A1の条件(上記表の実験番号1〜9。緑色の1)であれば、実験番号1〜9において、B1(ピンク),B2(茶色),B3(水色)が3回ずつ、C1,C2,C3(Cの列)も実験番号1〜9において3回ずつ、D〜Hも同じように実験番号1〜9で1〜3が3回ずつ含まれています。 したがって、A1,A2の平均を比較すれば、A以外の因子の影響は平均化されるので、Aに関しては他の因子の影響がない公平な比較ということになります。 直交表の実験に従って得られた実験結果は、分散分析を行って、最適な水準が求められます。 先ほど、実験の回数が減らせると書きましたが、例えば8つの因子(製造条件)がある場合、因子を一つずつ変えて実験したら、4374通りの実験をしなければなりません。 しかし、直交表を使えば、18通りですみます。効率は243倍です。 直交表には以下の型があります。 2水準型:L8、L16、L32 3水準型:L9、