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競馬王オフィシャルブログ 最先端の儲かる理論を発信し続ける馬券攻略雑誌『競馬王』(3・6・9・12月の8日発売)のオフィシャルブログ。誌面で紹介した馬券術の該当馬、週末マル得情報、ブログ限定の特別企画、編集部によるマル秘裏話などを公開中。 血統評論や配合コンサルティングの分野で活躍された久米裕さんが、5月2日の早朝に逝去されました。 五十嵐良治氏が唱えたクロス分析(I理論)に薫陶を受け、五十嵐氏の死後にその遺志を継いでIK血統研究所を設立。久米さんを一躍有名にした著書「血統クラシックロード」は、1994年の発売から実に19年連続で発刊され、競馬本としては異例の大ヒットシリーズとなりました。先月6日に弊社から発売された最新刊の「血統クラシックロード2012-2013」の執筆においては、体調が芳しくない中、「発売を心待ちにしている読者のために」と自らを奮い立たせて頑張って頂きました。 ここに久
1982年以来、日本ダービーには必ず Northern Dancer 系の出走馬が名を連ねていました。しかし、09年にターニングポイントが訪れます。この年、同系の出走馬が途絶え、28年ぶりに Northern Dancer 系が出走しないダービーとなりました。昨年はメイショウウズシオ、シャインと2頭出走しましたが、今年はまたゼロ。Northern Dancer 系にとって冬の時代といえるでしょう。 ただ、それは日本だけの現象であり、世界の主要競馬開催国、とくにヨーロッパとオーストラリアにおいては、Northern Dancer 系は相変わらず猛威を振るっています。昨日のエントリー(活躍馬が続出する「Galileo×デインヒル」)でご紹介したように、ヨーロッパでは20年近く生産界を牽引してきた Sadler's Wells とデインヒルが融合し、新たな名馬を次々と誕生させています。これらはい
「Flickr」という画像共有コミュニティサイトがあります。ここには世界各国の人々が撮った膨大な画像がアップロードされており、眺めていると時間がいくらあっても足りません。検索機能があるので興味に沿った画像を探すことができます。 http://www.flickr.com/ 競馬関係で良かったのは、Herbert T. Gouldon(1923~2006)という方が撮った1950年代の阪神競馬場(キャプションでは「Nigawa Racetrack」)。カラー画像なのできわめて貴重だと思います。 1955年 http://www.flickr.com/photos/herb450/4138799649/ http://www.flickr.com/photos/herb450/4139559382/ http://www.flickr.com/photos/herb450/4138796903
川崎記念の前日、川崎10Rガーネットフラワー賞を、牡3歳のスベスベヨークン(父マイネルスマイル)が勝ちました。2歳時はホッカイドウ競馬で走り、今年から川崎で出走。これが12戦目にして初めての勝利です。 http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008101195/ 父マイネルスマイル、という種牡馬はまったく耳馴染みがありません。サクラロータリー産駒で、現役時代はJRAで4勝(うち障害1勝)。この成績でよく種牡馬になれたなぁと思い、JBISのデータベースで調べてみたところ、99年以降、毎年律儀に1頭ずつ種付けをしています。相手はすべてマイネポラリスという牝馬。つまり、マイネルスマイルはマイネポラリス以外の牝馬を知りません。スベスベヨークンもその交配によって生まれた1頭です。 マイネポラリス(f.1992.ダイナオリンピア) ピーチヨークン(c.2000.マイネルスマ
春と秋には競馬の本がいろいろ出版されます。最近目に付いたものでおもしろいと思ったのは『奇跡の名馬』(兼目和明・大岡賢一郎共著/パレード)。うみねこ博物館(http://umineko-world.jugem.jp/)というブログから抜粋して再構成したものです。 588頁の大冊で、中身は古今東西100頭以上の名馬が紹介されています。そのセレクトがミソ。日本馬では第二メルボルンやミラクルユートピアが収録されていますし、外国馬は北米、中米、南米、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど、ほぼ全世界を網羅しています。たとえば英領ヴァージン諸島の Act Spectation、スペインの Rheffissimo、トルコの Minimo、フィリピンの Fair and Square、インドの Elusive Pimpernel、ケニアの Tinsel Town、ジャマイカの Simply Magic、トリニダ
1955年に吉田善哉は社台牧場から独立し、社台ファームを設立しました。場所は千葉県、繁殖牝馬はわずか8頭でした。ここから日本一の大牧場に育て上げていくサクセスストーリーは『血と知と地』(吉川良著・ミデアム出版社)に詳しく描かれています。社台グループについて興味のある方には一読をお勧めしたい傑作評伝です。 草創期の社台ファームを支えた種牡馬は61年にアイルランドから輸入したガーサントでした。現役時代に仏2000ギニー、ガネー賞、コロネーションSなどを勝った一流馬です。60~70年代にかけて、ニットエイト(菊花賞、天皇賞)、ヒロヨシ(オークス)、コウユウ(桜花賞)、シャダイターキン(オークス)といった名馬を送り出し、69年にはリーディングサイアーに輝いています。 http://www.pedigreequery.com/guersant 父系はヨドヒーロー(シャダイターキンの4分の3同血)によ
春シーズンは飛ぶ鳥を落とす勢いだったゼンノロブロイ産駒。しかし最近、なんとなく活躍を眼にしていないような気がしたので、「TARGET frontier JV」で調べてみると、やはりローカルに入ってからの成績が落ち込んでいることが分かりました。とくに芝が不調です。6月19日以降、わずか1勝しかしていません。大物が夏休みに入って稼働していないことを考慮しても微妙な成績だと思います。 ゼンノロブロイ産駒の連対率を“中央開催”と“ローカル”に分けると、クッキリとした差異が認められます。 中央開催:21.5% ローカル:11.8% これほど適性に差のある種牡馬も稀です。参考として種牡馬ランキング1~10位(8月2日現在)の成績を示します。 1位 キングカメハメハ 中央開催:22.2% ローカル:17.5% 2位 フジキセキ 中央開催:18.9% ローカル:17.1% 3位 クロフネ 中央開催:20.
この問題について触れた本が手元に2冊あります。 『競走馬の科学』(JRA競走馬総合研究所編・講談社・06年4月) 『コースの鬼!』(城崎哲著・競馬王新書・07年11月) 因果関係があるのかないのか議論を深める一助として、ちょっと長いのですが抜粋したいと思います。 ~~~~ 「記録と馬場の関係については、内・外のほかに『時計が速いのは馬場が硬いため』という考えがある。たしかに、硬い馬場は走行タイムが速い傾向にあるが、『時計の速い馬場=硬い馬場』とは必ずしもいえない。芝が密に生えそろって、クッションの効いた状態でも速いタイムを記録することがある。 また、『硬い馬場は事故のもとになる』という考えもあるが、これも誤った認識である。実際に、時計の速いレースで事故が多発するという傾向はない。競走馬は馬場が硬ければ硬いなりの、軟らかければ軟らかいなりの走り方をする。これから肢を着こうとする場所の状態が、
JRAホームページにある最新の競走馬登録リストを眺めていると、「ハンベエクン」という名の2歳馬に目が留まりました。 http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008104167/ 父ダイナマイトメール、というのは聞いたことがありません。JRAで走った形跡はなく、NARのサイトで調べてみるとダイナレターの子で、現役時代は浦和競馬で5戦4勝。すべて下級条件でのものなのでまったく無名です。 ノーザンテースト系は、アンバーシャダイ→メジロライアン→メジロブライトという主流ラインがすでに子を出していないので、近いうちに絶滅することは確定的です。種牡馬登録があってもアテ馬専用という馬もいて、結局、産駒を出しているのはダイナマイトメールだけ。つまり、同馬は実質的にノーザンテースト系最後の種牡馬ということになります。ダイナマイトメールには1歳馬の産駒が1頭います。これが現在確認で
最初の3ハロン「34秒1」はレース史上最速。もともと馬場コンディションはいいものの、京都競馬場は昼前からずっと小雨が降っており、その影響を考えるとやはり速いペースでした。加えて外差しの馬場となっており、最後の1ハロンで12秒0とラップを落ちたところで大外から△アイムユアーズ(8番人気)が綺麗に差し切りました。 http://www.youtube.com/watch?v=D_uRTnVLxzA 前走の函館2歳S(G3)では、出遅れた上に大外を回らされる厳しい競馬を強いられながら2着を確保。長くいい脚を使えるのがセールスポイントです。父ファルブラヴは牝馬ばかり走るフィリーサイアーで、過去に重賞で連対した6頭はすべて牝馬です。 配合は見てのとおり Fairy King=Sadler's Wells 2×4で、もっといえばファルブラヴ≒サドラーズギャル1×3です。 http://db.netke
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