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買ってよかったもの
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出来る限り自由な立場からの広告評論・広告研究サイトを目指します。 F11を押して頂くともっとすっきりとご覧になれます(もう一度F11を押すと元に戻ります)。 (2010年2月2日アサヒコムから筆者取得・加工) ●民放の5秒スポットCMの復活に反対します 番組宣伝と組合されていようがいまいが「5秒CM」は民間放送連盟自主規制違反です。 免許事業者団体の自主規制が守られなければ、一番避けるべき「公権力の報道機関への容喙」の道を開きかねません。それは民放が一番避けるべきことです。民間放送連盟の「見識」が問われます。 5秒スポットがなくなった経緯は、60年代半ばまでは、「ヴィックス・ドロップ」、「アイデアル傘」、「コルゲン」等に象徴される5秒スポットが多用され、結果、当時「CMの機関銃掃射」(全日本シーエム放送連盟編(2000))という表現すら使われ社会問題化したことにあります。社会的批判
(2009年7月9日京阪電車淀屋橋駅にて筆者撮影) ヒトは「自分に関係している情報」にとても「目ざとい」。 朝刊何十万字の中から、勤務先の名前、取引先の社名、出身地域の話題などを見落とすことはない。むしろ、眼がちゃんとそれを「拾い出して」「見落とさないように」してくれる。選択的認知と呼ばれることである。 だから、個人的に顔を合わせて話をする継続的な人間関係があれば、珍しく出した広告に、「息子の勤めている会社」、「ウチの出入りのあの人の会社」、「当社の払い先のあの会社」、と思うのは、その人が鍵となって注目、記憶されるから。 誰も知り合いが居なければ、そんな「滅多に広告を出さない会社の広告」なんて、眼も行かなければ、覚えもしません。 ところが、広告主も「滅多に広告しない」手の会社であれば、この駅貼りポスターの通り、嬉しい反響に驚く場合もあるかもしれません。 でも、関係者にはそう効果
日本で交通広告というと「電車の中吊りや駅のポスター」のお話になると思いますが、マーケティング学者レビットが半世紀も前に指摘したように「鉄道は自分の産業を輸送事業と考えるよりもむしろ鉄道事業として規定していたために、顧客を自動車やトラック、飛行機、あるいは電話に譲ってしまうことになったのだ。鉄道が自分の産業に誤った定義を与えた理由は、彼らが輸送志向的ではなく、鉄道志向的であったからであり、顧客志向である代わりに生産志向であったためである」(Levitt, T.(1962) Innovation in Marketing:New Perspectives for Profit and Growth,McGraw-Hill)と、鉄道で移動する人は20世紀半ばで既にアメリカでは「見る影もなかった」ことが分かる。ニューヨークやシカゴといった一部の都市を除いては、やはりアメリカで交通広告というと「道路
(2009年3月5日東京都渋谷区宮益坂にて筆者撮影) 驚いたのは「つばめや」でも「地酒」でもありません。 「自衛館」なるものです。 これは何か。 (同上) プラモデルやら自衛隊の内部式典のビデオやら・・・。 どうやら「若年の自衛官求人を目的としたPRスペース」であるようです。 「中、写真写していいですか?」と一声掛ければ、アルバイト(?)風の女性がひとり、「良いですよ」。 やや気が抜けつつ・・・。 (同上) 各種の制服(陸海空、様々の目的のそれ)の試着が出来る、というのもこのPRスペースの目玉のよう。 う~ん。 唸ってしまいました。 ひとつには、この防衛予算の使い方、むろん国会予算委員会、安全保障委員会での審議を経てのことのはず。 はたして、渋谷で「自衛官募集」をやるために「国民的な議論」はもう済んでたんでしょうか? 懸念は、兵器マニア(オタク)なり、制服マニ
(2009年1月20日自宅テレビ画面から筆者撮影) 外国為替の為替差益を得ることを目的とする金融商品はFX(Foreign Exchange)の略称も昨今付けられ、いわゆる機関投資家や輸出入を行う企業、金融機関以外の一般の生活者個人も手が出しやすくなった高度な金融商品。むろん私自身は門外漢ゆえ詳しくは分からないが、当然金融庁の規制緩和政策の一環で生まれたものなのであろう。 何が高度か、といえば、レバレッジ(leverage;てこの作用)と言う言い方で「元本(元手)の何倍もの取引が可能」な金融商品である点である。例えば10倍のレバレッジならば(会社によって条件が違うようだが)、10%の為替差損(昨今、ドルを100円で買ってその後90円になってしまえばこれにあてはまる)で「元本はゼロになる」。そればかりではなく、15%の為替差損ならば「元本以上の損」つまり「追加の支払い」が発生するのである
(ネット上から筆者取得・加工) 彦左衛門というペット入りの日本茶69円だそうです。 こういうモノの存在を見る際に我々は様々なことが学べるのではないでしょうか。 例えば、なぜ伊右衛門ならば69円ではなく150円を出すのだろうか。 150円の伊右衛門がこの69円の彦左衛門の横にあったらばどうか。 また、その際に何を思うのか。 サントリーが69円で彦左衛門を伊右衛門の姉妹品として出していたのならどうか。 知らないメーカーの69円の彦左衛門であるとして何を思うか、買いうるか否か。 このメーカーに対するイメージはいかがか。 我々が何を買っているのか、何を買わないのかは、かく一言では済まないものなのではないでしょうか。
おおよそほとんどの地上波テレビ局ラジオ局は(社)日本民間放送連盟の加盟社であり、昨今の放送法改正議論の中でも、報道機関であり、表現の自由を体化するから、法的な放送内容への規制は緩やかであり、それゆえ「自主的な放送規律」が求められている。 以下が日本民間放送連盟 放送基準である。 http://nab.or.jp/index.php?%CA%FC%C1%F7%CE%D1%CD%FD%2F%C6%FC%CB%DC%CC%B1%B4%D6%CA%FC%C1%F7%CF%A2%CC%C1%20%CA%FC%C1%F7%B4%F0%BD%E0 ところが驚いたことにこのCM。 (2008年12月30日自宅テレビから筆者撮影) 日本民間放送連盟 放送基準には「14章 広告の取り扱い」と章が設けられていてその中に 「(108) 占い、心霊術、骨相・手相・人相の鑑定その他、迷信を肯定したり科学を
出来る限り自由な立場からの広告評論・広告研究サイトを目指します。(2008年9月17日京王電鉄車内にて筆者撮影) テレビでも「鹿の描かれた絵」に男が吸い込まれて、鹿の眉間に(なぜかはさっぱり分からないが)くっついているゴールドカードを入手するというCMをやっている。 むろん、広告対象商品(この場合はクレジットというサービス)と広告表現の演出要素には、何らの必然的な関係はないのだけれども、何かそれで新しい「意味」が生成される、そのことも重要。というか、それが広告表現の広告表現たるところ。眼をひけばいい、目立てばいい、なんでもいい、というものでもない。 金融業の方々は、マネーという貨幣経済社会の「切り札」そのものを扱うから、向こうから見ての「実体経済」には疎いのか、はたまたお金さえ掛ければいいと思っているのか、要は、一般製造流通業とは異なる「広告観」をお持ちである、とこんな広告を見ると思
(2008年5月20日阪急電車車内にて筆者撮影) ま、作り手の思い入れや工夫、あの手この手は、このお酒というジャンルにおいてはいきおい多様。 なぜならば、情報と一緒に我々はこれを飲み、味そのもの、アルコール分そのものにもまして、心理的な満足や興味、納得や嗜好などに照らし会わせて新商品は評価される、そういった「情報加工」の大事な製品カテゴリー。 で、何だか知りませんが、開発者は「ぽから」なる世界を言いたいよう。 でもそんな日本語、少なくとも日常日本語にはありません。 ロゴも「独りよがり」。 こりゃ「人害(じんがい)」。 公害という言葉が「人間の責任を感じさせない」ので、昨今はあまり使われず、要は「人害」と言うべき、なんて水俣病から考えてもはや半世紀以上の「公害史」のあるこの国では、むしろこんな読まれ方がありえる、という想像力さえ湧かない若い方々がこのデザインになさったのではない
私がたまたま知らないだけかもしれないが、諸外国には、買い物時にくれる紙なり塩ビ製の「ショッピングバッグ」のデザインに日本では見掛けない創意工夫の事例がたくさんある。それも共通なのは「ショッピングバッグのデザイン」の共通のデザイン制約でも、用途でもある「持つところ」をうまく利用した事例なのだ。 (ネット上から筆者取得。露出地:ベルリン、露出年:2007以前) どうやらこれは「爪を噛む癖」を直すためのクスリというか矯正用の薬剤の広告のように思える。 持つところに手が来るのは間違いない。 訴求したい製品ベネフィットが一目で分かる。 これを持って町を歩く人を何人が見るか、と考えれば「卓越した広告事例」と言えよう。 (ネット上から筆者取得。露出地:ドバイ、露出年:2007以前) お買い物中、お子様の手をお放しになりませんように、と解することが出来よう。 迷子ですまない、誘拐などのトラ
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