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生活費は国から永遠に支給? ベーシックインカム制度、ギフト経済、どうなるコロナショック後AI時代のお金と働き方 2020.04.27 supported by greenz people supported by greenz people 土居 彩 土居 彩 紆余曲折ありましたが、新型コロナウイルスの支援金として全国民に一律10万円が支給されることになりました。今回の政府の決断は緊急措置ですが、Facebook創業者のMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏や起業家の堀江貴文氏も支持しているベーシック・インカム(Universal Basic Income)制度というものがあります。 これは国が永遠に全ての人に対して無条件に最低限の生活費を配るというもの。伴う税金の大幅な上乗せや働く意欲が失われるのでは?という懸念もありますが、すでに社会実験が行われたというフィンランド
病んでいる日本を素材に、イキイキした「まち」をつくる。デザイン思考でイノベーションを生んできたRE:PUBLIC田村大さん流・誰も解いたことのない問題の解き方 2020.04.24 ソーシャルな会社のつくりかた 石村 研二 石村 研二 ビジネスの世界で「イノベーション」とか「デザイン思考」という言葉をよく聞きます。新しいビジネスを生み出すための方法論と思われがちですが、実はビジネスに限らずあらゆる問題解決に応用できる方法なのです。と言っている私自身、いったいどういうことなのかよくわかってはいないのですが。 RE:PUBLIC(以下、リ・パブリック)共同代表の田村大さんは、博報堂で研究職を勤めていたころからデザイン思考に取り組み、今は企業だけでなく地域のイノベーションに、さらにはまちづくりへと活動の幅を広げています。 なぜいま「まちづくり」なのか、同じように全国で「まち」に取り組んでいるグリ
「場づくり」とは人の可能性を引き出すこと。『場づくりという冒険』著者・藤本遼さんが提案する、一対一の関係性からはじまる拠りどころのデザイン。 2020.02.26 supported by greenz people supported by greenz people 北川 由依 北川 由依 イベントやワークショップ、シンポジウム、町内会、PTAなど。仕事でもプライベートでも、私たちは誰もが日常的に「場」に参加し、ときには「場」をつくる側に回ることもあるのではないでしょうか。 そして「場」に合わせて、司会、進行、オーガナイザー、ファシリテーターなどと呼ばれる役割があるところから、より良い「場」をつくることは、多くの人にとって関心のあることと伺い知れます。 今回「場づくり」についてお話をお伺いするのは、グリーンズ出版から2020年3月上旬に書籍『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み
日本にも木造ビルの建つ時代が来た。現代木造の第一人者・腰原幹雄さんが語る「木のまち」の実現に必要なこと 2020.02.25 キノマチ会議 キノマチ会議 甲斐 かおり 甲斐 かおり 木造と聞いて、どんな建物を思い浮かべるでしょう。よくある木造一戸建て? もしくは地方で見かける立派な梁の通った古民家、などでしょうか。 ところが、上の写真を見てください。 じつはこれも、木造建築の新しい提案です。 これまで中高層の建物をつくる構造材料は、コンクリートや鉄がほとんどでした。 ですがここ10年ほどの間に、中高層ビルにも木材を使う動きが本格的に始まっています。 日本は国土面積の約3分の2が森林。1900年頃から植林され、伐りどきを迎えているものの使われず、森に放置されている木々が多くあります。これを活用する手段として今注目されているのが、建築の構造部に木を使う都市木造です。 「木のまちをつくろう」とい
子どもを真ん中に社会を見据えれば、基本的信頼も地域社会も取り戻せる。自由学園×自由の森学園×INEB。教育者たちの対話から見えてきた、現代の子育て・教育に必要な「3つのR」とは? 2020.02.10 世界と日本、子どものとなりで 世界と日本、子どものとなりで 池田 美砂子 池田 美砂子 私は中学のとき、存在を消し続けていた。死んだようにしていた。 涙ながらに訴える子どもの声に、あなたならどのように耳を傾けますか? 自己肯定感や基本的信頼が低いといわれる日本の子どもたち。文部科学省や政府機関が実施している各種統計(※)でも、他国に比べて圧倒的に低い数値が発表されています。 (※)文部科学省「高校生の生活と意識に関する調査」、国立青少年教育振興機構「高校生の生活と意識に関する調査報告書-日本・米国・中国・韓国の比較-」ほか でも彼女は高校に入学して変わり、高校3年生のとき、こう語りました。
「地域×デザイナー」の未来形がここにある。デザイン都市・神戸のクリエイティブディレクターの仕事とは? #仲間募集 2020.01.31 WORK for GOOD WORK for GOOD 狩野哲也 狩野哲也 本記事は、もともと2018年2月27日に掲載したものを、神戸市クリエイティブディレクターの再募集にあたり、「神戸市クリエイティブディレクターのその後」以下を追記し再編集しました。(2020年1月31日) デザインには人々をひきつけ、心を動かす力があります。 神戸では1995年の「阪神・淡路大震災」からの復興の過程で、神戸で暮らす人や働く人が交流し、そこから生まれたクリエイティブなアイデアや工夫で、新しいまちをつくってきました。私には、豊かな感性や創造を生かすデザインの力が神戸の復興を支えてきたという実感があります。 神戸市はこれまでの取り組みとそのビジョンが認められ、2008年にユ
獲れすぎた農作物で銀行口座ができる、残高がどんどん増えていく…!農民の貧困スパイラルを解消する「AgroBanking」 2020.01.22 supported by greenz people supported by greenz people 丸原 孝紀 丸原 孝紀 かつてアジアの中でも貧しい国だったバングラデシュは、いまめざましい経済発展を遂げつつあります。しかし、その人口の33%を占める農民の多くは、まだまだ貧困から抜け出せないまま。 その原因として挙げられるのは、過剰な収穫物を仲買人に買い叩かれがちだということ。そして、銀行口座を持たない多くの農民は、安全にお金をためたり、融資を受けたりすることができません。 これらの問題を解決するために考えられたのが、バングラデシュの大手銀行UCBと小売チェーンShwapnoによる、農民のためのユニークな銀行口座サービス「AgroBanki
ソーヤー海が語る「パーマカルチャー」の魅力。それは「自分がどう暮らしていきたいか」に対して、「いますぐできる何か」を積み重ねられること。 2020.01.13 ソーヤー海の共生家革命日記 ソーヤー海の共生家革命日記 ソーヤー 海 ソーヤー 海 ハロー! ソーヤー海だよ。今日はこの連載で何度も登場している、パーマカルチャーについて紹介するよ。 パーマカルチャーとは、ひと言で言うと、デザイン作法のこと。食や電力といった一部ではなく、生活に必要なすべてをホリスティックにデザインするやり方のことなんだ。 たとえば、自分が暮らす場所と職場が遠いと、お金とエネルギーと時間が毎日ロスしていくよね。でも、全部が統合されてうまくかみ合っていたら、お金と時間とエネルギーが余る。そうやって、どうやったらより豊かな暮らしや社会をつくれるかをデザインするのが、パーマカルチャーなんだ。 もともとは1960年代にビル・
消費電力の2倍を生成する黒いオフィスビル。ノルウェー発、年間500,000kWhの再生可能エネルギーをつくりだす「Powerhouse Brattørkaia」 2019.11.15 ライターインターン ライターインターン 夏は冷房。冬は暖房。気候が変わるたびに大幅に増える電気代を見て、日常的に使う電気量を気にした方もいるかもしれません。 2011年の東日本大震災や大型台風などで停電を経験した人も多く、化石燃料だけに頼らない再生可能エネルギーにも注目が集まっています。2009年には1.1%だった使用率も電力固定価格買取(FIT)制度の導入により、現時点での国内使用率は6.9%になりましたが、まだ主力電源になるには遠い道のりです。 ノルウェーでは、電力供給を発電事業者から購入するのではなく、建物自体が消費する以上の電力をつくり、さらに外部にも供給できるプラスエネルギー建築「Powerhous
人口減少と高齢化、貧困の連鎖、コミュニティの崩壊、老朽化したインフラ…日本社会にはさまざまな課題が山積しています。しかもこれらの課題は相互に複雑に絡み合っているため、個別に対策を立てても簡単に解決できるものではありません。 では、どうすれば良いのでしょうか? そのヒントがドイツにありました。 ドイツでは、複合的な問題に対して個別にではなく、交通やエネルギー問題も含めて新たな都市計画を設定し直すことで、総合的に改善させる取り組みがはじまっています。高齢化や極度の貧困などにより、多方向から文字通り”見捨てられて”いた旧東ドイツの時代の巨大団地群。そこを活気あふれる街に生まれ変わらせるための、持続可能なまちづくりを取材しました。 かつては見捨てられた貧困地区 ドイツの首都、べルリンから列車で西へ約30分、ドイツ統一前は旧東ドイツに属していたポツダムという町があります。第二次世界大戦の末期、日本に
対話、めんどくさくね? でもその先には、違う世界観に接して視野が広がる喜びがあるのかも。#学習するコミュニティに夢を見て 2019.10.11 学習するコミュニティに夢を見て 学習するコミュニティに夢を見て 信岡 良亮 信岡 良亮 こんにちは、信岡良亮です。連載「学習するコミュニティに夢を見て」、今回のテーマは、「対話、めんどくさくね?」です。 「関係性を楽しむ」というときに、田舎から都会へと人が移動する一番の動機になるのが「人付き合いがめんどくさい」ということがある様子。 僕も実家にたまに帰ると親とのコミュニケーションに心のエネルギーを消耗します。嫌いとかそういう話ではなくて「話し始めるといたるところで価値観や世界観が違いすぎて、どこから折り合いをつけていいか分からない」というのがあるのです。 それが2時間も続くと日常会話がおっくうになってくるので、つい、テレビをつけてしまったり。(テレ
CHECK IN チェックイン greenz.jpは、2019年7月16日に13周年を迎えました。いつもみなさんにご愛読・サポートしていただけたからこそ続けてこれたと思っています。この場を借りて、感謝申し上げます。 今回は、そんな13周年を祝して、2019年7月28日にSHIBAURA HOUSEで開催されたイベント「green drinks Tokyo: いかしあうつながりがあふれる幸せな社会とは?」より、代表理事・編集長の鈴木菜央のスピーチをご紹介。昨年にタグラインを「いかしあうつながり」に変えてから1年、その現在地や今後チャレンジしたいことについてお話しました。ぜひ記事でのレポートをお楽しみください。 greenz.jp編集部 greenz.jp編集部 みなさん、こんにちは! 今日は来てくれてありがとうございます。 今回のイベント名は「いかしあうつながりがあふれる幸せな社会とは?」で
中国で廃棄された自転車、2万3千台。どうにかしたい! その思いが生んだアップサイクルによる、未来型移動式ライブラリー「The Shared Lady Beetle」とは? 2019.07.15 あいだきみこ あいだきみこ 突然ですが、あなたは移動式ライブラリーを見たことがありますか? これまでgreenz.jpでは、南イタリアの移動図書館「Bibliomotocarro 」や、手押し車図書館から始まった「男木島図書館」など、公共サービスが届かない僻地に、まるでポップアップストアのように出現し、本を通じたコミュニケーションを生み出す様子についてお伝えしてきました。 今回ご紹介するのは、そんな移動式ライブラリーに「アップサイクル」をかけあわせた「The Shared Lady Beetle」。カブトムシの形をした、なんともフォルムが可愛らしい自転車の図書館です。 「アップサイクル」とは、廃棄物
松戸駅前の空き物件をリノベーションしてオープンした「松戸ビール」が「まちづクリエイティブ」とともに目指すのは、僕らのまちに、クラフトビールがある幸せ 2019.06.25 supported by greenz people supported by greenz people 石村 研二 石村 研二 いっときのクラフトビールブームは落ち着いてきましたが、マイクロブリュワリーと呼ばれる小さな醸造所があちこちに現れています。クラフトビールはブームから文化になり、本当に好きな人が小さな規模でつくるようになってきているのです。そんなマイクロブリュワリーの特色の一つは、地域と深いつながりを持っていること。少量生産で、ほとんどが地元で消費されるので、つくり手と消費者が近い関係にあるのです。 「松戸ビール」は、中央区新川でビールづくりをしていた渡邊友紀子さんが、松戸でまちづくりを手がける「まちづクリエ
スタッフもお客さんもありのまま受け入れる影山知明さん。 クルミドコーヒーや胡桃堂喫茶店から国分寺のまちへと広がる関係性づくりとは? 2019.06.17 マイプロジェクトの育て方 マイプロジェクトの育て方 古瀬 絵里 古瀬 絵里 これまでgreenz.jpで何度かご紹介してきた影山知明さんは、東京・国分寺市で「クルミドコーヒー」と「胡桃堂喫茶店」の2軒のカフェを営んでいます。 地域通貨「ぶんじ」や出版事業「クルミド出版」をはじめたり、クラウドファンディングにも取り組んできていたりと、カフェという枠組みから大きく飛躍して、さまざまな活動に枝葉を伸ばしている影山さん。そのなかでも今回は、国分寺のまちへと広がるコミュニティの育み方について伺いました。 影山知明(かげやま・ともあき) 1973年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、マッキンゼー&カンパニーを経て、ベンチャーキャピタルの創業に参画。その
広義な「編集」と、しぼりこんだ「個」。フリースタイルで確立した編集の力を”魔法”に変え、日本の地方に振りまく編集者・藤本智士さんの働きかた 2019.06.14 ソーシャルな会社のつくりかた やなぎさわ まどか やなぎさわ まどか 「デザイン」や「編集」という概念を、企業の経営や個人のあり方に活かし、社会的価値を創造し、提供する。一見漠然としているようですが、この価値観を共有する者同士がひとたび出会えば、業種の垣根を乗り越えて新しい関係性が動き出します。 グリーンズのビジネスアドバイザー・小野裕之がビジネスの実践者にお話をうかがう本連載。今回のゲストは雑誌『Re:S(りす)』のほか数々のプロジェクトに携わってきた編集者・藤本智士さんをお招きし、キャリア論や働き方、そして「編集の力」についてうかがいました。 意外にもリアルな付き合いが始まってからまだ日が浅いという二人ですが、共通する友達の多
5/21(土)ビジネススキルをいかして、共創を生む。ソーシャル領域で次世代を担う「共創プロセスデザイナー」という仕事 co-presented by 株式会社フューチャーセッションズ 5/30(月)開催!コミュニティマネージャーのトランジションを考えてみませんか? デート相手や恋人を探すマッチングアプリとして世界中で使われている、「Tinder」。 「理想の相手をアプリで探すこと」に抵抗がなくなってきた近年、他の業界でもこの仕組みは応用され、求人業界のTinder「“Teamable”」、 ビジネス業界のTinder「“yenta”」などが生まれています。 そんななか、ついに(?)アニマル界のTinderが現れました。その名も、「Tudder」。 イギリスのHectare Agritech(ヘクタール・アグリテック)社によって、2019年2月14日のバレンタインデーに合わせてリリースされた
成長社会から成熟社会に移行する時代といわれて久しい。その成長社会の最たる指標であるのが、GDP(国内総生産)。その名の通り、国内で生産される総額を示す。このGDPへの人々の批判的視線から、世界各地で新しい経済指標の議論や実践が拡がっている。 その批判的視線を代表する一つの演説がある。1968年に暗殺されたアメリカの政治家ロバート・ケネディによるものである。(*GNP(国民総生産)と表記されているが今日ではGDPと読み替えて差し支えない。) “私たちはあまりにも長い間、物質的な豊かさの蓄積を、人が本来持つ素晴らしさや共同体の持つ重要さよりもはかるかに優先させてきた。 GNPの数字には、大気汚染やたばこの広告、事故死者を運ぶ救急車も含まれ測っている。玄関の特殊な鍵もそれを破って侵入する犯罪者たちが収容される牢屋も。 原生林の破壊も、都市化に伴う美しい自然の喪失も。 戦争で使われるナパーム弾も、
「大人って楽しそうだな」と子どもに思ってもらえる生き方がしたかったから。猪鹿庁合同会社・安田大介さんが選んだのは「半猟半X」という暮らし 2019.03.01 マイプロジェクトの育て方 マイプロジェクトの育て方 hidaemi hidaemi 作家の椎名誠さんが、琵琶湖をカヌーで渡り釣りをする仕事について、息子の岳さんに話したときのこと。岳さんは、「いいな、大人は」と言ったそうです。 このくだりにすっかり魅了され、大きく人生の舵を切った人がいます。それが、岐阜県郡上市で狩猟学校やエコツアーを開催する「猪鹿庁合同会社」代表の安田大介さん。 安田さんは5年前、子どもができたのを機に勤めていた会社を辞め、豊かな森と川に恵まれた郡上に移住。狩猟をしながら、半分別の仕事をする「半猟半X」の暮らしを始めました。 ここ数年、移住して農業を始める人は増えていますが、狩猟を始めた人の話はまだまだ多くないよう
森山裕介(もりやま・ゆうすけ) 1990年島根県出雲市生まれ。 学生時代に、国内や海外の地域や農村を巡り、地域と自分の関わり方を模索する。 中央大学卒業後、人事コンサルティング会社にて、企業の人材育成コンサルティングに従事。日本を代表する大手メーカー、大手商社から中小企業、ベンチャー企業など業界業種を問わず、様々な企業の人材開発・組織開発のソリューション営業・プログラム開発に従事。 教育を通じて地元島根に貢献したいという思いから、2016年6月、認定NPO法人カタリバへ転職。現在は、教育魅力化コーディネーターとして、市教委や学校と連携し、学びの意欲に溢れる教育環境づくりを目指し、市の教育政策づくり、高校のカリキュラムマネジメント、探究学習の推進を行う。 森山さん 教育魅力化コーディネーターの役割は、大きく対行政・対高校・対生徒に分かれています。まず、対行政についてですが、僕たちは5年後、1
働かない勇気、消費されないお金、「好き」を仕事にする…これだけは読んでおきたい! 2018年に公開された人気記事TOP10をまとめました。 2018.12.29 greenz playlist greenz playlist greenz.jp編集部 greenz.jp編集部 「greenz playlist」は、読者のみなさまの「毎日見れないから、いいとこどりしたい!」「過去の記事からも、なにか面白いものを見つけ出したい!」という声に応えて、まるでDJのように、過去の記事をテーマ別にリスト化していく企画です。 いよいよ年の瀬ですね。2018年はみなさんにとってどんな1年でしたか? 12周年を迎えたグリーンズは、新しい指針として「いかしあうつながり」の発表、グリーンズ求人の本格稼働、武蔵野美術大学との共同展示「企(たくらみ)展」、グリーンズ出版の立ち上げなどなど盛りだくさんの1年でした。
お金の暴走を食い止められるのは、ローカル・コミュニティの力。「銀行に成りさがるな」。信用金庫・信用組合の可能性は大きい 2018.12.10 ローカルから始める、新しい経済の話 ローカルから始める、新しい経済の話 甲斐 かおり 甲斐 かおり 昔から日本には「頼母子講(たのもしこう)」と呼ばれる、お金の相互扶助のしくみがあります。組合員が一定のお金を入れ、入札や抽選によって順にお金を受け取り、全員に行き渡るまで行うもの。家の普請や、家畜を買うなどまとまったお金が必要な時のために、周囲と協力し合ってお金を工面する方法でした。 今でこそ株式会社は株主の利益優先ですが、企業も、もとは相互扶助の目的で始まったものだと教えてくれたのは、城南信用金庫顧問の吉原毅(よしわら・つよし)さん。「グローバル資本主義はけして我々の経済をよくしない、むしろ逆」と主張。それに対して、小さな単位の地域ごとに経済の循環を
ビジネスにとって美術は邪魔なのでしょうか? 武蔵野美術大学の卒業生と教授が、立ち止まって考察してみた。 2018.11.22 supported by greenz people supported by greenz people 新井作文店 新井作文店 2018年11月25日からクリスマスイブまで、東京ミッドタウン・デザインハブで「東京ミッドタウン・デザインハブ 第76回企画展 『企(たくらみ)』展 -ちょっと先の社会をつくるデザイン-」が開催されます。グリーンズが、企画・運営に協力した展覧会です。 この企画展には、グリーンズの学校・事業部マネージャーの河野奈保子が関わっています。彼女は武蔵野美術大学に助手として勤めていた卒業生です。 この記事では、武蔵野美術大学が新設する造形構想学部クリエイティブイノベーション学科の井口博美教授と、河野が対談をします。テーマは「美術大学とその卒業生が
0歳からお年寄りまで集まる、私設の公民館のようなカフェ「喫茶ランドリー」。地域のコミュニケーションが自然に生まれる1階づくりとは? 2018.11.06 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 古瀬 絵里 古瀬 絵里 2018年1月、東京都墨田区にオープンした「喫茶ランドリー」は、名前の通り喫茶+ランドリー(洗濯)ができるお店です。 単なるカフェでもなく、コインランドリーでもなく、多様な人たちが訪れ、それぞれが過ごしたいように過ごせる場所として注目を集めています。 「目指したのは私設の公民館」と言う、運営する「グランドレベル」の田中元子さんにお話を伺いました。 田中元子さん(たなか・もとこ) 1975年、茨城県生まれ。独学で建築を学び、2004年、大西正紀さんとともにクリエイティブ・ユニット「mosaki」を設立。建築やまち、都市などと一般の人々をつ
2006年からウェブメディアを基軸に活動してきたgreenz.jp。私たちが感じる「大切なこと」を何度もなんども読み返せる本にしたいという想いから、この度”グリーンズ出版”を立ち上げました!記念すべき第一弾は、『beの肩書き』。著者である元greenz.jp編集長の兼松佳宏さんが提唱する「beの肩書き」というアイデア。 「beの肩書きって何? どうすれば見つかるの?」といったそもそもの話から、『beの肩書き』を見つけるためのワークショップの開き方まで、そのエッセンスを存分に詰め込んでいます。この本を読むことで、「自分自身とは、何者か?」という漠然とした問いと向き合うことができるかも。みなさま、ぜひご一読ください! 「人生の肩書き」は プレゼントしよう 肩書きには「do」と「be」の2種類あった! フリーランスの「勉強家」が提唱する「beの肩書き」によって、あいまいな「自分らしさ」をしっかり
より自由になるために、人を増やす。ハンモック通販事業を3年で年商1億円まで育てた石原大輔さんが感じた、ローカル起業で“5人の壁”を越えるリアル 2018.10.18 小田原創業ものがたり 小田原創業ものがたり たけいしちえ たけいしちえ 地方創生のリアルを見つめながら、ローカル起業とまちの再興について一歩踏み込んだ視点で探求する連載「小田原創業ものがたり」。前回は“2人の壁”を乗り越えたゲストハウス創業者のリアルな声をお届けしました。 今回は、1人で始めたハンモック通販事業をたった3年足らずで年商1億円まで育て上げ、5人を雇用、いわば“5人の壁”を越えた「すさび株式会社」代表取締役・石原大輔さんのインタビューをお届けします。 “会社に所属して人事をしたことも、部下を持ったこともない。そんな自分が人を雇って、その人の人生に関わるなんて重すぎる。” と感じていた石原さんが、今、小田原のまちでさ
たとえ本ばなれが進んでも、出会った1冊を手にしたときの目の輝きはなくならない。「ブックバス」東北ツアーから見えてきた、本の未来の可能性 2018.10.16 平川 友紀 平川 友紀 CHECK IN チェックイン 無書店地域に本を届けたい! という思いから始まった株式会社バリューブックスの「ブックバスプロジェクト」。その初めてのロングツアーに同行しました。ともに旅をした映像作家・上田謙太郎さん渾身の中編ドキュメンタリー『BOOK BUSは本を届ける旅に出る』も完成! このレポート記事との同時公開となっています。記事の最後に本編へのリンクがあります。ブックバスの面白さはもちろん、本を手にすることの魅力や意味を、改めて感じていただけたら嬉しいです! 平川 友紀 平川 友紀 ストーリーライター/文筆家 山間部で毎日楽しく暮らしている私ですが、本当にごくたまに都会がいいなと思うときがあります。 そ
コンテンツメーカーはプロデューサーにはなれない。だから僕は、「つくる or die!」まで振り切る。プロデュースする側からされる側へ転身した発酵デザイナー・小倉ヒラクさんが語るプロデューサー論 2018.10.15 ソーシャルな会社のつくりかた たけいしちえ たけいしちえ 発酵デザイナー・小倉ヒラク氏。この名前に、「発酵の話? 手前味噌? なになに?」とわくわくする方も多いのではないでしょうか。でも、この記事では酒も麹も酵母も味噌すらでてきません。 テーマは「ビジネス」。ソーシャル領域のビジネスにおける継続や組織づくりのノウハウを探る連載「ソーシャルな会社のつくりかた」に登場いただき、グリーンズのビジネスアドバイザー・小野裕之との対談に臨んでいただきます。 書籍『発酵文化人類学』が大ヒットするなど、“発酵デザイナー”の肩書きで、発酵、微生物界に新しい風を吹かせまくっているヒラクさん。かつて
お金ではないものを大事に経営する。「新しい経済」の実践者、この店が発するメッセージをお客さんは敏感に感じ取っている 2018.10.11 ローカルから始める、新しい経済の話 ローカルから始める、新しい経済の話 甲斐 かおり 甲斐 かおり 売上より、目の前のお客さんを喜ばせたい。 時間と手間をかけていい仕事をしたい。 そう願っても、実社会では許されないことも多い。筆者自身、会社員だった頃は“安く、早く、多く、質のいいもの”を提供するのがプロだと教えられました。それはある面では間違いじゃないと今も思います。“安く、早く、うまい”飲食店は繁盛するし、多くの人が助かるから。 一方で、世の中「安く、早く」というサービスばかりになると、人は元気がなくなっていくのではないか、とも思うのです。人は大切に扱ってもらうことを何より嬉しく思う生き物。存在を認められ、心のこもったサービスや商品を提供してもらうのと
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