過日のエントリー内に記した 「民主党を選択」の一語に反応されたのだろう、トラックバックを頂戴した。保守支持を広げるために、自民 VS 民主 の図式を 「大和民族 VS 朝鮮民族」 とされているようだが、このアイディアはあまり感心しない。 イデオロギー対立の具現化であった 「東西冷戦」 が終結した後、世界中の識者達は口を揃えて、以後の対立軸は 「宗教」 並びに 「民族」 となるだろう、と予想した。この予想が正解だった事については、昨今の中東問題、中国やロシアの辺境地紛争、等を見れば、もはや議論の余地はない。 更に検証すれば、アメリカの 「排日法」 、ドイツ帝国時代の 「ユダヤ人弾圧」 が、歴史上、莫大な負の遺産を背負わねばならない結果になった事実も併せ持って考慮したい。歴史が残した教訓は、自民族の優位性を高める為に他民族を排他する方法は破綻すると言うことを示している。 「民族対立」 が