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今 敏 第2エッセイ集『KON'S TONE II』電子書籍で2012年8月26日発売 ブロク「NOTEBOOK」からのベスト・セレクションに未発表の日誌を加えた全620ページ。表紙や本文は 今 敏 が描き留めた「落書き」が飾ります。 東北地方太平洋沖地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 少しでも安らぎになればと、今 敏 が描いたイラストレーションから「壁紙」を作りました。 今 敏のラスト・エッセイ「さようなら」はこちら
YAHOOニュースのヘッドラインに、「YouTube、動画アップロードサイズが最大2GBに 〜 HD動画の埋め込みも可能に」とあった。 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/youtube/ 映像制作で糊口をしのいでいる者にとっては嬉しくないニュースであろう。ハードディスクレコーダーの普及やYouTube等動画サイトの充実は、DVDの売り上げ減少に確実に貢献しているそうだ。 動画サイト自体はたいへん便利なものだが、商売がまだ終わっていない映像商品製作者や制作者にとっては頭痛の種である。 私は目的が特にない限り動画サイトを閲覧することはないが、先のヘッドラインを読んで思い出したようにYouTubeをぼんやりと徘徊していたら、今 敏に関する奇妙な動画を見つけた。 「La Paranoia de Satoshi Kon - Parte 2 - E
YAHOOニュースのヘッドラインに、「YouTube、動画アップロードサイズが最大2GBに 〜 HD動画の埋め込みも可能に」とあった。 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/youtube/ 映像制作で糊口をしのいでいる者にとっては嬉しくないニュースであろう。ハードディスクレコーダーの普及やYouTube等動画サイトの充実は、DVDの売り上げ減少に確実に貢献しているそうだ。 動画サイト自体はたいへん便利なものだが、商売がまだ終わっていない映像商品製作者や制作者にとっては頭痛の種である。 私は目的が特にない限り動画サイトを閲覧することはないが、先のヘッドラインを読んで思い出したようにYouTubeをぼんやりと徘徊していたら、今 敏に関する奇妙な動画を見つけた。 「La Paranoia de Satoshi Kon - Parte 2 - Entr
BBSのレスとして書いていたテキストが段々ボリュームが膨れてきてしまったので、ブログに掲載する。 内容は、先日まで連載していたJAniCAレポートにも関係するものなので、こちらの方が適当でもあろう。 splさん、Sさん、ご容赦のほど。 BBS、splさんの「好きなことをしているから安くてもいい」と題されたスレッドをご一読の上、以下をお読みいただければ幸いである。 なお、BBS用に書いたテキストなので、通常のブログと文体が異なっている。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こんにちは、splさん。 >好きなことをしているから安くてもいい >これは実はアニメーター側の病なのではないかと考えています。 確かにそういう面もあるでしょうね。でも、問題の要素としてはそれほど大きくはないと思います。 ブログでも記しましたが、私は時に漫画家としてもイラストレーターとしても機能
収入にまつわる項目を続ける。 まず、「原画と動画の平均年収」比較。 これは「フリーランス」と「フリーランス以外」の収入の比較。 【職種】−【全体】−−【フリーランス】−−−【フリーランス以外】(単位:万円) 原画−−232.5−−−−221.8−−−−−−317.4 動画−−105.9−−−−102.9−−−−−−129.5 フリーランスの方が圧倒的に収入が低いのは、単価仕事が基本だからだろうか。 私はフリーランスだが、報酬形態は月拘束で「一月いくら」という形でギャラをいただいている。フリーランスの原画マンの中にもこうした月拘束で仕事をしている人も少なくない。 項目が前後するが、次に出てくる「生産性」によると、一人が月あたりに上げられる原画の数が、平均で46.5カット。原画の平均単価が「3,942円/1カット」だから、 3,942×46.5=183,303円 183303円×12ヵ月=2,
アニメ業界における契約がどうなっているのかについて。 「契約締結状況」は以下のような割合だ。 必ず契約書を取り交わしている 7.8% 時々取り交わしている 13.3% まったく取り交わしていない 47.2% 取り交わす必要がない 31.7% 契約書がある方が珍しい。 私も著作権関連以外で契約書に判子を押したことはない。 では、その珍しい契約についての希望はどうなっているかというと、こんな具合。 基本的には取り交わしたいと思う 28.4% 取り交わしたい仕事もある 30.3% よく分からない 35.2% 取り交わしたくない 6.1% 潜在的には、契約書締結の希望は高いとみていいだろう。 職種別の契約締結希望という数字も出ているが、すべて紹介すると煩瑣になるので、傾向を紹介するに留める。 絵コンテ、監督、演出、総作画監督、作画監督、原画、動画いずれも、「基本的には取り交わしたいと思う」「取り交
さて、多くの人が興味をお持ちであろう「収入」の実態。 「アニメの仕事は儲からない」という定説は本当か!? いや、疑うまでもないんだけど。 まずは「職種別」の「平均年収(アニメ以外の収入を含む総収入)」。 【職種】 【年収(単位:万円)】 ・絵コンテ−−−−454.5 ・監督−−−−−−−495.0 ・演出−−−−−−−333.6 ・総作画監督−−−513.1 ・作画監督−−−−399.5 ・原画−−−−−−−232.5 ・LOラフ原画−−166.2 ・第二原画−−−−102.0 ・動画チェック−159.7 ・動画−−−−−−−105.9 監督で年収約500万……。 監督が業界における「出世」の頂点というわけでもないだろうが、しかし作品を代表する立場の報酬が月に40万そこそこというのは、かなり寂しいのではないか。 仕事の仕方にもよるが、割に合わない報酬に思える。 もっとも、制作過程の川下にい
「アニメーター実態調査」の項目はまだ続く。 「技術向上方法」は複数回答による。 プロのための講習や勉強会があること 299 技能を研修できる機会や場所が確保・保障されていること 303 職種をこえた専門家同士の交流会や親睦会が開催されること 196 受講料補助など、学習費用の負担が軽減されること 87 他の分野を含めた芸術・芸能を安い費用で鑑賞する機会が提供されること 272 勉強会、参考文献などの情報を、webまたはメールで得られること 151 その他 164 ○その他意見 ・上手いアニメーターといっしょに仕事をすること。 ・クロッキーなど仕事以外の絵を描くこと。 ・撮影など他部門の体験、勉強をすること。 ・会社がきちんと育成のシステムを持つこと。 ・業界の先輩による講習会があること。 ・会社の枠を越えて、同業者との交流があること。 ・仕事をしている限り向上心を忘れないこと。 回答を見る
JAniCAによるアンケート調査結果の続き。 概要報告は「老後への備え」「担当職種」「主収入職種」「担当放送形態」「主収入放送形態」と、それぞれ調査の意義がある項目が続くが、調査結果は近いうちに「白書」という形で刊行されるというし、新書などの形で出版という予定もあるそうなので、ここでは省略する。 一応、簡単にまとめると、「老後への備え」は国民年金に加入しているのが385人と半数以上を占めるが、「備えをする経済的余裕がない(294人)」も顕著で、中には「まったく考えていない」という強者も58人いる。 「担当職種」「主収入職種」では原画が圧倒的多数を占める。 「担当放送形態」ではTVが主流で、「主収入放送形態」に至っては77.6%がTVとなっている。 金銭の具体的数字を知りたい方が多いと思われるので、「作業単価」は数字をそのまま紹介しよう。 放送形態 職種 単価 平均 ・TV 絵コン
金曜日、東京大学の一室で開かれた「JAniCAシンポジウム2009」のに参加してきた。 JAniCAとは無限責任中間法人・日本アニメーター・演出協会のことで、アニメーターと演出、その応援者による団体である。私も会員の一人。 http://www.janica.jp/index.html 業界の至宝、井上俊之氏経由で、運営の中心となっている方から「閉会の挨拶」をお願いしたいという依頼があった。断るわけにも行くまい。 挨拶くらいなら気楽なものだが、しかし諸先輩をさしおいて何で今 敏? ネームバリューを当てにするには役者が足りないだろうに。 「天下の東大」の構内に足を踏み入れたのは初めてのこと。 「おお!あれがかつて放水を浴びた建物か」 シンポジウムに使われる会場があるのはその隣の建物だった。 会場は、JAniCAの会員や業界関係者、マスコミや行政関係の方で盛況である。何よりまずJAniCAの存
今年も武蔵野美大映像学科でゼミを担当している。 ゼミ生は今年も二桁に満たない人数なので、にわか講師(にせ講師ではない。私は正確には客員教授だったはず)としては負担が少なく、多少は気が楽だ。 去年のゼミ生は男子が半数以上だったが、今年は男子学生はわずかに一人。 アニメーションを卒業制作にする予定の学生が多いが、実写を撮る学生も混じっている。楽しみだ。 ゼミで去年と同じネタを使い回すのは何か「いけない」ような気もして(というか、私が飽きてしまうせいだろうが)、一昨日のゼミでは去年とはちがうネタで演出や映像の解説みたいなことをしてみた。 長尺の劇場アニメーションだと見るのに時間の大半を使ってしまうので、『妄想代理人』の1話をネタにする。 1話をまず通して見てもらう。 久しぶりに自分でも見返して思った。 「あ。すっげぇ楽しそうにコンテ描いてるぞ、私」 どうやって余計な芝居や動きを省略して必要なこと
当ウェブサイトにおいでになる人なら、ご存知の方も多かろう。 アニメーター本田 雄氏のニセモノ事件のことである。 ことの次第は以下のページなどにあるので省略するが、要するに本田 雄氏の名を騙って女子美術大学と尚美学園大学で講師をしていた本田「健」なる詐欺師がいた、と。 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090502_honda_takeshi http://khara.weblogs.jp/news/2009/05/post-6b19.html この詐欺行為について、アニメ業界では随分前から話題にはなっていたし、私も何年か前から耳にしていた。女子美の学生からも聞いたし、現在私が一緒に仕事をしているスタッフの中には、当のニセモノに会って話をした人さえいる。 彼によると当時(ちょうど『千年女優』制作中の頃だったらしい)こんな会話が交わさ
当ウェブサイトにおいでになる人なら、ご存知の方も多かろう。 アニメーター本田 雄氏のニセモノ事件のことである。 ことの次第は以下のページなどにあるので省略するが、要するに本田 雄氏の名を騙って女子美術大学と尚美学園大学で講師をしていた本田「健」なる詐欺師がいた、と。 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090502_honda_takeshi http://khara.weblogs.jp/news/2009/05/post-6b19.html この詐欺行為について、アニメ業界では随分前から話題にはなっていたし、私も何年か前から耳にしていた。女子美の学生からも聞いたし、現在私が一緒に仕事をしているスタッフの中には、当のニセモノに会って話をした人さえいる。 彼によると当時(ちょうど『千年女優』制作中の頃だったらしい)こんな
トップページでも案内しているが、『千年女優』が舞台化される。 今日、27日木曜日は大阪で制作発表があり、私も参加する予定。 邪魔にならないようにしよう。 制作発表に先立ち、先日日曜日、舞台版『千年女優』の作・演出である末満健一氏と劇団「TAKE IT EASY!」のプロデューサーである水口美佳さんがマッドハウスに来社され、舞台化について色々とお話を伺った。 水口さんとはすでに神戸で一度お会いしていたが、末満さんとは初めて。 「お会いした」のは初めてであるが、私は過去に何度も見たことがあった。ステージの上の末満さんを。 彼は、私がかつて多くの刺激を受けた劇団「惑星ピスタチオ」のメンバーであった。 『千年女優』の「元ネタ」、その一つは「惑星ピスタチオ」の『ナイフ』である。 私が見たのはその再演だったが、その衝撃は私の中で現在も光を放って衰えることはない。 そのくらい私には印象的な舞台であり、物
月曜日、近所のセブンイレブンで待望の『傷だらけの天使』DVD-BOX1と2を受け取る。ネットで注文したものである。 なぜ今頃になって『傷だらけの天使』なのかというと、先日読んだ矢作俊彦の新刊『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』に懐かしさを刺激されたからである。ついついネットで検索してBOXがあることを知り、ついつい「カートに入れる」をクリックしてしまった。ついついはついついを呼ぶ。 さらに物が届くまでの間、萩原健一の自伝『ショーケン』を一気に読んでしまった。TBSラジオ「ストリーム」で吉田豪が紹介していて、これがまたたいへん面白そうだったのである。いやぁ、実際楽しめる一冊だった。 松田優作とジーパンと『探偵物語』には思い入れはないが、ショーケンとマカロニと『傷だらけの天使』に思い入れのある人には是非お薦めしたい。 いそいそとDVDBOXを持って帰り、早速1、2話を見る。 オープニング
以前、某制作会社の予算表が流出して話題になったが、今度は別な制作会社から「アニメーター評価リスト」が流出して話題になっているとか。 私は今日、仕事仲間から情報を入手し、早速400名近いリストの画像をもらってプリントアウトしてみた。 「名前」「TEL.」「携帯」「備考」「ランク(ABC、及び×)」「状況」「etc.」「住所」の欄がある。 私が目にしたデータは「TEL.」「携帯」「備考」欄がすでに黒塗りされており、住所の記載もない。 さて、どれどれ。 あ。こりゃ、ひどい。 本当は「あ。こりゃ、ひどい(笑)」と書きたいくらいに稚拙で下世話な内容のリストだが、とはいえ、どこの仕事場でも日常的に交わされているような内容ではある。 実際、リストを見ながらついつい笑ってしまった。 「遅筆注意」「性格難あり」「電話に出ない」「ダメだった」「扱いづらい」「荒くて使えなかった」「終わってる」「おじいちゃん?」
秋葉原の惨劇でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。 残された家族や友人の方々は、悔やもうにも悔やみきれないお心持ちと思われます。 深く哀悼の意を表したいと思います。 火曜日のゼミでも通り魔事件が話題になる。 ゼミ生の一人は当日秋葉原に行ったそうで、犯行に使われたトラックも目にしたのだとか。上野に用があってその後秋葉原に行ったという。行く先の順番が異なっていれば被害者の一人に名前があったかもしれないと思うとゾッとする。 彼は上野で通り魔事件の情報に接したらしいが、その時には「犯人は二人で一人は逮捕。もう一人は逃亡中」という情報だったとか。そんな誤報が流れるところに妙なリアリティを感じてしまう。 私は秋葉原を利用することはほとんどないので、報道の映像を見ても強い実感は覚えないが、それでも日本の「どこかの街」よりは映し出される「背景」に感じるリアリティは大きいし、その分事件の実在感
昨日買った『アイ・アム・レジェンド』を早速見てみる。通常のエンディングがあまりよろしくないという評判は聞いていたので、まずは「アナザーエンディング版」を見る。 ……ふーん、なるほど。これなら悪くないじゃないか。 続けて通常エンディングも見てみる。異なるのは本当にラストの数分くらい。 ……ああ、そりゃそうだ。こりゃいかん。 「通常エンディング」の方が撮り直しさせられたバージョンと聞いていたし、どう考えてもこれはアナザーエンディングが元々の脚本に沿ったものであろう。「通常エンディング」は正に「取って付けた」という感でいっぱいである。 「通常」「アナザー」いずれにしても、何が伝説なんだかさっぱり分からないし、全体にまとまりに欠ける気がしてしまったが、「アナザー」の方なら、少なくとも見て損した気にはならない映画ではないかと思われる。いくら何でも「通常」のエンディングは人をバカにしているし、どこかか
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