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夏の料理
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私の故郷は本当に「何もない」まちなのか? 東京に出て約10年間フリーライターをしていた私が、愛知県瀬戸市にUターンした理由 2018.10.05 supported by greenz people supported by greenz people 南未来 南未来 生まれ育ったまちに帰って、空気を吸うと、ほっとする。 まちに、何があるというわけでもなく。 いつか地元へ帰ろうかな? と思いつつ、でも、帰ったって何にもないし。仕事がないし。そう思って、あきらめる人は多いのではないでしょうか。 私は愛知県瀬戸市というまちの出身です。高校生の頃に旅ライターになりたいと決意し、卒業後、3年間ほどアルバイトでお金を貯めては海外を放浪して、出版社が集まる東京へ飛び出しました。運良く、大好きだった旅雑誌の編集を担当していた、神保町の小さな出版社で働かせてもらえることができて、独立。文章を書くことを生業
一流グローバル企業を退社。 でも、今はいっそう「社会の役に立っている」実感がある。 プロボノでリタイア後のキャリアを見つけた阿部孝さん 2018.09.12 プロボノのはじめかた プロボノのはじめかた 葛原 信太郎 葛原 信太郎 今回、ライターのオファーをいただくにあたって「同じ年頃の父を持つ息子としての目線をいれてほしい」というメッセージをいただきました。僕の父は64歳。新卒から勤め上げた会社を退職し、今ではちょっとしたアルバイトをしながら、母の家事を手伝ったりしています。 真面目な父なので、仕事にも熱心に取り組んでいました。だからこそ、突然仕事が無くなったら、毎日が辛いのではないかと、息子なりにちょっと心配でした。greenz.jp読者には、そんなお父さんを持つ世代も少なくないのではないでしょうか? 阿部孝さんは、誰もが知っているようなグローバル企業でコンサルティング業務を長年務めてい
ようこそ「奇跡の海」へ。自然を愛す研究者と旅行者と地元住民が集う、上関の“体験型”ゲストハウス「マルゴト」 2018.09.07 supported by greenz people supported by greenz people 瀬戸内千代 瀬戸内千代 猛暑がつづいた2018年の夏。裸足で足を踏み入れたくなるような、すみきった海が広がる山口県上関町(かみのせきちょう)に、個性的なゲストハウスが誕生しました。その名も、宿泊型体験施設「マルゴト」です。 上関は、本州西端の四国寄りにある室津半島の先端部と、その先に連なる長島、祝島、八島から成る町。下関と並び栄えた海の関所です。最寄りのJR柳井駅からはバスで約50分。 空にハヤブサやミサゴが舞い、エメラルドグリーンの海にスナメリが泳ぐ。そんな自然が旅行者を迎えてくれます。 作り手の愛情が詰まった家 さっそく宿泊型体験施設「マルゴト」を訪れ
小さなできごとを見逃さないこと。好きを追いかけること。そうすれば自分らしくいられる仕事は見つかる。私は、そうしてフリーライターにたどり着いた。 2018.09.03 あなたの作文が未来をつくる あなたの作文が未来をつくる 西谷 渉 西谷 渉 CHECK IN チェックイン 毎度多くの受講生と「文章を書くことで未来を模索している」クラス「グリーンズ作文の学校」。今回は、そのクラスにゲスト講師として参加していただく西谷渉さんに、グリーンズとの出会い、そして書き手としての現在地を書いていただきました。 スズキコウタ スズキコウタ 編集者 / 音楽家 何かがはじまるきっかけは、いつも小さなできごとからでした。 「グリーンズ作文の学校」第2期に通い、greenz.jpライターになった私が、グリーンズで何を学び、どんな未来を思うのか。そもそもどうしてライターという仕事を選んだのか、少しばかりお話したい
シンプルじゃなきゃ、続かない。「大谷製陶所」の大谷哲也さん・桃子さんに聞く、ちょうどいい暮らし方のヒント 2018.08.30 ヘメンディンガー綾 ヘメンディンガー綾 自分の思い描いた通りの人生を実現できる人って、一体どのくらいいるのでしょう? 私はたまに思うのです。設計通りに進む人生と、予想せぬ出来事を波乗りするように越えていく人生、果たしてどちらが味わい深いのだろうと。そして人生の本質は、もしかすると予期せぬ出来事の重なりの中に、自分なりの良い塩梅を見つけることなのかもしれない、と。 今日みなさんにお届けするのは、ご夫妻で陶芸を生業とする「大谷製陶所」の大谷哲也さんと桃子さんの暮らし。今や国内外で活躍するお二人ですが、実は当初は陶芸家になろうとは思っていなかったのだとか。“今”の生活は、最初に描いていたものとは違うかもしれない。でもお二人の暮らし方はさりげなくて、とても心地よいもの。
今ある経済への違和感は、昔から脈々とつながっている。それに対して生まれた、New Economics「新しい経済学」とは? 2018.08.27 ローカルから始める、新しい経済の話 ローカルから始める、新しい経済の話 高野翔 高野翔 今の経済活動と人々の幸せってちゃんとつながっているのだろうか? そんな経済への違和感を抱えるのはあなただけでなく、50年以上前から多くの人たちが感じ、考えてきたことだった。 そんな違和感を起点に、新しい経済の実践が世界中で花開く今だからこそ、この「New Economics」を歴史的変遷も含めて、皆さんにぜひ紹介させてもらいたい。 New Economics (新しい経済学)とは、「自然環境との調和を大前提に置き、人々の幸せに届く経済をつくっていく姿勢と実践」である。日本の広辞苑にその定義が載っているわけでも、イギリスのOxfordの辞書にその定義が載っている
いい人間関係があるかどうかで、人生は圧倒的に豊かになる。だけどいったい、どうやったらいいんだろう? 日本一NVCを知る男・安納献さんとグリーンズ鈴木菜央が語り合った 2018.07.23 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 村瀬 彩 村瀬 彩 CHECK IN チェックイン 秋の訪れを感じはじめた昨年9月の終わり。菜央さんに誘われて新宿御苑へ行ってきました。千駄ヶ谷門で献さんと待ち合わせ。今日はなんだか、ゆったりとした気分で仕事をしたいね、って言いながら門をくぐると、見渡すかぎり一面の緑が広がっていて。3人とも思わず芝生のうえで裸足になりました。日々の仕事がこんな感じだと、ほんと嬉しいよねえ。 村瀬 彩 村瀬 彩 書いて唄って。 「あの人と仲よくなりたい」「仕事仲間といい関係を育みたい」「もっと家族とつながりたい」はたして、これらの思いを抱いたこ
地域通貨は経済を自分たちの手に戻し、「いかしあうつながり」をつくるもの。旧・藤野町で10分の1の世帯が利用する「よろづ屋」に見る、地域通貨の可能性。 2018.07.19 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 古瀬 絵里 古瀬 絵里 greenz.jpは創刊12周年を機に、「いかしあううつながり」をテーマに掲げました(詳しくはこちら)。 そうは言っても、「いかしあうつながり」ってなんだろう。 「いかしあうつながり」はなぜ大事なのか、どんな可能性があるのか。 まだまだ私たちにもわからないことばかり。そのヒントを探るため、特集「いかしあうつながりってなんだろう?」では、色々な人たちに話を聞いて、輪郭を形づくろうということになりました。 今回は、greenz.jpが「いかしあうつながり」というテーマにいたる大きなきっかけのひとつとなった、神奈川県の旧・藤
ポートランド発、ホームレスによるホームレスのためにつくられた尊厳の村「Dignity Village」に行ってきた! 2018.07.18 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 「いかしあうつながり」ってなんだろう? greenz.jp編集部 greenz.jp編集部 全米で住みたい街の上位に選ばれたり、日本でも注目を集めているポートランド。しかし、CITY Journalの記事によると、ポートランド市を含むマルトノマ郡でホームレス状態にある人々は2015年1月時点で約3,800人いるとされ、うち約1,800人以上が橋の下や公園、歩道などで寝泊まりしているといいます。 そんなホームレス問題をタイニーハウスで解決しようと取り組むコミュニティを見つけました。それが、今回ご紹介する「Dignity Village」。 ホームレス状態に陥り、路上に寝床を構える人々が“普通”の暮らしを取り戻す場所
こんにちは、編集長の鈴木菜央です。 「いかしあうつながり」について考えるコラム、今日は3本目です。今回は、2本目で書いたソーシャルデザイン4つの危機感のうち、「幸せのドーナツ化現象」を僕がどう解決していったか、そしてその結果見えてきたことについて書こうと思います。 2本目のコラムで、2010年ごろから、僕は自分の生き方、仕事の仕方にずいぶんと悩んだ末、もしかしたら課題解決の方法自体に問題があったのかもしれないと思うようになった、と書きました。 greenz.jpを良いメディアに育てたい、greenz.jpを通じて少しでも社会をいいところにしたいという思いで活動に邁進してきましたが、結果、ぜんそくが悪化し、ぎっくり腰で立てなくなり、パートナーとの関係も最悪になりました。まさに、「幸せのドーナツ化現象」です。 このままいっても、幸せになれそうもない……行き詰まりを感じていた僕は、仕事を含めた生
人の幸せを前提に考える「新しい経済学」を学べる世界でたった一つの大学院。イギリスのトットネス「シューマッハ・カレッジ」ってどんなところ? 2018.06.27 ローカルから始める、新しい経済の話 ローカルから始める、新しい経済の話 高野翔 高野翔 「スモール・イズ・ビューティフル」。その言葉を体現するかのような、小さな小さな大学院が英国の田舎町トットネスに存在する。それが私の学び舎であり、本連載「ローカルから始める、新しい経済の話」のアイデアの源泉となった「シューマッハ・カレッジ」だ。 1973年に出版された『スモール・イズ・ビューティフル -人間中心の経済学-』をご存知だろうか。グローバル経済の急速な拡大がもたらした、物質的な豊かさの実現とともに、同時に生み出してきた痛みにもしっかりと耳を傾けること。そして、自然環境との分かちがたき調和のもとに、人々が生きがいや幸せであふれる生活・仕事を
微力は、無力じゃない。ようび「ツギテプロジェクト」が証明する、人の手による価値の創造が引き寄せる未来。 2018.06.26 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 寄稿者 寄稿者 岡山県北部、周囲を山に囲まれた人口1,500人ほどの小さな村に、「ようび」という会社があります。 第一に彼らは、ものをつくる会社です。ヒノキ家具の制作や、建築設計も行っています。それだけを切り取れば、彼らは実直にものづくりに向かう、職人たちの会社です。ただし、ようびはものづくりの会社ではなく、あくまで、まず、ものをつくることから始めた会社なのです。 2016年1月。工房全焼という“困難”に向き合った彼らが絶望的な状況の中で選んだのは、また人の手から始めることでした。「ツギテプロジェクト」と名付けられた再興の道筋に浮かび上がってきた、ようびをようび足らしめる“何か”を、代表
あなたのお金は、地域内でまわっていますか? 北海道下川町で始まっている、漏れ穴をふさぎ、地域経済を取り戻す方法 2018.06.20 ローカルから始める、新しい経済の話 ローカルから始める、新しい経済の話 甲斐 かおり 甲斐 かおり 「お金だけでは人は幸せになれない」 「稼ぐだけでなく、働く喜び、やり甲斐を感じられる仕事をしたい」 ここ数年、そんな声を耳にするようになりました。 経済だけでなく、心の豊かさや人間らしい暮らしを求める人が増えている。 これ以上GDPが成長しても幸福度は上がらないという調査結果もあり(*1)、経済の拡大志向や過度なグローバル化への疑問も聞かれます。 ところが一方で、社会は変わらず「景気が回復したか、成長したか」といった、経済の質ではなく量を指標とする流れで動いている。先行きに不安を感じながらも、乗っているレールを変えることができずにいるような。 地方において”大
「普段の食べ方」で社会は変えられる。全米一予約が取れないレストラン「シェ・パニーズ」オーナー、アリス・ウォータースの”おいしい革命” 2018.06.05 supported by greenz people supported by greenz people 土居 彩 土居 彩 食べることは、最も身近な毎日の行為。 みんなおいしいものを健康的に食べたい、と思うけれどそれがあまりに日常的なことでありすぎるために、その一食一食が「一体何を意味するのか」と省みることはほとんどありません。 ところが、毎日食べるものであなたの人となりが決まるのだとしたら? そしてそのひとくちが、実はあなたと誰かを不幸せにしているとしたら? サンフランシスコ近郊の学生街バークレー市にある全米一のスローフード・レストラン「Chez Panisse(シェ・パニーズ)」の創始者・オーナーであるAlice Waters(
全国のお寺に集まる“おそなえ”をひとり親家庭のもとへ。NPO法人「おてらおやつクラブ」から広がる”お寺というセーフティネット”の可能性 2018.05.11 マイプロSHOWCASE関西編 with 大阪ガスネットワーク マイプロSHOWCASE関西編 with 大阪ガスネットワーク 杉本 恭子 杉本 恭子 お寺にお参りして、ご本尊(仏さま)に向かい合うとき。 仏前に供えられた、お菓子やくだものなどの「おそなえもの」を見たことはありませんか? 「おそなえもの」は、もちろん仏さまが食べるわけではありません。ご住職がお勤め(読経や礼拝など)したのち「おさがり」としていただき、住職の家族やお寺にお参りする人たちに「おすそわけ」されるのが慣例でした。 「でも、私たちよりもおすそわけを必要としている人たちがいるのでは?」。 そんな、お寺・お坊さんたちの思いからはじまったのが、「おてらおやつクラブ」の
誰かに任せるのでなく、自分の「やってみたい」の種を育てる。 わたしらしく暮らせるまちを、みんなでつくる「としまぐらし会議」とは? 2018.05.07 supported by greenz people supported by greenz people 古瀬 絵里 古瀬 絵里 自分の暮らす街で、やりたいことを実現する。 当たり前のことのようですが、実は意外と実践している人って少ないのではないでしょうか。 たとえば、子どもの遊び場をつくったり、空き家を活用してみたり…。もちろん友だちと取り組むのも楽しいですが、同じ街に住む人たちとできたら、住み心地がよくなり、安心感にもつながるはず。 でも、何から始めたらいいか分からない。そんなあなたのヒントになりそうな会議が、東京都豊島区で開かれました。その名も「としまぐらし会議」。チームを組み、4か月でプロジェクトを立ち上げて形にしていくというもの
子どもが大人に、素人が達人に“たまに”勝てる……らしい。浅草にある謎の店「発明家ショップトキメキ」を訪問し、ヒラメキゲームで遊んできました! 2018.05.02 supported by greenz people supported by greenz people hidaemi hidaemi 先日浅草を歩いていたら、謎のお店を発見しました。 「発明家ショップトキメキ」。 その店名も、佇まいも、ピンクのシャツを着た少年のマネキンも、何もかもが怪しい魅力を放っています。 まじまじと凝視していたところ、 朗らかな笑顔を浮かべたおじさんから手招きされました。これは……入ってみるしかありません。 中は土間にカーペットを敷いたような8疂ほどの空間で、中央に長テーブルと椅子が6脚。腰掛けるや否や、「はい、じゃあまずこれやって」とカラフルなおもちゃのようなものを差し出されました。「できたら自分を
「都市」のことを考えると、自分の望むものが見えてくる。60年代ニューヨークで闘った都市活動家に学ぶ「闘争」の意味。『ジェイン・ジェイコブズ:ニューヨーク都市計画革命』 2018.04.27 supported by greenz people supported by greenz people 石村 研二 石村 研二 みなさんは「都市」について考えたことはありますか? 自分が住んでいる都市について考えたことがあったり、都市(都会)と田舎の関係について考えたことはあったりしても、意外と「都市」そのものについて考えたことはないのではないでしょうか? いま、田舎に移住する人や都市と地方の二拠点居住をする人が増えている一方で、都市の人口は増え続けています。ということは、地方のことばかりではなく、都市のことも考えなければ、これからの社会の有り様を考えることはできないのではないか、私はそんなことを思
いきなり家をオフグリッドにするのって不安。だからみんなが体験できる場所をつくりたい。“地球1個分の暮らし”がコンセプトの「ゲストハウスikkyu」 2018.04.06 supported by greenz people supported by greenz people 西村 祐子 西村 祐子 納屋つきの古い民家、前庭につくられた広いウッドデッキ…。開放的で居心地のよさそうなこちらは、築70年の古民家を改装した一棟貸しの宿、「ゲストハウスikkyu(いっきゅう)」です。 和歌山県新宮市熊野川町、世界遺産・熊野三山のひとつ熊野本宮大社から車で20分の場所にある「ikkyu」は、和歌山県新宮市に地域おこし協力隊として赴任した森雄翼さんが、自宅近くの古い一軒家を家主と交渉し、大幅な改造の許可をもらってゲストハウスとして生まれ変わらせたもの。 部屋の内部は「柱以外全部つくり変えた」と森さんが
聴覚障害者が人の孤独を救う!?「サイレントボイス」 尾中友哉さんが夢見る社会とは 2018.04.05 マイプロSHOWCASE関西編 with 大阪ガスネットワーク マイプロSHOWCASE関西編 with 大阪ガスネットワーク ヘメンディンガー綾 ヘメンディンガー綾 同じ空間にいるのに、居合わせた人が別々のスマートフォンを見つめる光景。電車の中やカフェで、あるいは家庭内で目にしたことありませんか? 現代はかつてないほど個人が言葉を綴り、世に発信しています。もしも、それが人々の孤独の反動だとしたら、現代人はかつてないほど孤独を感じているとも言えます。 「聴覚障害者は聞こえない分、最も孤独を感じやすい存在です。でも、だからこそ孤独を乗り越える方法も知っている。彼らの世界が持つ可能性が社会に出たら面白いなと思うんです」。 NPO法人および株式会社「サイレントボイス」の尾中友哉さんはそう言いま
僕は何者かになるために、あえて地元に残り続けた。三重・尾鷲のニュースメーカー「夢古道おわせ」支配人・伊東将志さん 2018.04.03 supported by greenz people supported by greenz people 北川 由依 北川 由依 CHECK IN チェックイン 熊野灘に面し、面積の90%が山林。 全国でもトップクラスの降雨量を誇る三重県尾鷲市を、三重県松阪市出身のライター北川由依と三重県伊賀市出身の編集デスク向晴香の2人で訪れました。 北川 由依 北川 由依 ライター/プロジェクトマネージャー 「井の中の蛙大海を知らず」ということわざがあります。 狭い世界にこもって広い世界を知らないこと、自分の住んでいるところがすべてだと思い込んでいる人のことを、批判する時に使われるのはみなさんご存知の通りです。 もし「あなたは井の中の蛙だ」なんて言われたら、きっと悲
移住ありきではなくビールありき。でも、地域に根ざしたビールづくりができている。東京・奥多摩のブルーパブ「VERTERE」の”地”へのこだわり。 2018.03.30 マイプロSHOWCASE東京・西多摩編 with 青梅市・羽村市 マイプロSHOWCASE東京・西多摩編 with 青梅市・羽村市 石村 研二 石村 研二 クラフトビールは好きですか? 私は好きです。 普通にビールが好きなんですが、クラフトビールってそれぞれ特徴があって楽しいし、その土地でつくられたお酒ってその場所で飲むと、どこか遠くで飲むより何倍も美味しく感じられませんか? 土地に根ざしたクラフトビールをつくりながら、パブもやっているお店をブルーパブといい、日本でも各地に増えていますが、今回は東京の奥地、JR青梅線の終着駅、奥多摩駅前でブルーパブ「VERTERE(バテレ)」を始めた鈴木光さんと辻野木景さんにビールと奥多摩への
なぜ今“学び方を学ぶ”のか?人生100年時代を楽しむヒントを「学び方のレシピ」に探る 2018.03.26 兼松佳宏 兼松佳宏 21世紀の無学者とは、誤った学びを捨てられない人、 学び直すことができない人のことを指すようになるだろう ヘルバート・ゲルジュオイ(心理学者) こんにちは、元greenz.jp編集長/勉強家の兼松佳宏です。 僕は昨年2月〜8月にかけて、ワコールスタディホール京都を会場に「学び方のレシピ」というシリーズ講座を担当させていただきました。「学び方のレシピ」とは、その名のとおりいろいろな職種の方々のユニークな学び方(「働き方」ではなく)を、誰でも自分の仕事や暮らしに取り入れられるようにレシピ化したものです。 これまでに、偶然の発見を増やす「五感調律フィールドワーク」(作曲家・小松正史さん)、当事者の本音を聴く「小さな集いギャザリング」(社会起業家・川口加奈さん)、憶測で世
「エネルギー」をみんながつくれる社会は、世界の平和もつくってくれる。技術開発でエネルギーの民主化を支える、阿部力也さんが語るエネルギーの未来 2018.03.20 みんなで自然エネルギー100%の世界をつくる みんなで自然エネルギー100%の世界をつくる 石村 研二 石村 研二 日本で、もっと自然エネルギーが普及するためにはどうしたらいいのか。その問いの答えは単純ではありません。技術、制度、意識などさまざまな問題をクリアしなければ、そこへはたどり着けません。特に、送電網ネットワークについては、様々な議論や取り組みが検討されているところです。 自然エネルギーの普及に不可欠な送電網ネットワークの課題を解決できるかもしれないのが、「デジタルグリッド」と呼ばれる、自然エネルギーを最適に、必要に応じて利用することができる技術です。 今回はそんな夢のような技術「デジタルグリッド」の開発、普及に取り組ん
「暮らし」を中心に、誇りをもてる仕事をつくる。山奥で営む「石徹白洋品店」が描く、きちんと腑に落ちる幸せな暮らしかた 2018.03.19 「いかしあうつながり」ってなんだろう? 「いかしあうつながり」ってなんだろう? ゲストライター ゲストライター 今まで依存していた“何か”から、自立して生きるために。「消費されない生きかた」は、社会から降りて自由に生きる、そんな生きかたのリテラシーを探る連載企画。greenz people(グリーンズ会員)からの寄付により展開しています。 「生きていくうえで大切なこと」を聞かれたら、どんなことが思い浮かびますか? 岐阜県の山奥にある集落・石徹白(いとしろ)に移り住み「石徹白洋品店」を始めた平野馨生里(かおり)さん。この場所を選んだのは、地域の人たちと「大切にしたい価値観が同じ」だと感じたからでした。 馨生里さんは、かつて石徹白ではみんなが着ていたという仕
生活の葛藤の中で考える”日本の理想の暮らし” 資本主義を超えた、最先端の生き方はどこにある? 2018.03.19 supported by greenz people supported by greenz people 鬼頭 佳代 鬼頭 佳代 オーガニックな食事を、フェアトレードな服を、環境にやさしい住まいを。 それがいいのはわかっている。だけどコンビニはいつだって便利で、冬は暖房、夏は冷房の効いた部屋で過ごしたい。季節が変わるたびに、ちょっと気が利いた安価な服をつい買ってしまう……。 ソーシャルグッドな理想と快適な生活を支える便利な現実の狭間で、誰しもちょっとした葛藤を感じているのではないでしょうか。この原稿を油の匂いが充満するファストフード店で書いている私もそんな一人です。 この抜け出しがたい資本主義の中で暮らす私たちは、どうやって”ソーシャルグッドな理想の暮らし”に近づいていけば
「スキル向上のために参加したけど、今は息子がモチベーション」。岡林典雄さんがプロボノに感じる「未来の働き方のヒント」とは 2018.03.15 プロボノのはじめかた プロボノのはじめかた 杉本 恭子 杉本 恭子 20年、いや10年後には、今ある職業の多くがなくなるかもしれない――そんなニュースを目にして、ちょっと心がざわついたことはありませんか? 自分自身のこと以上に、子どもたちの将来を心配しているお父さんやお母さんは少なくないと思います。 今回ご紹介する岡林典雄さんも、5歳の男の子と3歳の女の子を育てているお父さん。最初は「スキル向上の役に立つかも?」と参加したプロボノの現場に、あるときから息子さんを伴うようになりました。 プロボノのような活動が、未来の世の中ではごく普通のことになっている可能性もあります。僕が、仕事以外にもうひとつ別なことをしている背中を見せておきたいなと思ったんです。
イベントだけじゃ伝わらない! 和歌山の超絶人気マーケット「Arcade」が取り組む、若者と街をつなぐ新たな挑戦って? 2018.02.28 supported by greenz people supported by greenz people ヘメンディンガー綾 ヘメンディンガー綾 突然ですが、和歌山県ってどこにあるかご存知ですか? 関東や東北に住む人は、和歌山がどこにあるのか、ぱっとイメージできない人も多いかもしれません。 和歌山は平安時代から今も続く祈りの聖地高野山や熊野地方を擁し、近世は徳川御三家のひとつ紀州徳川藩が居城を構えた和歌山城があり、文化的にも歴史的にも豊富な地域資源に満ちています。 こんなに魅力に溢れているにもかかわらず、和歌山は人口減少率全国9位。そう、過疎化の波が止まらないのです。しかしいま和歌山が何だかおもしろうそう、と少しずつ追い風が吹きはじめています。 その
市役所職員のデザインリテラシーをあげて、背中を押そう! デザインの視点から神戸のまちをつくる、クリエイティブディレクターの仕事とは? #求人あり 2018.02.27 WORK for GOOD WORK for GOOD 狩野哲也 狩野哲也 デザインには人々をひきつけ、心を動かす力があります。 神戸では1995年の「阪神・淡路大震災」からの復興の過程で、神戸で暮らす人や働く人が交流し、そこから生まれたクリエイティブなアイデアや工夫で、新しいまちをつくってきました。私には、豊かな感性や創造を生かすデザインの力が神戸の復興を支えてきたという実感があります。 神戸市はこれまでの取り組みとそのビジョンが認められ、2008年にユネスコ創造都市ネットワークの「デザイン都市」に認定されました。その後、神戸市役所の中に創造都市推進部が設置され、さまざまな取り組みが生まれています。 以前greenz.jp
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