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体力トレーニング
merimaa88.hatenablog.com
志賀直哉も作ったカレーライス 昭和27年の初夏。 第16号の「料理店にまけないカレーライス」です。 大橋鎭子三姉妹もカレーが大好きで、大橋家のカレーはこのレシピをもとにしていたとか。 小説家の志賀直哉がこの記事を見て自分で作り、「書いてある通り作ったら、おいしくできた。暮しの手帖は役に立つ」と会う人ごとに宣伝してくれたというエピソードがあります。 料理店にまけないカレーライス 材料(五人前として) 鰹節 30匁 バター 30匁 玉ねぎ 半個 メリケン粉 40匁 カレー粉 茶さじ4杯 にんじん 1個 リンゴ 1個 トリ肉 100匁 じゃがいも 3、4個 にんにく 1片 塩 ★1匁 = 3.75 グラム 材料をみて、「えっ、カツオブシ?」と 驚きます。 「なぜ、カレーにカツブシだしなの?」 その答えも見つけました。 (この記事のおしまいにあります) わずか2ページの記事ですが、昭和初期は、カレ
花森安治「商品テスト入門」 『暮しの手帖』が日本ではじめて商品テストを公表してから17年目。 第100号の出た昭和44年(1969年)までには、ソックス、マッチ、鉛筆、電球など身近な生活用品から始まって、アイロン、トースター、洗濯機、ストーブ、炊飯器などの家電まで、およそ300を超えるテストが続けられた。 「はじめは手さぐりであったそれが次第にしっかりしたものになっていくにつれて、いろいろな圧力も強くなった。この一種の戦いの歴史のなかでいまはじめて〈商品テスト〉とはなにか。どうあるべきか、それをはっきりいうときがきたとおもう」 という前書きで、100号には、花森安治による「商品テスト入門」という24ページに渡る特集記事が掲載されている。 この記事には8つの見出しがついている。 1. 商品テストは消費者のためにではない 2. ヒモつきでは商品テストが歪められる 3. 暮しへの愛情といささかの
『暮しの手帖』の創刊号から第2世紀53号まで、30年間にわたって153冊の表紙を手がけてきたのは花森安治でした。 創刊号から100号まで(1948〜1969年)を『暮しの手帖』1世紀と呼んでいます。 1世紀は、43号までが手描きのイラストで、44号からは表紙を写真撮影に変えています。その後は表紙は写真とイラスト両方が使われています。 ★装画表紙 1〜43号、57号、93〜95号、97〜99号 ★写真表紙 46〜56号、58号〜92号、96号、100号 初期は水彩画 表紙に使われた画材は、水彩、色鉛筆、オイルパステル、グワッシュ、ポスターカラーなど、技法もコラージュやスクラッチなど、なんでも試しています。 また、表紙の原画は、あとでタイトルや号数を入れるためのスペースを考えた構図になっています。 創刊号 創刊号 1948年9月 創刊号 直線裁ちのデザイン(デザイン:花森安治 着る人:大橋鎮子
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