんだけど、ちょっとそうはいかなかった。 でもその分、第一回の反省や、今後どうしていくかを仲間たちと話しあったりした。その結果はもうすぐ発表するので、ちょっと待っててね。 さて佐々木さんとのお話のつづきだ。ミドルメディアはビジネスとしてどう成立させられるか。前もって書いてもらった質問の中で、ある方のものをとりあげた。「ミドルメディアでは広告費ではなくて課金モデルになっていくのか」というような質問。 これに対し佐々木さんは「広告費による収入を否定することもないと思う。ポートフォリオじゃないでしょうか」と言っていた。 ポートフォリオってのは「分散投資」っ
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 5月22日に開催した「第一回・リアル境塾」。佐々木俊尚さんをゲストに招いて濃密な話が聞けたよ。 そこで今回は、そのレビューを自分でやっちゃおうと。 この時のテーマは「ミドルメディアの未来」とした。今後、ぼくたちにとって重要なキーワードになりそうだから。この言葉を、ぼくは佐々木さんの「2011年 新聞・テレビ消滅」の中で初めて知った。 一方で、ウィキペディアによればジャーナリストの藤代裕之さんがこの言葉について、「マスメディアとパーソナルメディア(ブログ・掲示板など)の間にあるメディア」と定義したそうだ。 今回、そこを佐々木さんに聞いて意外だったのは、藤代さんが言い出したのと、佐々木さんが書いたのとはほとんど関連性がないということだった。そして佐々木さんは「マジックミドル(中間共
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 「第一回リアル境塾」は日曜日に申し込みを締め切ったわけだけど、申し込みそびれてという人もいたりして。で、申し訳ないけど定員オーバーなのでごめんなさいってことで。 あと意外にいろんな人が見てくれていることもわかってね。動いてみるもんだね。うん。 それから前回も書いたけど、このリアル境塾はUstream中継も行われます。すでにチャンネルができている。ここをクリックしてみよう。まだ映像はないわけだけど、画面上に朝日をバックに”境塾”の文字が浮いていて、なんだか怪しい宗教団体みたいだぜ。(笑) そんなこんなで、いろんな人たちの力も借りつつ、着々と準備が進んでいるよ。 ところで、前々回「ぼくたちはもう所有なんかしなくなる」と題した記事を書いたでしょ。コンテンツが大量に増えたしクラウドだし
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 22日開催の「第一回・リアル境塾」まで、あと一週間。みんなと打合せしたりしたよ。 申し込みの締切はいよいよ今日(5月15日)までなんだって。迷ってたあなたも、このリンクを押してそのページの下の方にある申し込みフォームから申し込んじゃおう!何と言っても、第一回ゲストは佐々木俊尚さんだよ! 最初に軽くぼくから、「境塾」ができる経緯を説明し、佐々木さんに入ってもらってミドルメディアについてお話をうかがう。ミドルメディアの定義から入り、そこでのビジネスの可能性、そして民主政治とミドルメディア、なんていう話もしたい。ほうら、面白そうだ! ところでこないだ、Googleのクラウド上にコンテンツを預けるサービスについて書いた。「3スクリーン+クラウド」というタイトルだったね。これを書きながら
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 今日は変則的に、夜遅くの更新をしてみたよ。 業界各社の決算が発表になった。この3月期の決算が出たわけだけど、ぼくが見たかったのは前期ではなく今期。 決算短信には今期の業績予想を書かないといけないのね。少し前に、「ぼくたちにこれから、何が起こるか?」のタイトルで、これから業界は大変なことになりそうだと書いた。その続きとして、今期の予想を何らか得られないかと思っていた。 決算の発表時に業績予想も各社出すことに気づいて、今日を待っていたのだよ。 さてとりあえず数字がとれる電通と博報堂DY、そしてテレビ局各社の業績予想を並べてみた。ADKは12月決算で並べにくいので外した。ホールディングス体制ではない電通、日本テレビ、テレビ朝日は個別の予想数字がでているのでそれを抽出した。これ、意味わ
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! この連休は原稿を書いていた。そしたら恒例の月曜ブログ更新を忘れていたよ。 原稿って何なの?ってことはそのうちまた説明するけどさ。 さて「第一回・リアル境塾」に向けてミドルメディアの予習をつづけようね。 今回の催しに佐々木俊尚さんをゲストにお招きしたのは、3月末の会食がきっかけだった。 気づいていた人も多かったみたいだけど、3月末に @hfuruta 氏も一緒に、佐々木さんとお寿司を食べたの。この時は面白かったな。ぼくが「今日はあの方と食事する!」てなことをTweetしたらすぐさま、「ひょっとして白金の寿司屋ですか?」とツッコミが入った。佐々木さんが、「これから白金の寿司屋に行く」てなことをつぶやいていたからだ。どうしてこのふたつをすぐさま結びつけられたのかなあ。勘の鋭い人にはす
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 連休の狭間だけど、すんません、ぼくはお休みとってます。みなさんお疲れさまでっす。 さてくどいけど、5月22日に「第一回・リアル境塾」を開催します。毎度毎度書いてる通り、Facebookページ「境塾」内のご案内ページを読んでくださいね。ページの下の方に「お申し込みフォーム」へのリンクがあるのでそこに書き込んで。まだまだお席に空きはある、のだけれどだんだん埋まってきてるみたい。早いに越したことないと思うよ。あ、でも多かったら抽選だったね。早い者勝ちではないのだった。 さて前回は危機感あおりすぎだろう、と我ながら思った。まだまだ、今期の業界見通しはわかんないよね。でも、危機感は持っておいた方がいい。もともと2011年はターニングポイントになるはずだったのだから、震災で事態が悪化するの
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 前回もお伝えした通り、「第一回・リアル境塾」を5月22日に開催します。 ゲストはなんと、佐々木俊尚さん! お申し込みはこちらのページから。Facebookページ上だけど、Facebook未登録でも申し込めるとのこと。まだまだ、お席にはたっぷり余裕があるらしいので、どんどん申し込んでくださいね。 さてその佐々木俊尚さんの著書『2011年 新聞・テレビ消滅』は皆さん読んだだろうか。ここで言う”消滅”は象徴的に言っていて、2011年に新聞社やテレビ局がつぶれるなどという話でもない。でも、この震災で象徴的でもなくなってきた。消滅は大げさでも、マスメディア界や広告業界が壊滅的な打撃を受ける可能性がある。 そこで、上の表を作ってみた。単位を書いてないけど、100万円ね。だから、2005年度
今日は書籍の紹介だよ。野村総研の山崎秀夫さんの著書、『スマートテレビで何が変わるか』。 山崎さんは"SocialNetworking.jp"というURLでブログを書いておられる。考えたら”おいしい”ドメイン名を確保したものだ。 SNSがタイトルのようで、内容はほとんどテレビの話題。とくにアメリカの最新テレビ事情について、詳細に情報収集して発信している。すごく参考にしてるんだ、ぼくは。 テレビの最新事情といえば、去年の11月の「AppleTVはこれから起こることのひとつに過ぎない」という記事で紹介した志村一隆さんも頑張っておられる。この時も紹介したけど、志村さんの著書ももう一度ここで紹介するよ。 メディアの今後に興味がある人なら、このお二方はテレビ研究の双璧なのでチェックしておこう。 『スマートテレビで何が変わるか』はよくできていて、アメリカの事例をうまく整理して教えてくれる。いやほんとうに
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 明治維新のきっかけは、ペリーの黒船だった。この国はいつも外圧がないと変われないんだ、なんてよく言われるよね。でも今回、外圧以外にも日本を変える存在があったとわかった。地下に。日本海溝に。マントルの流れがプレートを動かし、そして日本のシステムを変えようとしている。外圧じゃない、地下圧だ。 今日、ぼーっと見ていたニュース映像の中で、イオンの岡田社長が言ったんだ。沈痛な面持ちで、こう言った。 「全国一律、東京発の時代はおしまいだ」 ぼくはガンッと大きな金槌で殴られたような気分になり、ぼーっとしていた目が覚めた。この国で、東京中心の時代が終わった、とはっきり言った人は初めてなんじゃないだろうか。 つまり、イオンのような流通事業者からすると、この一か月で首都圏と西日本の消費動向の差が歴然
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 地震が起きてからずいぶん経った。この間で、メディア構造もすっかり変わった気がする。何と言っても、TwitterやFacebookが浮上した。今までにも増して、ぼくらにとって重要な”メディア”になっている。ユーザー数もそれぞれ大きく増えたに違いない。 去年の5月に「ソーシャルデバイドとでも呼ぶべき現象」という記事を書いた。ソーシャルメディアを使ってない人と話すと、メディアに関する基本認識に大きなギャップができてしまう、という内容。あの頃は「あなたはTwitterにハマっているからそう言うのだ」となんだか特殊な人間のようなことをいわれたものだ。いまや、(少なくとも業界では)Twitterをやってない人の方が少数派ではないかな。 なんてことを感じていたら、ちょっと目を引く見出しを見て
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 今日は広告の話であり、この終末が終わったら何がどうなるんだろう、の続きでもある話を書くよ。 たまたま、少し前に録画した番組を見た。見て気づいたのだけど、地震前、つまり3月11日より前の番組だった。そうしたらね・・・CMがたっくさん流れたんだ。もちろん、ACじゃないやつ。 なつかしかったなー!ああ、こんなに明るかったんだ、世の中って!ほんの数週間前の、この国のコマーシャルなのに、遠い昔の、別の国のもののように思えた。 こういう明るい広告の時代に、ぼくたちは戻れるんだろうか。・・・うん、そうだね、ぼくたちはもう、わかってる。もうあそこには戻れないんだよね・・・ そもそも広告は、ここ数年間変わりはじめていた。大げさに言うと広告はもう広告じゃなくなろうとしていた。それがこの誰も想像しな
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 今日はあんまりまとまったことを書けそうにないので、雑感的な内容。 震災でへこたれながらも、AppleTVをつけてみたらアップグレードしなさいよとメッセージ。さっそくやってみた。 iPhoneやiPadを持っている人なら、これはぜひやってみよう!ちょっと面白いことができる。 AirPlayと名付けられた技がある。少し前のジョブズのプレゼンテーションでも紹介された。まあ、ようするにiPadとAppleTVの間で連携してコンテンツ視聴ができるというもの。ジョブズが紹介したのは、iPadでダウンロードした映画をAppleTVとのAirPlayでテレビ画面で見れること。 ジョブズのプレゼンで見た時は、うわあー、すごい!と感心したけど、実際にはiPadで映画をダウンロードするのはものすごく
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 前回「この終末が終わると・・・」と題して書いた、その続きを今日は書きますよ。 鈍感なぼくは、地震から4、5日経ってやっと”ああ、これって終末だなあ”と強く感じたのだけど、皆さんはきっと、もっと早くからそんな感覚を持っていたんだろうねえ。ホント鈍くってすんません。 こうした終末感の行く先はどうなっちゃうんだろうか。これについても、皆さんすでに薄々感じていることだろう。 ぼくたちの日常は、このまま70%運行になっていくんだね。 だって何よりまず、物理的にこの状況はまだまだ続くわけでね。自衛隊や機動隊が1号機だの3号機だのに放水作戦を成功させたとしても、温度上昇が止まるというだけで、電力不足はずーっと続くわけでしょ。そうすると電車のこのはっきりしない間引き運転だってずーっと続くことに
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 地震の週末が明けてから、世の中はゴタゴタ。会社からは、自宅勤務も認めるよ、との指示。打合せも次々延期になったので、15日火曜日は家で作業をした。それなりにやるべきことはあったし、自宅は作業に徹するにはいい環境。意外なほど作業が進んでかえってよかったかな、なんて思っていた。 夕方、用事があって息子と自由が丘に出かけた。ほんとは日中はデスクに向きあってないといけないんだろうけど、ま、そこは、ね。 自由が丘はいつも休日に行く。大勢の人々、家族連れや若いカップル、初老の夫婦など老若男女あらゆる人々でごった返す街だ。明るくて伸びやかでおしゃれな、ぽかぽかとした空気の元気な街。でもこの日は、閑散としている。そうか、平日の自由が丘ってこんなもんなのか。いつも賑わっている街だと勝手なイメージを
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! このブログの熱心な読者の皆さんなら、ぼくがVODにこだわってきたことは知ってるよね?そして、来る~きっと来る~今年は来る~と期待してきた。 そうだっけ?などと失敬なことを言う人は、「VODに未来はあるのか」というカテゴリーの一連の記事を、ひとつふたつでいいから読んでほしいもんだ。VODについてこんなに考えたり期待してる人間もなかなかいないよ、きっと。 さてそのVOD、このところ盛り上がってきた。去年から、2011年はきっと盛り上がると予言してきたぼくとしては期待通りだ。とくにテレビ局が番組の見逃しサービスを盛んにスタートさせている。それなりに成果も出ているようだ。 2005年だったかな、AppleがVideo iPodを発売し、アメリカのiTunesStoreでドラマや映画を販
現時点(2011年2月7日)では発売前だ。じゃあなんでぼくがもう読んだのかって?著者から謹呈いただいたからに決まってるじゃないか。\(^-^)/ このブログで何度も書いてきたように、ぼくは佐々木俊尚さんの影響をモロに受けていて、勝手に「第一使徒」だと自任している。2010年4月に『電子書籍の衝撃』が出た時には興奮のあまり数回に渡ってブログで書いたほど。そのあとも別の本が出たら記事を書くし、佐々木さんがセミナーで講演をしたらまたブログで書いてきた。まさに信徒だね。 さて今回のこの本も、一回では済みそうにない。そこでこの回では、「読む前の人」のために書くことにしよう。読む価値がどこにあるのか、という点を書いていくよ。 まず言えるのは、『電子書籍の衝撃』を読んで文字通り衝撃を受けた人なら、その続きとして絶対に読んだ方がいいだろう。タイトルからはまったくつながっていないようで、でもつながっているの
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! このブログをよく読んでくれてる人なら、昨日発売の週刊ダイヤモンドは読んだんじゃないかな?「2011年フェイスブックの旅」と題してFacebookの特集記事を組んでいた。アイコンパレードの表紙を書店で見た人も多いんじゃない? あれ?なんか、聞いたことある話だ。そう、ほぼ一年前、同じ週刊ダイヤモンドが「2010年ツイッターの旅」と題した特集記事を組んだんだ。表紙もアイコンパレードだったよね。その頃の日本のTwitterユーザーは400万人台だったそうだ。それがいまや1300万人だとか。そしていま、Facebookユーザーは300万人だというから、同じような展開でこれから一年で1000万人を超えるのかもしれない。 ちなみに同じ24日発売の週刊エコノミストと日経MJもFacebook特
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 映画『ソーシャルネットワーク』を公開日に鑑賞したことはこないだ書いたよね。みなさん続々観に行ってるみたいで、タイムラインで「面白かった!」というつぶやきをよく見る。ゴールデングローブ賞をとったこともプラスに働いてるだろう。 これから観に行く人のために書いておくと、パンフレットの質が高いので買うといいと思う。監督や脚本家のインタビューも充実してるし、佐々木俊尚さんの解説文もある。きわめつけは、mixiの人たちが社長以下3名登場して座談会やってる。まさにソーシャルネットワークそのものをきちんと説明しようとしている。 その中で面白かったところをぜひ書いておきたい。この物語は、Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグと共同創業者エドゥアルド・サベリンの確執がメインになっている。け
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 映画『ソーシャルネットワーク』は、とくに強く期待していたわけでもない。ただ、ソーシャルだソーシャルだと言ってるんだから観とかなきゃなと思ってて、どうせなら公開初日に観ておくことにした。 そうしたらね、面白かったんだよ! まあ、映画の感想って、事前の期待度との相関関係が大きく、ぼくは期待してなかったから大きくプラスに働いてるのかもしれない。でも、Facebookという題材の旬さとは関係なく、純粋に映画として面白かった。あらゆる面でのクオリティが高かったと思う。3Dだなんだという映像がどうのという映画じゃない分、脚本の完成度は素晴らしいものがある。 映画について語る時、ネタバレを気にする人は多いけど、たぶんまだ観てない人も心配しなくてもいいと思うよ。ストーリーをばらしちゃうような事
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 2010年という、(おそらく)エポックメイキングな一年として語り継がれそうな年を振り返ろうと思っていたのだけど、なかなか、書けなかった。 何書くかな?ともやもやしちゃってたのだけど、今日久しぶりにTwitterでこってりいろんな人と話したら、どんどん書くべきことがわいて出てきた。そういうもんだ。誰かから刺激を受けて脳みそが働くようになる。 いろんな人とのいろんな話の中に広告の話題もあった。 そう言えば、「広告の新たな地平線」というカテゴリーで書いてきた内容は途中な感じになっていた。少しずつ書いていたのは、ソーシャルメディアとコンテンツについてだった。 広告はもういま、すごい勢いで変化している。少し前までの「コミュニケーションの核はWEBになるんでしょ?」という段階からぐいっとち
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 金曜日土曜日と、慌ただしいブログライフだった。 「テレビに未来がやって来た」と題してAppleTVの購入記を書いて、さらにそれが@maskinさんの依頼によりTechWaveに転載された。実に不思議な体験だと思う。フットワークの軽いネットメディアだからこそ、だろうね。旧来型の活字メディアでは考えられなかった現象だよね。 このことはまた別の機会に書くとして、今日はAppleTVについて補足的なことを書こうと思う。何しろたくさんの方に読んでもらったので、ちょっと責任を感じてたりしてね。 まず、これから買う人のために、いくつかチェックポイントを。 テレビとの接続はHDMIケーブルを使うことになる。テレビの側にHDMI端子があるかどうか、前もって確認した方がいい。知り合いで何人か、ブラ
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! このところ、毎日驚くことがある。昨日なんか2つもビックリがあった。 ひとつ目は、朝Twitterを眺めていた時。「なに?!」「来た!!」などという「!」付きのつぶやきがぼくのタイムラインの中をいくつも流れていく。「Apple、日本のiTunes Storeで映画の提供を開始」というニュースだったのだ。これがひとつ目のビックリ。 皆さんご存知の通り、ジョブズは9月に、新しいAppleTVを発表していた。まあ言ってみればVOD用のセットトップボックス。日本ではVODに消極的なムードがあるので、当分発売されないんだろうなあ。あらかじめ噂になっていた、アプリが動くiTVではなかったこともあいまって、ぼくはややガッカリしたものだった。 ところが、日本でもiTunesStoreで映画を提供
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 前回の更新から早くも一週間。と言うかようするに、先週は一回こっきりしか記事を書かなかった。これは忙しいからなんだけど、何に忙しいかというと、人と会っているからだ。もう少し詳しく言うと、あちこち動いたりセミナーに出たりするとTwitterで言葉を交わしてた人と「ああー!あなたは!」てなことになって飲みに行ったりとかね。いや本当に、この数カ月で新しい人とたくさんお会いした。 Twitterで知りあって直接お会いする場合、このブログを読んでいると言ってもらえる事が多い。Twitter関係なくお会いしても名刺交換したら「ああ~ブログ拝読してます」などと言われる事もけっこうある。どうやらぼくはすごく狭ーい範囲で話をしているのかな? 前にも書いた気がするけど、狭い範囲で、つまりわりと近い世
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! もうニュースがTwitterを飛び交っているように、Kindle日本語対応版が今月末に出る。iPadについて書いているからには、ぼくも買っちゃうのかなあ。あれ?でもカンジンの日本語の電子書籍は出るのかしら?いや、きっと今ごろ、日本の出版社も慌てて対応を議論しはじめているんじゃないかな。 というわけで、新シリーズサブサブタイトルのもうひとつは、<e-Reading>ってことにして、電子出版について書いていくよ。 Kindle日本語版が登場すると、日本の電子書籍市場もややこしくなっちゃうなあ。 すでにiPhone/iPad上ではいろんな出版社が各社各様に多様なサービスを展開している。多様すぎてわけわかんなくなっているじゃないか。 ややこしいのは、各社各様のプラットフォームだ。少し前
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! このブログは"クリエイティブビジネス論”というタイトルだし、ここんとこiPadについて書いてるのもあくまで、クリエイティブビジネスにとっての、というわけなのだけどね。 今日は番外編的に、iPadでのTwitterの使い方について書く。でもぼくは"そういう人”ではないので、そこんとこさっ引いて読んでちょうだいな。 iPadを入手していろんなアプリをダウンロードするわけだけど、意外にTwitter関係が出揃っていないので戸惑った。ぼくはTwitterを、MacではWEB上でHootsuiteを、iPhoneではEchofonをメインに使っていた。でもって、Echofonが最近トロい気がしてたので、Osfooraを使い始めたところだった。 ところが、HootsuiteもEchofon
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