サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
blog.livedoor.jp/djmizuta
サマーソニック 2015(大阪)でのThe Chemical Brothers(以下、ケミカル)のパフォーマンスが素晴らし過ぎました。新アルバム「Born In The Echoes」と前作「Further」が呼び水になって、古い演奏曲目やアレンジが再構成され、彼らのキャリアの中で最高とも言えるライヴセットになっていました。 それと今回のサマソニにはZedd、Madeon、Ariana Grande、きゃりーぱみゅぱみゅといったEDM、ポップ系のアクトが多く出演していた関係で、普段はテクノやロックに触れない若いお客さんが多かったのですが、そうしたお客さんを前にライヴを披露し、その心をがっつり掴んでいた。その構図が何よりも痛快でした。 EDMはダンスミュージックの中でもサンプリングを殆ど用いない、ある種特殊な音楽です。だからEDM系のリスナーは普段音楽を聞く時に、そのサンプリングの元ネタを探
前回の記事「大阪ミナミのクラブ摘発について、あの人が言及しています。」をアップしてから以降、ブログのアクセス数が増えています。 その中で僕は「クラブって、それ以前のディスコ時代に対するアンチとして生まれてきた側面もあるわけで」という事を書きました。今回紹介する動画は、まさにそんな空気があった1992年当時のクラブの様子を捉えた映像です。実に19年前ですよ! この映像に写っているのは、大阪の四ツ橋駅近くにあったCat Fishというクラブ。ダンスホール・レゲエの世界でとても有名なRock Desire Crew周辺の人がやっていた小箱で、僕も何度かプレイした事があります。この頃の大阪ミナミの代表的なクラブであったQooとGenesisは、ともに深夜1時頃の閉店だったと記憶しています。そこから溢れたお客さんが、Cat Fishのような小箱に流れてくるのが当時のよくある光景でした。 心斎橋駅近く
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 僕の音楽的ルーツのひとつであり、このブログを始めた当初からずっと書かなきゃと思っていた“バレアリック”に関する記事。自分にとってあまりに重要なキーワードであるが故に、本腰を入れて書く踏ん切りがつかなかったというのが正直な理由です。 この“バレアリック”という言葉自体、ある種の人達にとっては極めて重要なキーワードながら、ここ日本においては、もうほぼ機能しなくなってしまいました。“バレアリック”が生まれたのが'87〜88年。今年でちょうど20周年という事で、文章化するのはそろそろラスト・チャンスなのかも。8月22日の「ビートジャンキー」では“バレアリック”をテーマにしたDJをしたわけだし、重い腰を上げて書こうと思います! *バレ
約2ヶ月ぶりの「MIZUTA的DJ論」は、先日書いた記事「僕が愛用しているヘッドホンは、800円の優れモノ」のコメント欄でskgさんから頂いた質問がきっかけになっています。 「DJをしてる方だと聴力の問題って職業病だと思うんですが、何か気をつけてたりすることってありますか?」 この質問に対する答えは、ズバリ「大きな音で音楽を聴きません」になります。ただ、これは耳を守る為以外に、もうひとつ大きな理由があるのです。 *DJブースに入って真っ先にするのは、ブース内の全ての音を極限まで下げる事。 僕の持ち時間になりDJブースに入って真っ先にするのは、ブース内の全ての音を極限まで下げる事。と言っても、そんなに難しい事ではありません。現在クラブで最もよく使われているPinoneer DJM-800で言えば、黄色印を付けた2つのツマミ、Booth MonitorとPhones Levelを9時から10時
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 連載「ビッグビートの光と影」も今回で最終回。既に前回の記事でDaft Punk"One More Time"(2000年)辺りがビッグビート・ムーヴメントのエンディング・テーマだった、と書いたわけなんだけど、実はその後もビッグビート的な音はしぶとく生き残っていて、そこにこの音楽の面白みがあるんじゃないかというのが僕の見解。 Elvis vs JXL / A Little Less Conversation <2002年> 2002 年に日本で行われたFIFAワールドカップの中継時に流れたNikeのCMで使われていたElvis PreslyのJunkie XLリミックス。この年のワールドカップは日本開催で、しかも日本チーム
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 日を追う毎にアクセス数が増えている連載記事「ビッグビートの光と影」。やはりこういうのって、やりがいを感じます。さーて、今回は長いよ、濃ゆいよ! ブログを始めた当初から凄く書きたかった事だもの。 Fatboy Slimがフル・アルバムを出した事で一気に盛り上がりを見せたビッグビート。続いてChemical BrothersとProdigyも新作をリリースしその傾向に加速が付くはずだったのだが、全世界の中でここ日本だけが特殊な道を歩む事になった。'97年夏、"デジタル・ロック"(以下、デジロック)という新カテゴリーが登場する。この言葉は英語で表現されているが、英語圏では使用されず、日本だけで流通した。 *大歓迎されたデジロック
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 英BBCが制作し、'96〜'97年に日本のNHKが日本語版を放映した音楽ドキュメンタリー「ダンシング・イン・ザ・ストリート」の動画紹介。第8回となる今回は「アナーキー・イン・ザ・U.K.〜パンク!パンク!パン ク!〜」。貴重な映像が満載なのはもちろん、レゲエとの関わりにポイントを置いている点にも注目! ラストのDavid Byrne(今やX-Press 2やThe BPAのヴォーカルでも有名ですね)による一言もカッコよすぎです。そのバックに流れているのが、、、、Nirvana"Smells Like Teen Spirit"という構成も最高。 ダンシング・イン・ザ・ストリート 第8回「アナーキー・イン・ザ・U.K.〜パンク!
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 “10年レビュー”100回目でセルフ・レビューした僕のミックスCD「KDAR.#02」の無料配信は1月31日まで。まだダウンロードしていない人は、是非聴いてみてください。(ダウンロードの手順はこちらを参照の事) で、“10年レビュー”の101回目は、僕が一番好きなアルバム、、、になるのかな、たぶん。 World Party / Goodbye Jumbo <1990年> 900回聴いたアルバム DJを18年間、レコ−ド・バイヤーを10年間やってきた僕は、数多くの音楽と出会えるチャンスに恵まれました。ザクッと計算してみたところ、バイヤーとしてキャプションを書いた物だけで5000種以上、少年時代から聴いてきたレコード、CDの
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 連載「バレアリックを考える」の9回目。そろそろ連載も大詰めです。結論に入る前に、忘れてはいけないバレアリックとジャズの関係を。 1992年頃になるといわゆるアシッドジャズ・ムーヴメントが勃発。そんな中でもバレアリック系のクリエイターはしっかりと生き残り、ジャズ系アーティストとのコラボによる名作を多数残した。また、当時はさほど注目されなかったものの、ジャズ・サイドからもバレアリック的アプローチを試みるアーティストが何組かいた事を忘れてはならない。ジャンルの壁を越えようとするバレアリックの精神は、当時のイギリスにおける支柱だったと思う。 Pressure Drop / Upset <1992年> ヒット曲“Back 2 Back
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 佐野元春 / Cafe Bohemia <1986年> 「ファンに謝りたい」と彼は言った ポップス、つまり大衆音楽は、ただそこに音があるだけでは存在価値が無いと僕は思っている。音を聴く人(リスナー)がいて、その耳、心にどう響くのか? そこまでの経緯を含めて初めて大衆音楽はその存在価値を持つのではないだろうか。 例えば、ロック・ギターの基本テクニックに「チョーキング」というのがある。弦を左指で強引に引っ張ることにより、五線譜では分類できない中間的な音階を鳴らす。これも、“鳴っている音”だけで考えれば、単に「不快な音」でしかないのだが、リスナーの耳、心を通して、高揚感、怒り、陶酔を感じる音として認識される。John Lenn
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 以前、輸入レコードのバイヤーをしていた頃から、仕事仲間に良く言っていたのが、「20年位の間に、現存する音楽ジャンル名の大半は無くなり、新たな表記が誕生する」という事です。下の音楽ニュースの見出しを見て、「おー、やっぱり時代は確実にそっちに向かっているのか」と確信しました。 ・子供が歌うカフェ・カバー集 (bounce.com 7月7日付) ※タイトルはRSSデータから引用 “カフェ”カバー集ですよ!本来ここは、レゲエとか、ハウスとか、ジャズとか、音楽ジャンル名が入る箇所です。この箇所に、今までジャンル名として認識されていなかった“カフェ”という単語が入っている。音楽が鳴らされる場所である“カフェ”が、ジャンル名と同等の役割を
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 Tracy Chapman / Tracy Chapman <1988年:US> 木村カエラさん、、、パクってますよね? Tracy Chapman(トレイシー・チャップマン)は1988年にデビューしたアメリカの女性シンガーソングライターだ。このアルバムからカットされた“Fast Car”は女性の切ない恋心を歌って大ヒット。結果、彼女は翌年のグラミー賞で「最優秀新人賞」、「最優秀女性ポップス・ヴォーカル賞」、「最優秀コンテンポラリー・フォーク賞」の3部門を制覇した。 彼女のトレードマークはジーンズとアコースティック・ギター1本による弾き語りスタイル。グラミーの授賞式にも、このスタイルで出演しステージで歌った。同年のグラミーで
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 こういう事を書くと嫌われちゃうんだろうなとか、色々考えたけど、ゴールデン・ウィークも間近、ビッグ・イベントの情報が多数出回っているこの時期にこそ、やはり誰かが書かないとね。 スパム【SPAM】・・・営利目的のメールを無差別に大量配信すること。 クラブで遊んでいる人にはおなじみのフライヤー。僕は前々からフライヤーに並々ならぬこだわりがあって、自分が関わっている物に関しては、デザインはもちろん、記載されている文字情報にも細心の注意を払って来た。クラブやDJ、つまり送り手側と、お客さんを結ぶ大切なメディアなんだから、それは当然だと思っている。「主催者側が上げて来たフライヤーに文句をつけて印刷し直し」なんて事も何度かあったと思う。
10年後に読んでも面白い音楽ブログ。「10年経ってみないと全てを語れない」の気持ちを込めた“10年レビュー”など。全ての音楽は絶妙な関係性を持って存在しているのです。 Carpenters / Golden Prize vol.2 <1974年> 1曲8円で味わう幸せ 「DJはしゃがんでナンボ」という格言があるとかないとか。中古盤屋の足下に置かれているセール箱の相場は、LP1枚が100円から3枚500円程度。まあ、大半はB級ディスコや日本のB級アイドル、B級ニューミュージックなんだけど、どっしりとしゃがみこみ時間を割いて探せば、意外な掘り出し物が“必ず”ある。セール箱からお宝を探せるようになってこそ、一人前のDJなのだ。 そんなシャガミング・ライフの中で出会った、僕の人生にとってとても大切なレコードが、今回紹介するCarpenters(カーペンターズ)のベスト・アルバム。Carpenter
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『blog.livedoor.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く