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ノーベル賞
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※自戒を込めてます。 遊星ゲームズさんがとてもステキな記事をアップされていた。 「批評より攻略をしたらいいんじゃないか」-遊星ゲームズ この記事、非常に心情的にも理屈としても納得する。いつも遊星ゲームズさんの記事を楽しく読んでいるファンとしてはとても面白かった。さすがだなあと改めて思った。以前から同じようなことは仰られていたが、こうして記事として明確に書かれることはとても意義深いと思う。 一方で、この記事を読んである種の誤解をしてしまう人もいるかなと思った。いや、何が誤解で何が正解なのか、それこそ僕の勝手な思い込みかもしれないのだが。 誠に勝手な個人的解釈であるが、この「批評より攻略をしたらいいんじゃないか」から僕自身は何を読み取ったのか、ということをつらつらと書いてみたい。 ■「批評より攻略」のあらまし 「批評より攻略をしたらいいんじゃないか」の記事の概要はまとめると次のようなものだ。
評価:★★★☆[3/4](4人プレイの評価です) プレイ人数:2~4人 プレイ時間:30分 何が欲しいかが伝わるいやらしさ。 簡単なゲームの流れ ①プレイヤーは手番で、5種類の宝石コインのうち、任意の3枚を取る(もしくは同じ種類2枚)。 ②または、持っている宝石でカード(発展カード)を獲得する。カードには恒常的に使える宝石が描かれる。 ③特定の組合わせの宝石のセットを集めると、貴族タイルが得られる。 ④誰かがカードや貴族タイルに書かれた勝利点を計15点以上集めたら、最終ターン。 ⑤最終ターン終了後に、最も勝利点を獲得した人の勝ち。 ゲームの総評 面白い。この作品は凄い。それほど革新的なゲームメカニズムではないようにも思えるが、その徹底ぶりがスゴイのではないかと思う。 本作、サラリーとしての収入は最初から最後まで一定で、減ったりも増えたりもしない。他プレイヤーとの差もほぼない。そんなシステム
本記事は、こちらのインタビュー記事"An interview with Tom Felber, jury chairman of the Spiel des Jahres award"を訳したものです。現在もボードゲーム界において、非常に大きな影響力を持つSDJ(ドイツ年間ゲーム大賞)。その審査員長であるトム・フェルバー氏(Tom Felber)へのインタビュアー記事になります。このインタビューは、『シカゴ トイ&ゲームグループ』という団体が自らのイベントに特別ゲストとしてトム氏を招くにあたり行ったものです。ちなみに、オリジナル記事は2014年4月17日にアップされました。 何か、翻訳に誤りなどありましたら、ご指摘いただければ幸いです。以下、記事本文になります。 ――ドイツ年間ゲーム大賞は、ドイツ(語圏)のボードゲーム批評家が審査員となり、ドイツ国内で発売されたゲームに対して授与される賞で
ボードゲームを遊ぶ際の仲良くやるための方法や手引きを示すわけではないです。ゲームとは、むしろそういうものではないか?ということについて、主に書こうと思います。 ボードゲームをはじめ多くのアナログゲームでは、ガチ勢とエンジョイ勢の対立というテーマが話題になることがある。この問題は、ボードゲームに限らないのかもしれない。インターネットを通じたマルチ対戦のビデオゲームにおいても同様の問題は発生するだろう。およそ人と人が交流する時には付いてまわる問題であり、あらゆる娯楽や趣味の世界においても取り沙汰されてきた問題のように思う。 このコラムでは、ゲームという世界の中に限り、この対立する両者は、むしろ既に分かり合う糸口に立っているのではないか、ということを示したいと思う。それはまさにゲームというものの特徴が、その対立を包み込んでしまうのではないか、ということだ。そんなわけはないとの反論もあるだろう。そ
最近ようやく『ルールズ・オブ・プレイ(上)』という本を読み始めた。ゲームデザインの基礎を著した本として、以前話題になった本だ。ケイティ・サレンとエリック・ジマーマンの共著になるこの本は日本語訳として2011年に刊行され、今年(2013年)に日本語訳の下巻が発売となった。(ちなみに本国アメリカでは2003年に出版された) 今頃読み始めるのは、ずいぶんと周回遅れな感じだが、読んでいる今の感想としてはめちゃくちゃ面白い。僕はゲームを作ったりはしないのだが、プレイヤーの立場で読んでも興味深い事柄が色々と書いてある。そんな僕が、今回、この本を読んでいて、たまたま二人の偉大なゲームデザイナーが同じようなことを言っていることに気がついたので、少し書いてみたいと思う。その二人とは、任天堂の宮本茂氏とボードゲームデザイナーのライナー・クニツィア氏だ。宮本氏は世界的に有名な「スーパーマリオブラザーズ」の産みの
①プレイヤーはそれぞれファンタジー世界に出てくるような14の種族(魔女、巨人、マーメイドなど)の中から1つを選択する。 ②自分の手番でアクションを1つ実行する。領土を開拓するとか、魔力を使うとか、建物を発展させるとか、特定の宗教に司祭を派遣するとか。 ③何回か手番を回し、これ以上何もすることがなくなったら、パスを宣言する。全プレイヤーがパスを宣言したら、1ラウンド終了。全6ラウンド繰り返す。 ④ラウンドの開始には、自分の領土などに応じて資源やお金などの収入を得る。 ⑤6ラウンド終了して、得点計算の結果、最も勝利点が多い人が勝ち。
2013年9月。ボードゲームをテーマにしたある漫画が発売された。ボドゲクラスタのツイッターはその話題で一色になった。放課後さいころ倶楽部だ。ゲッサンを立ち読みした時は女の子がキャッキャする漫画というイメージだったので、ノットフォーミーと思いスルーしていたのだが、単行本の評判がとても良いので、Amazonで注文して読んだ。読んでみてびっくりして、反省した。面白かった。 本記事では、この単行本に納められている1つのエピソードを主題的に取り上げたいと思う。それは第4話、第5話の2回に渡って描かれたエピソードだ。放課後さいころ倶楽部では、各エピソードで1つのアナログゲームが扱われる。このエピソードは名作ごきぶりポーカーを扱っている。僕はこのエピソードがこの一巻の中でもっとも優れたエピソードだと思っている。というのも、この回は単なるほんわかラブコメディなのではなくて、ボードゲームの持つ秘められた魅力
長考にまつわる問題は、個人的に非常に明確な前提がある問題だと思っている。長考しないでいいかげんな1手を打つことで、ゲームはそのシステムから破壊される。これが大前提だと思う。誤解されてもいいので敢えて言うが、「長考してはいけない」というのは論理的におかしい。長考しないで、テキトーな1手を打つ奴は「絶対的に」ダメなのだ。ここは「人それぞれだよね」で済む相対的な問題ではない。適切な1手を打とうと思ったら、コンピュータや圧倒的な天才でない限り人間は長考するのだ。それを「長考しないで相手のことを慮って、早く一手打ちましょう」というのは理念(ボードゲームの論理)として間違っている。はっきり言ってしまえばテロだ。テロをどの程度認めるべきかというテロの程度を問う議論であれば成立する。しかし、この価値感を逆転させて、テロが正義であるとしてしまうと、それこそ黒ひげ危機一髪をやっていればよく、ボードゲームをプレ
非電源ボードゲームで未来のゲームを妄想する 非電源のボードゲームを中心にレビュー、評価、コラムという形で記事にします。Twitter ID: @turqu_boardgame。 ビデオゲームに関するコラムやレビューはこちら、ビデオゲームとイリンクスのほとりで書いています。
①カードは全部で15枚。1~15の数字が1つずつ書かれている。全員に1枚のカードを配る。残りを山札にしてそこから1枚めくり、そのカードを「小早川」とする。 ②手番は2巡する。1巡目。自分のカードと新たに山札から1枚めくったカードと、どちらを自分のカードとするか選択する。 ③2巡目。自分の手札で勝負するか選択する。勝負する場合はコインを1枚賭ける。 ④勝負する人だけカードを公開。ただし最も小さい数字の人は小早川カードを足すことができる。最も数字の高い人が勝ち。賭けられたコインを総取りする。 ⑤最後の勝負はコイン2枚賭け。最後に最もコインを持っている人が勝ち。
つい最近『テーベ(完全日本語版)』を買って、1つ楽しみにしていたことがある。それは説明書に、「なぜテーベの『東』なのか?」についてヒントとなる説明があるのではないか期待したのだ。しかし、今回発売された日本語版「テーベ」の説明書を見ても「なぜかつてテーベの東と言われていたか」は、分からなかった。 日本では、特にネットの世界においては、ずっと「テーベの東」というタイトルでこのボードゲームは語られてきた。しかし、日本語版として発売されたタイトルは、「テーベ」である。2007年発売の新版「テーベの東」の英語版タイトルが"THEBES"であるため、日本版はそれに単に合わせただけだと思うのだが、そもそもなぜタイトルから「東」がなくなったのか知りたかった。
あまりこのブログでは言及していないが、僕は根っからのテレビゲーマーだ。学生時代は毎日のようにゲーム屋さんに通っては、面白そうなゲームがないかを物色していた。当時住んでいた吉祥寺には、多くのゲーム専門店があった。このあいだ、約10年ぶりに、吉祥寺に行ってみたら、その店の多くはなくなってしまっていた。寂しさを覚えるとともに、妙な納得感もあった。
★★★★ 何度もやりたい。大のお気に入り ★★★☆ おすすめのゲーム。傑作 ★★☆☆ マジ面白い。 ★☆☆☆ 悪くない。でも、何か足りない・・・・ ☆☆☆☆ 面白くなかった あくまで個人的な主観・感想です。雰囲気や体調や天気や気分により評価は変わるかと思います。明らかに評価を変えたくなった場合は、上げたり下げたりします。 一覧のヘッダーをクリックすると並び替えができます。 (『No』は単に僕がプレイした順番です。) ※PCからであれば、1つのヘッダーをクリックして並べ替えた後に、Shiftを押しながら2つ目の条件を選ぶと複数条件で並べ替えられます。 ボードゲームの一覧が表示されない場合はコチラを参照下さい。(スマホやWindows XPなど一部の環境でボードゲームの一覧が表示されない場合があります。すみません……) ■その他のレビュー一覧 ボードゲームに関係するその他のものについて、レビュ
協力型ゲームで、経験豊富な1人のプレイヤーによりすべてが仕切られてしまう状態。いわゆる奉行(ソロ)問題。これって海外ではどのように語られているのだろうかと思い、BGGで調べていて見つけたのが、この記事です。原題は"Why co-ops suck? Leader problem, man!"書いているのは、『ロビンソン・クルーソー:呪われた島の冒険※』のデザイナーである"Ignacy Trzewiczek"さんです。この記事へのリンクもあるIgnacyさんのWebサイトはこちら。
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