派閥はすでに形骸化していた 河野 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題が発覚して以来、派閥への批判が高まり、岸田文雄首相が自ら会長をつとめていた派閥・宏池会(岸田派)の解散を突然に宣言するにいたりました。奇遇にも今日(3月1日)は衆議院政治倫理審査会の2日目で、昨日は岸田首相が現職の内閣総理大臣として史上初めて出席したタイミングです。 待鳥 今回の事件を受けて、派閥解消論が囁かれるようになった時、ずいぶん久しぶりに聞いた懐メロだな、というのが第一印象でした。しかも素人がカラオケで歌っているよう(笑)。派閥と言っても歴史的にその実態は何度か変わっているのに、岸田首相を含めた当人たちが、様々な時代の派閥のイメージがないまぜのまま議論している印象があります。 河野 懐メロというのはまさにその通りで、私も寂しさみたいなものすら感じました。「金丸信の自宅から金塊が見つかった」といった、かつ