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TGS2024
darkroom.tokyo
あれこれあって、2年くらいまったく写真活動をしていなかった。 まぁ、とにかく、繰り返し繰り返し、<あれこれあって>中断するんである。 中断するのは簡単だけど、えんやこらと再開するのは妙に根性がいる、ような気がする、のだけれど、やってみるとどうということはない。 勿論、いろんなことを身体が忘れてしまっていて、びっくりするようなヘマをやる。 レンズの絞りを変えるの忘れて露光し始めちゃったりね。 今回は引越しもあったので、暗室の構築っていうのがあったから腰が重かったところもあるんだけど、実は暗室を作るのはそんなに難しい話ではない。 プリントやりたいな、と思ってるんだけど、暗室も作らなくちゃならないし・・・。というような事を時々見聞きするのだけれど、多分、やったこと無い人は「暗室」っていうのを大げさに考え過ぎなんじゃないかな。 でもって、やってる人の少なからずが、自分がやっていることを<大げさに言
今や多階調印画紙が主流なので、モノクロ写真で「フィルター」というと、うっかりプリント時に使う多階調フィルターと思ってしまうかも知れないけれど、今回のお話しは撮影用フィルターについてです、念のため。 以前からカラー写真をやっていた方は、既にある程度フィルターになじみがあるかも知れませんね。 レンズを買うと、お店で必ずと言っていいほど「フィルターはどうしますか」と聞かれるから、初心者の方でもスカイライトフィルターかUVフィルターを保護フィルターがわりにレンズに付けているかも。 風景写真を撮るときに空がキレイな青になりますよ、なんて、PLフィルターを持ってたり。 初心者からちょっとすすんでくると補正フィルターを使ったりしますね。 曇りの日にはコレ、蛍光灯下ではコレ、夕方になったらコレとか。だいたいそうだなぁ、6種類くらいはどなたでも持っているかしら。 本格的にやりこんでいるハイアマチュアだと、細
焼き込み・覆い焼き 先のページまでで、ストレートプリントの作成まではたどり着きました。 ディープシャドウが思い通りに黒く、ハイエストライトが思い通りに明るい状態です。 これで特に気になるところがなければ完成と言って良いわけですが、それぞれの間にある中間的な濃さの部分も考えてみましょう。 例えば白い服を着た人物の写真で、髪の黒は印画紙の濃さを上手く使った丁度良い濃さになり、白い服も布地の質感がギリギリ表れるようなベストな明るさに表現できたとします。 それぞれが、この写真の中ではもっとも濃い部分と、もっとも明るい部分です。 ところが、肝心の人物の顔が、希望よりも暗くなってしまいました。 撮影時の光線状態で、うまく顔に光がまわっていなかったんですね。 そうした場合、2通りのアプローチがまず考えられます。 仮に、ストレートプリントの露光時間が14秒だったとします。 これまでのワークプリントに丁度い
ゾーンシステム ~ そりゃいったいなんぞや? その昔、アメリカにアンセル・アダムスという写真家がおりまして、数々の「印象的な」風景写真で名をはせました。 彼は写真技術を後進に伝えようと、講師としても活躍して尊敬を集めたんですねぇ。 アダムスの業績で特筆すべきなのは彼の作品は勿論のこと、美しく印象的な写真を創造するための思考と技法を結びつけ、被写体の明暗を印画紙上の濃淡に導いていくゾーンシステムを同僚らと共同で提唱し、その仕組みをわかりやすく書籍にあらわした事にあると言っていいと思います。 「ゾーンシステム」、そう聞くと「上級者向けのもの」「大判でしか出来ない」「やたら複雑そう」というイメージがありますが、ナルホド確かに初心者がホイホイと実行できるモノではありません。 またあるいは「ゾーンシステムはすでに過去のモノ」と言う風に思ってしまうこともあるかも知れません。 しかし、アダムスが著書、い
モノクロ写真を始めた人、これからやろうという人の多くは、それ以前にカラー写真をやっていた事があるんじゃないかと思います。 最近ではデジタルカメラで写真を始めて、それからフィルム、モノクロ、という方も多いかも知れませんね、ウェルカム。電気写真じゃない本物の写真へようこそ。 写真の撮影技術的な面では、デジタルであろうがカラー写真であろうがモノクロ写真であろうが、測光の上手い下手はかならずあって、一般的に初心者よりベテランの方が上手くて当然。だけれども、何も考えずにただダラダラやってるベテランなんて大したこと無いです。マジメに取り組めばすぐに追い越せちゃいます。撮影技術も暗室技術もね。がんばろう。 自らの芸術的写真表現のためにカラーから黒白に移行しようという人なら、測光の仕方は十分に心得ているだろうからこの先は読まなくてイイとして、中には写真そのものの経験が浅いけれどモノクロをやるんだと思い至っ
モノクロネガフィルムの現像 これから始めようという方や、始めて間もないという方のための、フィルム現像の基本的な処理です。 35ミリのロールフィルムを題材に、ステンレス製の一般的なタンクとリールを用いてご紹介します。 ボクはLPLのステンレスタンクとリールを使っていますので、このページでの例もこの製品に準じます。 作業の流れ自体は人によっていろいろ違いはありますので、あくまでも基本的な流れの例とお考え下さい。 モノクロネガフィルムの現像は、おそらく皆さんが思っているより遙かに簡単で、ちょっと練習すれば誰でも出来るようになりますし、さしてお金もかかりません。 何本かやれば、お店に500円払うよりずっと良い仕上がりを得ることが出来るようになりますし、何より大切な現像のコントロールは自分でやらないことにはどうにもなりません。 使用する薬品についてはこちらのページでも簡単にご案内しています。 現像液
tokyo-photo.net は、銀塩モノクロ写真文化継承のため、微力ながら不肖わたくし苅尾邦彦(@kunihiko7725)が運営している技術情報サイトです。 動画はYoutubeチャンネルに置いてあります。お暇ならどうぞ。 ブログ的なもの。ちょっと雑文も書いていこうかと。過去に書いたものの再掲なども。 Facebookのグループ。作品なんかをアップして意見交換したりするといいんでないかな。 苅尾本人はあんまりFacebookに居ないので、ご質問等はtwitterでよろしく モノクロ写真入門 基礎編 モノクロ写真入門 これから始める貴方へ モノクロ写真撮影の道具 処理用薬品 製品情報が古いのでいずれ更新したい 汎用的な道具 フィルム現像 モノクロフィルムの基礎知識 製品情報が古いので一般論として読んでね フィルム現像の道具 フィルム現像の基本的な処理 あわてずさわがず、落ち着いてやれ
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