サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
TGS2024
librarius.hatenablog.com
こんにちは。今井福司です。 コロナウイルス感染拡大防止のため,本学では学位記授与式等に関わる行事を大幅縮小し,ついに学位記授与式も中止となってしまいました。 www.shirayuri.ac.jp 例年,卒業式とは別に司書課程の学生さんへ大学発行の司書免許状を手渡しするイベントをやっていたのですが,2020年3月についてはそれは行わないという決定となりました。卒業記念パーティーについても中止となりましたので,何か卒業生の学生さんにコメントする機会というのが急に無くなった次第です。 卒業する学生さんへ「おめでとう!よかったね」とお祝いするチャンスがないことや,何か一声かけられないこと,様々な事情からいろいろなことが困難になった旨は重々承知しております。そしてこちらが単位認定をして,資格を取り終えた学生さんに何かコメントするのは,もしかするとただの蛇足であり,教員の自己満足にしかならないのでは
ども。今井です。 図書館総合展まで,あと半月を切りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 今年も恒例となりました図書館総合展入門記事を,恒例のアップデートをしながら再投稿します。 0.何のために行くのか 図書館総合展に興味を持っている方は,何のために図書館総合展に行くの,というかそれ美味しいの?という方は流石にいないと思いますが,行かない方に何しに行くのかと聞かれた時用のテンプレートをおいておきます。 真面目な話が通じる方向け ブースには図書館や学術情報に関わる企業や団体が沢山出展している。将来の就職活動に向けて,業界研究するため フォーラムを通じて図書館や学術情報に関わる最新の動向がつかめる。自分自身の知識を深めるため 学生向けにはブースを巡る学生ツアーが用意されていて,1人で行っても孤立しない。 図書館や学術業界の最先端を走っている方達とコミュニケーションを取るため やや疑いの目を向け
どうも。今井です。 【追記:2019/04/01 20:20】 下記の記事ですが,1カ所引用ミスがあり,来場者数の数字にも1カ所転記ミスであることが分かりました。カレントアウェアネス編集部に連絡の上,訂正記事ならびにHTML版の修正を していただきました。 http://current.ndl.go.jp/ca/errata http://current.ndl.go.jp/ca1944 ご迷惑をおかけ致しました。 取り急ぎ報告申しあげますとともに,お詫びいたします。 【追記ここまで】 こちらのブログの方が本体のはずですが,割とご無沙汰です。 さて早速ですが,カレントアウェアネスにこの年になってようやくデビュー致しました。(CA-Eは数多く書いているのですが,CAは初めてです。) 内容は図書館総合展の20年ということで,図書館業界イベントとしては最大規模となっている図書館総合展の20年の歴
どうも。今井です。 2018年もお世話になりました。昨年同様なんだかんだでこの時間までまだ仕事しております。ただうっかりすると,今年の振り返りができなくなるので,仕事の合間を縫って記事を追加します。趣味バージョンもまとめてこちらに掲載します。 【お仕事編】 現代思想に記事が載りました。 12月になってからの掲載でしたが,私としてはかなり力の入った記事で,かつ編集者の方がかなり細かく校正してくださったこともあって,今年一番の自信作になっています。今のところ私の周囲では好意的な受け止め方が大半で有り難い限りですが,個人的には特定方面から仕事が来なくなることも覚悟の上で書いているので,少し寂しい気持ちもあったりして(揉めて欲しいという訳ではないですが…)。 青土社 ||現代思想:現代思想2018年12月号 特集=図書館の未来 SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2018開催とクラウドファンディン
どうも。今井です。 2017年もお世話になりました。昨年はこの時期ゆっくりしていたような気がするのですが今年はなんだかんだでこの時間までまだ仕事しております。ただうっかりすると,今年の振り返りができなくなるので,仕事の合間を縫って記事を追加します。時間が無いのですが,準備しておいたので趣味バージョンもまとめてこちらに掲載します。 【お仕事編】 日本図書館情報学会の事務局長になりました。 裏方なのであまり表にでないことなのですが,私的には一番のニュースでした。大学院時代よりずっと私を育ててくれた学会なので,個人的にはなんだか恩返しができて嬉しい限りです。ザ・裏方作業なのでこの場ではあまり申しあげられないのですが,慣れない作業も多くあって他の常任理事の皆さまにはかなりご迷惑をおかけしたことが数々ございますし,冷や汗をかいたのは一度や二度ではございません。周りの皆さまの温かいヘルプがあってこそ,
ども。今井です。 図書館総合展まで,あと10日を切りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 さて,以前学生さんのために書いた図書館総合展入門記事ですが,2年経過したので,色々変更点がありましたので,アップデートしながら再投稿します。なお,今年は図書館総合展のブースツアーが学生さん以外でも参加可能な時間帯ができましたので,タイトルもちょっと変更してみました。 0.何のために行くのか 図書館総合展に興味を持っている方は,何のために図書館総合展に行くの,というかそれ美味しいの?という方は流石にいないと思いますが,行かない方に何しに行くのかと聞かれた時用のテンプレートをおいておきます。 真面目な話が通じる方向け ブースには図書館や学術情報に関わる企業や団体が沢山出展している。将来の就職活動に向けて,業界研究するため フォーラムを通じて図書館や学術情報に関わる最新の動向がつかめる。自分自身の知識を深
どうも。今井です。 本務ブログでは久しぶりのポストです。 早速ですが,私のお仕事の一つである図書館総合展で,またひとつ新たな取り組みを始めます。 その名も, 総合展ラジオ です。 YouTubeやAmeba Fresh,ツイキャスの動画配信が盛んな時期にもかかわらず,あえてラジオで勝負したいと思います。 「総合展にはまだ行ったことないなぁ」「会場に行ったりYouTube動画で記録をみる時間はないんだよなぁ」という方々に向け,また開催前の情報提供の場として,総合展の会期が始まるまでのあいだ,図書館総合展を大いに盛り上げるためのラジオ番組として色々仕掛けて参りたいと思います。 図書館総合展に関係した情報を中心にしつつ,総合展への関心とは関係なく聞いても面白い放送を目指します。 YouTubeLiveで収録した音声を中継放送した後,YouTube上のアーカイブとして残します。 また,スマートフォ
どうも。今井です。 2016年もお世話になりました。今年は諸事情により(厳密には欠礼ではありません…。詳細は趣味編の5をご覧下さい。)年賀状を書かないこともありまして,少し落ち着いた時間を過ごしております。何年かできていませんでしたが,今年の振り返りを少しだけ。なお,番外編として趣味バージョンもまとめてこちらに掲載します。 【お仕事編】 単著『日本占領期の学校図書館』を出しました。 色々ありましたが,これが一番のトップニュースです。博士課程に在席しているときの夢の一つが博士論文を書いて単著出版だったので,夢が叶いました。この夢のために勉誠出版のOさんを始めとして,数多くの方のご尽力を戴いたことをここに改めて御礼申しあげたいと思います。 出版してから色々至らなかったところを反省したりもしましたが,現時点での出し切れるものはここに集結させられたと思います。ただし研究上のストックを全て使い果たし
どうも。今井です。宣伝します。 1.はじめに 私は色々な仕事や立場を頂きながら日々暮らしています。でも「あなたは何者か」と言われれば迷わず研究者と答えます。学校図書館の研究者で,研究分野は学校図書館史です。 私が人前で何かを表現するとき,「学校図書館」だけを論じることはほとんどありません。宮城県の研修会のタイトルは「学校教育が学校図書館とつながるために」というタイトルでした。 宮城県教育委員会で研修会講師を担当します。 - リブラリウスと日々の記録(はてな版) 学校教育における学校図書館の位置づけの話ということを,かつてこのブログに書いたこともあります。 学校図書館に関する雑多メモ(その1) - リブラリウスと日々の記録(はてな版) もちろん,その時々で視点や見方は変わります。色々な情報をインプットして興味の方向が変わることもあります。それでも「外から学校図書館はどう見えているのか」という
どうも。今井です。 大学で教えるようになったのは,博士課程1年目(2005年)からだったかと思うので,かれこれ10年(実際は飛び石状態なので,8〜9年目くらいだと思いますが)は関わっています。司書教諭科目に初めて関わったのは,博士課程3年目からですから,もう8年は教えています。といっても,毎年のようにホットトピックが移り変わるような分野を扱っている以上,ある年に蓄積をしてその内容で2〜3年教えると言うよりは毎年のように部分改訂を繰り返しているので,蓄積らしい蓄積はほとんどありませんが。 さて,そろそろ一週間経ってしまいますので,中村百合子先生の下記のフォーラム「司書教諭資格付与科目実践共有の会」の参加ログを残しておこうと思います。 d.hatena.ne.jp 1.はじめに この会は,簡単にいってしまうと,大学で司書教諭資格付与科目を担当している担当者の実践を共有するフォーラムです。私も9
どうも。今井です。 2016年もどうぞよろしくお願いいたします。今年も色々お仕事の報告とか,イベントの話をここで書き散らかしていくこととなるかと思いますが,おつきあい頂ければ幸いです。 さて,2016年最初の大きな仕事は,宮城県教育委員会主催の学校図書館担当職員の研修会での講師です。なお,一般向けに公開されている物ではなく,自治体内部の職員向けの講習です。たぶん自治体主催の研修会担当はたぶん,生まれて初めて(!)です。嬉しい気持ち半分,下手なことはできない緊張の気持ち半分という所です。なお,内部向けのクローズな研修会ですが,情報そのものはブログに書いて良いとの許可をちゃんと得ておりますので,念のため。 期日は1月21日(木)の13:00〜16:00。東北歴史博物館での実施とのことです。大学の講義ですと2コマ分ということになりますが,既に資料は4コマ分ぐらいになっておりまして,さあ当日はどこ
どうも。今井です。 立教大学の中村百合子先生から,樹村房『学校経営と学校図書館』をご恵贈頂きました。自分の担当する授業でもメインで使っている教科書でして,ちょうどシラバス執筆の時期でしたので,本当に有り難い限りです。感謝申し上げます。(もちろん自宅用にもちゃんと買おうと思います) さて,今回のテキストはご本人のブログ投稿ポストでも明らかにされていますが,minor revisionではなく,major revisionとも呼べる改訂が行われています。私自身がまだちゃんと読み込めていないので,第一印象でしかありませんが,前の版と比べてどうだったかということを自分用のメモとして書いておきたいと思います。レビューと言うよりは私的メモなので,詳細は現物をご覧になった上で,ご本人の下記ポストも参照して頂ければ幸いです。 d.hatena.ne.jp 1.私的メリット まず,私的なメリットとしては下記
こんにちは。今井です。 11月14日(土)の横浜市中央図書館の午前・午後フォーラムをもって,第17回図書館総合展は終了いたしました。図書館総合展運営委員会の運営委員として,そして「白百合女子大学司書課程・司書教諭課程」という出展者として,2つの立場で今回は関わっていました。 自分が11月10日(火)から11月12日(木)の3日間で関わった動きを書き出すと,下記の5つでした。 白百合女子大学司書課程・司書教諭課程ブース展示 図書館総合展学生のための展示ブースツアー ウェルカムボードを使ってPRに活用しよう! 横浜市中央図書館フォーラム「人がつなぐ,人をつなぐ学校教育ー可能性とつながる学校図書館へ」 LDG(Library Drinking Girls)執事 1.白百合女子大学司書課程・司書教諭課程ブース展示と各種対応 白百合女子大学司書・司書教諭課程のブース展示では,今回私が運営委員としてい
ども。今井です。 図書館総合展まで,あと1ヶ月を切りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 さて,昨年学生さんのために書いた下記の記事ですが*1,さすがに1年経過したので,ちょっとアップデートしながら再投稿してみたいと思います。 librarius.hatenablog.com 0.何のために行くのか 図書館総合展に興味を持っている学生さんは,何のために図書館総合展に行くの,というかそれ美味しいの?という方は流石にいないと思いますが,行かない周りの友達に何しに行くのかと聞かれた時用のテンプレートをおいておきます。 真面目な話が通じる方向け ブースには図書館や学術情報に関わる企業や団体が沢山出展している。将来の就職活動に向けて,業界研究するため フォーラムを通じて図書館や学術情報に関わる最新の動向がつかめる。自分自身の知識を深めるため 学生向けにはブースを巡る学生ツアーが用意されていて,1人
今井です。 早速ですが,2015年10月18日に行われた日本図書館情報学会2015年度学会賞等授与式におきまして「学会活動貢献賞」を頂戴いたしました。 賞を頂戴したことは,この上ない喜びであり,選考の推薦ならびに選考をしてくださった理事会の皆様に深く深く御礼申し上げたいと思います。 Facebookの方にもご挨拶文を掲示いたしましたが,こちらのブログでは少し補足しつつ,ご挨拶申し上げたいと思います。 ************************** この度は大変素晴らしい賞を頂き,嬉しい限りです。 私事ではありますが,賞というものを生まれて初めて頂きました。 私個人に頂いた賞ですが,皆様のご理解やご支援があって初めて運営が出来ております。 そのことを忘れず引き続き運営に携わって参りたいと思います。 推薦理由のところでも挙げて頂きましたが,今回のウェブサイト等の運営管理について,少しお時
こんにちは。今井です。 本務先の白百合女子大学では司書課程ならびに司書教諭課程の科目を担当させて頂いております。色々試行錯誤しておりますが,ただ試行錯誤して記録を残さないのも問題だと思うので,特徴的な授業ではきちんと記録をとって,論文を書いていたりします。 例えば,昨年度の「図書館情報技術論」の授業実践に基づき,先日下記のような論文を発表しています。 ci.nii.ac.jp 今年も昨年学生さんに好評だったので,上記実践を行うことを企画しているのですが,せっかくなので,司書課程の教育を行っている方や関わりのある方を対象に公開授業ができないかなと考えていました。 色々,学内にお伺いを立て,必要な各所に許可を得る作業をここのところ行っていました。その結果,無事に承認を得ましたので,このブログで発表します。 11月2日(月)の午前中,東京都調布市の白百合女子大学で,株式会社ブレインテックさんの協
どうも。今井です。本体の方の投稿は久しぶりです。 今年も関わっております,図書館総合展ですが,いよいよ2ヶ月とちょっと先に開催日が迫ってきました。 本題の前にちょっと宣伝 それに合わせて,本体の企画が少しずつ明らかになってきました。例えば,こんな企画が出ています。 www.libraryfair.jp 自薦/他薦を問わず,ご興味ご関心のある方は,まずは気軽にお問い合わせ下さい。 企画背景 さて,私の方からも皆さんに新規企画のご紹介を申し上げます。それが,「メーカーズ・ラボ」(仮称)コーナーです。これは,図書館総合展で「良い話を聞いた」「勉強になった」以上の何かを持って帰って頂くことを目的とした,様々な「ものづくり」の講座を開催するコーナーです。 既に図書館総合展のメールマガジンでは,「手作り布の絵本」と「黒板ウェルカムボード」の二つが紹介されていますが,今回は私が企画に関わった後者の「黒板
こんにちは。今井です。 活動報告短信です。国立国会図書館さんのカレントアウェアネス-Eで下記の記事を執筆いたしました(なお,委員会の公式文章ではなく,あくまでも今井が個人の立場で書いた記事です)。 E1682 - 高校生の読書に関する意識等調査報告書(日本) | カレントアウェアネス・ポータル 内容は,タイトルからも推察できるかと思いますが,文部科学省委託調査平成26年度「高校生の読書に関する意識等調査」 の報告書に関する紹介記事です。今井はこの調査の調査手法や内容について検討する「調査検討委員会」の委員を担当しておりました。調査の実施主体は株式会社浜銀総合研究所の皆さまです*1。 報告書自体はPDFで公開されています。125ページの長文ですが,上記の記事とともにご参照頂ければと思います。 www.kodomodokusyo.go.jp 上記の解説記事にも書きましたが,この報告書の良いとこ
私信です。ブログに書いたって届くわけもないのですが,届くかもしれないと思って書き連ねてみます。 小林卓先生。実践女子大学の准教授であり,私にとっては東京大学の図書館情報学研究室の先輩にあたる方です。4月8日(水)に急逝されたとの知らせを,土曜日の夜に頂戴しました。あまりに驚いてしまって,先生の訃報を知らせるべき方に送付するまでは何とか勢いを持たせることができましたが,翌日の日曜日はほとんど何も手につきませんでした。 私と小林卓先生が初めて連絡を交わしたのは,2011年の11月で,私が大学院博士課程を終えて,特任研究員のお役を頂いて半年ぐらい経った日でした。その日小林先生ご本人から,「図書・図書館史」の授業1コマで学校図書館の話をして欲しいとのメールを頂戴しました。 ちょうど博士論文の作業が上手くいかず煮詰まっていたこともあって,頭を整理するためにという意図もありつつ,でも本当は「面白そう」
ども。こんばんは。図書館総合展の記事です。 お気づきの方はお気づきかと思いますが,この度,図書館総合展運営委員会の運営委員を担当させて頂くことになりました。これに伴いまして,図書館総合展運営協力委員については,一旦卒業という形を取らせて頂きました(というわけで,下記のページのメンバーからは,今日付で外れました。他の理由はありませんのでご心配なく)。 図書館総合展運営協力委員制度について | 図書館総合展 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。何か面白いと言って頂けるようなことをたくさん打ち出せて行ければと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 さて,ご報告だけではもったいないので,今年もシリーズ化して図書館総合展関連の記事を連載してみたいと思います。今回は第17回ですので,題して「第17回図書館総合展への道シリーズ」です。 連載1回目「出展に関するお願いに関するTips」 連載1
さて。珍しく1日に2ポスト連投します。 先ほどの図書館総合展出展者募集説明会で,基調講演の部分を独立させると宣言したので,約束通り独立させて取り上げます。 【レポート】第17回 #図書館総合展 出展者募集説明会(今年の方針,ALAツアー編) - リブラリウスと日々の記録(はてな版) 先ほどのポストでも取り上げたとおり,説明会の基調講演は,帝京大学のメディアライブラリーセンターのグループリーダー中嶋康さんによる「共読ライブラリーから考える大学図書館の成長戦略と、図書館総合展に期待すること」でした。 共読ライブラリー 図書館界では著名な実践であることから,ご存じの方も多いかと思います。簡単な紹介だけなんだろうなーとお話を伺う前には考えていたのですが,PCでメモを取っていくうちに,これはもっといろんな人に伝えなければという変な使命感がわいてきたので,以下,メモ書きですが記録を公開します。なるべく
ある必要性から,オープンソース図書館システムである「Next-L」を,さくらインターネットがサービスを提供している「さくらのVPS」にインストールしてみたので,作業ログを載せておきたいと思います。後に続く方の参考メモとしていただければ幸いです。(なお,以下の記述は2015年2月7日時点での記述ですので,環境が変わった場合は適宜読み替えて頂ければと思います) なお技術者向けと言うよりは,私の知り合いで興味がある方を対象にしているので,多少記述が冗長だったり,わざとかみ砕いている所があります。その点どうぞご容赦下さい。 1.はじめに オープンソース図書館システム「Next-L」とは,Rubyというプログラム言語を使って,動く図書館システムです。現在の所,何もカスタマイズしない段階でもISBNによる資料のインポートや,貸出,返却,予約,資料検索など,基本的な業務システムが構築できます*1。 Fr
こんにちは。自分の授業実践についてWeb上で最初に取り上げることはあまりしていなかったのですが,はてなの記事を使って,授業をやってみたので,その記録は,まずははてなブログで公開するのが筋だと思いまして,ちょっと報告めいたものを書いてみました。つたない点はあるかと思いますし,丁寧に書き始めたら長文になってしまいましたが,どうぞご笑覧下さいませ。 1.はじめに 大学で司書課程を教えているときに悩むこととして,いかに新しい話題かつ学生さんが興味を持ってもらえる話を提示できるか,という問題があります。それを解決するために,あるいは現実逃避のために,図書館情報学関係のWebページ閲覧は欠かせないわけでありまして,Twitterとか,はてなブックマークで話題になった記事はとりあえず見ておくということをやっています。 (申し遅れましたが,今年度は私は「情報資源組織論」とか「情報資源組織演習」と言った授業
総合展の後始末がようやく終わりを見せる中,総合展の準備と並行していて準備していた原稿が公開されました。 E1631 - 米国の公共図書館における高等学校の卒業資格取得プログラム | カレントアウェアネス・ポータル 学校図書館ではなく公共図書館の話題ですが,学校教育との関わりがあるとのことでオファーを頂きました。博士論文執筆後,英語資料と少し縁遠くなっていたのを痛感させられるほど,執筆にはだいぶ苦労しました。それでも世の中に出せたのは,国立国会図書館のTさんをはじめとする,カレントアウェアネス編集部の皆さまのお力があってのことであります。まず御礼申しあげます。第1稿で公開したら,それこそ信用問題に関われるレベルの間違いであるとか,事実確認なども綿密に行って頂いたのは大変ありがたかったです。 とはいえ,他の仕事に忙殺されていて*1,記事の報告がだいぶ遅くなってしまいました。このブログもささくれ
どなたかが,図書館総合展の感想はブログに書いた方がよいとの指摘をされていたので,Blogにまとめてみたいと思います。 まず,今回の総合展では以下のお役目がありました。 コミュニケーションブースでの出展(うち,1日半は一人でお留守番) 図書館情報学レクチャーシリーズの運営進行・講師役 学生のための展示ブースツアーの運営コンダクター フォーラム「ICTを活かす学校図書館—可能性へとつながる学校図書館へ」のコーディネーター こんだけ掛け持ちすると,忙しいんだろうなーと思ったのですが,案の定忙しかったです。 【展示ブース】 3日間,こんな感じでお待ちしておりました。日を追うごとに展示が上手くなっていくのが分かりました。初日はウーロン茶のペットボトルの置き場さえなかったくらいでしたので。 初日と2日目午前中はパートナーの座間先生がお留守番や対応をして下さっていたのですが,お仕事の関係上,あとは一人で
こんにちは。図書館総合展まで残り1週間,私が担当するフォーラムまで残り8日となりました。 さて,11月8日(土)の図書館総合展フォーラム「ICTを活かす学校図書館」ですが,まだお席に余裕があります。どれぐらいかは申しあげられませんが,とりあえず私がこの記事を書くことを思い立つレベル(どんなレベルだ)だと思って頂ければ幸いです。 ICTを活かす学校図書館 | 第16回 図書館総合展 冗談はさておき,講師の皆さんはお一人でもたくさんの人を呼べる方ばかりなので,主にコーディネーターの企画や広報不足に責任があると思っています。講師の皆さまにはご心配をおかけして,申し訳ない限りです。 とはいえ,コーディネーターとして可能な範囲で提供できることは全て出してしまったので,もう裏方話と当日の内容まで踏み込んだ形でしか,提供できる材料はありません。裏方話は後日談で取っておきたい所だったのですが,そうも言って
ども。 いよいよ図書館総合展まであと1週間となりました。すっかり宣伝を忘れていましたが,そもそも今年の図書館総合展は,私の所属先である白百合女子大学司書課程が,コミュニケーションブースに出展するという所から話が始まっています。 白百合司書課程第16回図書館総合展への道 詳細は別途Tumblrのページをつくって広報しているのですが,個別のページに,はてブが貼りにくいので,こちらのブログ記事でも広報しておきます。 今のところ,下記の展示を行う予定です。 白百合女子大学の学校案内の展示 白百合女子大学と東松島市立図書館で行った震災アーカイブ記事が掲載された学内報の展示 白百合女子大学グッズの展示or配布(配布するとしてもたぶん超限定数のプレミアです。もし,配布できるとしたら何か方法を考えます。) 今井担当授業の全レジュメ公開*1 白百合女子大学図書館ピアサポーターLiLiAの活動記録およびグッズ
ども。図書館総合展まで,あと12日となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 さて,自分の本務先で図書館総合展に初めて行きますーという学生さんのために,帰宅途中の電車で,あれこれメモを書いていたのですが,もしかして,これTipsとして「Blogに公開した方がみんなのためになるんじゃね?」と思いましたので,思いついた順にがりがり書いてみることにしました。*1 1.会場への行き方 とりあえず,みなとみらい線(東急東横線)の「みなとみらい」駅を目指しましょう。JR根岸線(京浜東北線)の「桜木町」駅からも行けますが,歩きながら考えをまとめたいという人以外は,「みなとみらい」駅を推奨です。新宿から湘南新宿ラインの接続が良ければ,乗り換え含めても大体45分〜60分ぐらいで到着しますし,渋谷からだと東急東横線の特急乗り換えなしで31分です。 みなとみらいの駅からは,徒歩3分とありますが,今回の会場は展
ご無沙汰です。図書館総合展のフォーラムの話が最近のメインでしたが,実は今年,図書館総合展で別企画を2つの運営に関わっています。 1つめが,「図書館情報学レクチャーシリーズ」です。 これは,国内各地の大学で図書館情報学の授業を担当する教員によるミニ模擬講義ということで,いつもなら大学にお金を払って聞かなければいけない大学の司書課程の講義を,何と無料でかつ申し込み不要で聞けてしまうと言うお得企画であります。 ・図書館情報学を学んでいる学生さん,司書課程の学生さん ・大学で勉強してみたいという人 ・司書課程の授業に興味がある方 ・それぞれの講師の話が面白そうだと感じる方 以上に該当する方だけでなく, ・ペプシネックスゼロが好き ・伊勢うどんが好き ・まち歩きが好き ・山登りが好き ・ただ何となく と言う方も大歓迎です。総合展会場で毎日11:30〜12:50まで開催。フライヤーは下記のURLからダ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『リブラリウスと日々の記録(はてな版)』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く