2018年、三重県津市の国道で乗用車とタクシーが衝突し、5人が死傷した事故の裁判が始まりました。 この裁判は、時速146キロで車を走行させ事故を起こしたとして、運転していた男が危険運転致死傷の罪に問われていますが、この罪が認められるかが焦点です。 男は2日の初公判で、この罪は成立しないと主張しました。 事故は2018年12月に起きました。津市の国道23号線を走る車のドライブレコーダーには、右側の第3車線を猛スピードで走り去っていくメルセデス・ベンツが映っていました。 このあと、客を乗せたタクシーと衝突したとみられています。 フロント部分が潰れたベンツ、そして大破したタクシー。4人が死亡、1人が大ケガをする凄惨な事故でした。 この事故を巡って逮捕されたのが、ベンツを運転していた元IT会社社長の末広雅洋被告(57)。末広被告が問われているのは、危険運転致死傷の罪です。 起訴状によりますと、当時