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『紅の豚』といえばあの赤い飛行艇、サボイアS.21。しかしここにはそれがふたつある。左がS.21初期型、右が”フォルゴーレ号・後期型”だ。あなたの風邪はどこから?私は宮崎駿の連載『飛行艇時代』から。 ということで、よく見るとエンジンのカタチや主翼の大きさが違う両者の話。どっちが正しいとかじゃなくて、いわば”原作”にあたる『飛行艇時代』(『月刊モデルグラフィックス』連載のマンガ)に登場した機体と映画『紅の豚』に登場した機体の差異についてはファインモールドの「フォルゴーレ号・後期型」を買うと説明書にこれ以上ないほど詳細な解説が記されている。これを読むだけでも紅の豚オタクレベルが10くらいUPするので必読だ。
いかにも飛行機模型で見られるような翼の折り畳み用ヒンジの彫刻は脊髄反射で「さすが飛行機のハセガワ」と言いたくなるポイント。しかしハセガワのここ10年のラインナップのなかで、新規に設計された飛行機モデルはわずかに10点程度にすぎません。現在ハセガワが手掛けているのはキャラクターモデルやカーモデル、自動販売機や女の子フィギュアなどなど、とにかくバラエティに富んでいて「老舗のスケールモデルメーカー」から「総合模型メーカー」へと大変革の真っ最中です。でも、フルカラーの可動人型ロボット(しかも全高259mmというビッグサイズ)となると、同社にとっても初めてのチャレンジになります。 ▲「三枚おろし」でトレッドパターンを再現したタイヤの構成に、ハセガワの意地と本気が見え隠れします 上品で端正なディテールが目を引きますが、パーツの肉厚はかなり薄め。表面のディテールをスポイルする「ヒケ(プラスチックの収縮)
何もかもが異様だった。どこまでも続く配管。独特な匂いと、怪音。目の前で絡み合うパイプにそれぞれに意味があるなんてちょっと信じられない。たとえばそれらが全部機能していたとして、いったいどの順番で組み立てていけばいいのかも、中に何が通っているのかも、それがどれくらいの量で、どれくらいのスピードなのかもわからない。圧倒的な、規模。宇部新川の駅前から南に向かって真っすぐ歩いていくと、大きな交差点から先は宇部興産の構内道路となって突端まで続いている。道路沿いに建てられた青い骨組みを通る配管からは、ときおりブシューという音がして、中を熱い流体が走っていったことがわかる。 やおら現れる3つのタンクは、例えばお台場で見上げるガンダムと比べるのが無意味なほど巨大だった。しかし間違いなくこのタンク(もしくはサイロ)はちゃんと稼働していて、大きいことの意味をちゃんと果たしているようだった。青いペンキは色あせ、錆
冷たい空気で肺が痛い。時間にも本数にも余裕のあるバスに乗ればなんの苦労もないことを知っていても、私は空港から鉄道駅までの600mを走ることを選んだ。山口宇部空港の到着ロビーから草江駅まで全力疾走し、狙っていた宇部線の車両にようよう腰を落ち着ける。そこからたった10分で、列車は宇部新川駅に着いた。ホームに降りて、なんでもない顔をしながら、内心私は興奮していた。宇部新川には、こうして鉄道でやってきて、ホームに降り立つ必要があったのだ。 1月、新型コロナウイルスのせいで貯まりに貯まったマイルは有効期限を間近に控え、端から溶け去っていこうとしていた。それを使うなら、まだ行ったことのないところ、全然予測のつかないところが良かった。知識不足のせいでめぼしい観光スポットも思いつかない宇部。お気付きのとおり『シン・エヴァンゲリオン』のラストシーンで登場した土地で、他でもない庵野秀明の出身地である。そこにな
……っていうかさあ! 気になりませんか? 縦ロールが。縦ロールがプラモのパーツとしてどんなふうに抜かれてるのか気になるよなぁ〜っ。もみあげの縦ロール。そんなに大きくて複雑な形状じゃないけどさ。こんなドゥルンドゥルンしたパーツ、気になるじゃん。抜きが。 早速見てみましょう。なるほど。 「よく考えられてるなあ」という気もするし「案外ふつうだな」という気もする。派手さだとさっきの成田亨のランナーの方が興奮するかもしれない。でもどうだろう、このパーツの形状に彫られてる金型の方のことを考えると結構興奮できる気がする。縦ロールの形に彫られて滑らかに磨かれた凹型ッッッ! み、見てみたい。ということで、パーティングラインをペンでなぞってみると金型の存在を想像できて「なるほどなあ」という気分が増します。 「さっきからヌキとか金型とかパーティングラインとか何を言ってるのかよくわかんねえよ」という人はたい焼きと
このイボイボがやべえのよ!筆の穂先に入り込んだ顔料をほぐし出してくれるのさ〜ということで、DAISOで見た瞬間に「はいこれは絶対に使えますね」と思って買ったメイクブラシクリーナーです。もちろん税抜き100円。たしかに毎日お化粧する人のブラシにはいろんな粉がビシーッと入り込んでいるでしょうし、パフだってたまにはちゃんと洗いたいよな。いつも思うけど、化粧ってプラモデルに似ている。逆もまたしかり。 >DAISO シリコーンメイクブラシクリーナー(折りたたみ式) シタデルカラーでプラモをガンガン塗っている様子です。シタデルカラーというのは水で薄めたり筆を洗ったりできるのですが、固まるとカッチコチになります。筆の根本に入り込むと筆が一気に痛むから気をつけてくれ。なるべく先端だけに含ませて塗り、塗ったら即筆をキレイに洗うのが鉄則です。これはシタデルに限らず模型用塗料全般に言えることですね……。 水を張
模型界の場外乱闘、スーパー・ササダンゴ・マシンのフル可動キットは「プラモデルのプロレス性」を体現した傑作です。 「プラモデルとはプロレスである」ということを鮮やかに見せられてしまった。これは反則だ。「プロレスラーがプラモデルになる」というのはギリギリ理解できるとしても、プロレスラーが実は金型メーカーの社長で、自分のフル可動/色分け済みプラモを設計、製造、販売するなんて面白すぎるだろう。こんなことをできるのは世界広しと言えどもスーパー・ササダンゴ・マシンだけである。リングの上でパワポでプレゼンするあの人だ。なんなんだ。話を聞かせてほしい。どういうことなんですか。 >1/12スケール スーパー・ササダンゴ・マシン プラモデル(BASE) ▲私が坂井精機社長にして覆面レスラーのスーパー・ササダンゴ・マシンです 「誰に頼まれるのでもなく、自分で設計して自分で金型を彫って、そこにプラスチックを流し込
買いました。ニコンの一眼レフユーザー(およびミラーレスのZシリーズでまだおいしい焦点距離のマクロレンズが出てないねぇとお嘆きのアナタ)にしか刺さらない話なんですが、模型を撮影するならMicro NIKKORの40mmなんじゃないかという結論じみたものが出たのでそうしたらとても幸せ度が増したぞというわけです。 なにしろ安い。安いというのは品質がそれなりということです。持った瞬間伝わってくる軽さ、そしてピントを合わせようとすると繰り出される前玉。でもこれがnippperで毎日毎日模型の写真をとるのに適していると確信したのです。なぜか。家には本当に嫌になるほどレンズがあって、それぞれに特徴があり、高価なものには当然高い理由があるわけですが、この安くて小さくて軽いレンズじゃないとしっくりこないポイントがあったからなんですよ。 そもそもNikonにはAPS-Cサイズのセンサーだと90mm換算になる6
「通常ならさまざまな場所が可動するロボットのプラモデルを、あえて完全固定ポーズのキットにしてしまう」という点がminimum factoryのロボットプラモの特徴。この特徴はちょっと変わった美点を産んだり、題材となった作品自体の魅力を再確認させてくれることがあります。今回ご紹介する「minimum factory グリフォン & キュマイラ エフェクトカラーVer./レイバーカラーVer.」は、まさにそんな面白さが味わえるキットです。 『機動警察パトレイバー』に登場するロボット、レイバー。そのデザイン上の大きな特徴が、関節部分が柔らかいカバーで覆われていることです。「戦争する機械じゃないから可動部を装甲化する必要もないし、だけど関節に砂やら埃やらが詰まったら大変だし、それならカバーで覆ったらいいじゃん」という理屈はなんだか現実的で、今までのロボットものとデザインの手触りが全然違う。パトレイ
ザブングルのプラモデルには、先行して2008年に発売された「1/100 R3 ウォーカーギャリア」という傑作プロダクト(筆者もスーパーバイザーとして開発に深く関与した)が存在する。1/100 MODEROIDザブングルについて語るためには、補助線としてまずこのキットについて言及する必要があるだろう。ストレートに言えば(無論見る人によりけりではあるが)1/100 MODEROIDザブングルは1/100 R3ギャリアと比較してギャリアが見劣りしてしまうほどの猛烈なクオリティを有していたからだ。 1/100 ウォーカーギャリアは「新主役メカとして劇中に颯爽と登場しながら、1/100スケールキットでの製品化が中止と化してしまった」という1983年における無慈悲な事件への決着の場であった。スーパーバイザーとして1/100 R3ギャリアの開発に深く関わった筆者としても、プラスチックモデル本体の形状や細
▲少年野球でおなじみの軟式球くらいの球体からロボットに変形する。 「どうなってるのか知りたい」という欲求を満たす手段としてのプラモデルを組むというのがある。プラモデルを組み立てることを通してモチーフの構造や仕組みの理解を得ようというヤツだ。 MODEROIDOアーハンはそんな「知りたい欲求と向かい合う」プラモデルの典型なんじゃないかと思う。アーハンっていうのは2014年公開のアニメ「楽園追放」に登場するロボット。敵か味方か何者なのかっていうのはアニメを見てもらうとして、その特徴は「球体から変形して四肢を持ったロボットに変形する」こと。 ▲変形した後に換装できる見栄え優先で造形された掌や武器類がオプションとして用意されている どうやって?そう、その「どうやって?」を知るにあたって変形機構を再現したプラモデルを組んでみるのだ。完成品のアクションフィギュアや合金トイでも知れそうなものだけれど「変
▲100円ショップのセレブリティーアイテム「300円商品」に、筆塗りが楽しくなるお筆がありましたぜ! ■お詫びと訂正 記事公開時、タイトル及び本文にて「セリアで購入したもの」と記載していましたが、「キャンドゥで購入したもの」の誤りでした。ここにお詫びして訂正いたします。 キャンドゥで見つけた300円のアイシャドウブラシが筆塗りにめっちゃよかったんです!! 形状がラウンドタイプになっているのがまず最高です。筆をぽんぽん叩きながら塗料を塗っていく「スタンプ塗装」でランダムな表情を簡単に出せます。普通に縦横に塗った時もラウンド形状なので筆の両サイドから良い感じに塗料が逃げていきますので、厚塗りにもなりにくいです。そして何より素材です。
▲DULO 充電式ミニルーター MR-01 そのLEDでかっこよく光る「DULO」ってロゴはなんなの?と思ったんですが、これはNITRO-COMP(私も愛用しとる格安高出力コンプレッサー)などのエアブラシ関連アイテムをリリースしているRAYWOODのツールブランドなんですって。 ▲……の側面。充電はUSB-C端子。その横に、OUTPUT(USB-A)がある! 「充電式ミニルーター」ということで、このシルバーのダイヤルが付いたコントローラーそのものがバッテリーになっています。回転の正逆を変えるリバーススイッチと回転数を調節するダイヤル。 ……そんなことより聞いてくれよ、なんとこのコントローラーにはUSB出力端子が付いている。バッテリー容量は2600mAhなのでちょっとしたUSB駆動の照明やツールに対してこのコントローラーから電源供給できてしまう。なんでも充電できるモバイルバッテリーからモータ
その前に、プラモ製作ハウトゥを見ているとよく出てくる「デザインナイフ」というフレーズですが、一枚の刃を差し替えるタイプのカッター全般を指していることが多い。刃の種類によってざっくり「アートナイフ」(OLFAの製品名で、タミヤの「モデラーズナイフ」も互換性がありますね)と「デザインナイフ」(NTカッターの製品名で、タミヤブランドでも「デザインナイフ」という名前で販売されとる)があります。 ▲上がデザインナイフ、下がアートナイフ(タミヤのモデラーズナイフ) 私は刃がデカくて比較的交換しやすいタミヤのアートナイフ信者でした。ケースが使用済み刃の廃棄方法までよく考えられていて、力を入れやすいのでわりと豪快な作業にも対応してくれるというのがその理由だったんですが、最近プラモデルパイセンの使っているデザインナイフを借りて作業をしたところ「あれ、刃が小さくて柄が硬いとチマチマした作業がすごく気持ちいいぞ
どんどん欲しいメカがプラモデルとして登場してくるグッドスマイルカンパニーの「MODEROID」シリーズ。僕も好きなものをピックアップして買っています。でもちょっとした悩みが……。そうどんどんMODEROIDのタワーが出来上がります。プラモを塗るのも改造するのも大好きなので、ついつい力が入ってしまい「あれもやろう、これもやろうと」妄想モデリングに力が入るばかりでした。そんな状況でも先日「MODEROIDマークニヒト」を購入したのでした。でも、じっくりとパーツを観察してみると……。 ▲このメタリックオレンジ塗装、すごくかっこいい! ▲マスキングがめんどくさい部分が上質なメタリックカラーで既に塗ってある!! これまでも塗装済みパーツが採用されていることは知っていました。しかし、自分の脳内モデリングでそのことを吹き飛ばしていたようです。こんなに個人的に大好きな色合いで塗られているなんて!! ▲うわ
100円ショップのキャンドゥに、ネイルを塗るのに便利な紙パレットが売っていました。これは模型にマジで直結でした。売り場で発見した瞬間マジなガッツポーズを決めてやりましたよ。 ▲ひとつ35枚入り。二つ買っても税込220円。マジで勝てます 最初の写真でもわかるように、サイズがとってもコンパクト。塗装が始まると机の上ってめっちゃ狭くなっていきますよね(塗料やら何やらがバンバン机を埋め尽くしていきます)。そんな時でも安心。またリビングでちょっと筆塗りしたいな〜なんて時にもこのコンパクトさはとっても便利です。 ▲表面はコートされているので、下に塗料が染み出すことはないです。束のまま使用して、使い終わったらべりっと1枚剥がしてポイですよ〜〜。う〜〜んいいですね〜〜 ネイルのジェル、アクリル塗料も問題無し! 紙パレットは塗料を表面で弾き気味でホールドするタイプのものがあるのですが、僕はそのタイプが苦手。
ミッキー・ラップ率いるラップ・マニュファクチャリングの栄光はとても短かった。 オハイオ州マンスフィールドの小さな自宅ガレージで、彼が凝った構造のゴーカートを組み上げて販売に踏み切ったのが1959年。ビジネスは順調に発展を続け、特にこれといった産業もなくぱっとしなかった彼の地に力強い雇用を生み出した。 ラップが得意とした主力製品はゴーカート、ミニバイク、そしてスノーモービル。ナンバープレートをつけて公道を走ることこそできないが、法規でがんじがらめにされて公道しか走れない乗り物には決してない、のびのびとした自由がラップの製品にはいつもあった。 だからラップの製品はすぐプラモデルになった。ちょうど1960年代当時のプラモデル業界はホットな拡張期にあって、それまでの売れ筋であったビッグ3の車たちとはひと味違ったモチーフをどこも模索していた。いわんや、起業してまもないジョージ・トテフ率いるMPCなら
MODEROIDのザブングルを組んだ。とくにこのアングルがいちばんお気に入りだ。 『戦闘メカ ザブングル』という作品を簡単に語り尽くすことはできないのだけど、オレなりにいろいろなメディアを読んだり模型誌でザブングルの特集に関わったり、作例や商品企画のルポをやったりした経験からちょっと話したいことがある。 ザブングルは、今見返してみてもアニメの作り手(つまり富野由悠季)が「ガンダムを捕まえて”リアルロボット”なんて言ってるけど、そもそもロボットがリアルなわけないじゃない!」と叫んでいるように見えるし、その反対でプラモデルの側(つまり当時のバンダイ)は「ロボットのリアルってなんだと思う?」というのを全力でやっていたように見える。それは例えば白背景が効果的なタミヤMMのパッケージを模したり、設定画には描かれていない実在感のあるディテールがプラモデルに入っていたり……。アニメもメタだけど、プラモも
結局オレはタミヤのプラモデルで戦車を知ったんだな、と思う。世界にはいろんな戦車があるけど、タミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズに登場する戦車なら、だいたいのカタチと名前はわかるわけです。テレビを見ていて「あっ」と思うのは、模型店の棚で何度となく見た人がそこに”出演”しているからなんだよね。 昨年末にウクライナに引っ張り出され、その活躍が報じられたドイツのゲパルト対空戦車は、まさしくその代表格。戦車のカタチをしているけど、砲塔の左右にはデッカい機関砲が付いていて、後ろでレーダーがぐるぐる回っている。あまりにわかりやすいキャラクター性。こういう「誰がどう見ても人気がありそうなメカ」というのはオレの中でちょっと避けられがちだったのだけど、最近はもう何もかもを「今が旬」だと思うようになりました。 いちばん感動したのは車体後部上面のエンジングリルに金網が奢られていること!金網を再現する方法と
ピンぼけじゃない。塗料瓶が高速で振動しているのだ。結論から言うとプラモ向上委員会のボルテックスターラーTurboはめちゃめちゃ塗料が混ざる。手で振ればいいじゃないかとか、もう思わない。瓶を振っているとほかのことができない。エアブラシをスタンバったり筆を整えたりしている間、このマシンに瓶を噛ませてビーンと振動させておけばいいのである。もうすっかり気に入って、私の模型机の常駐となった。 ヘアクリップみたいなのに塗料瓶を挟んでダイヤルを回すだけ。振動は300回転/分〜2400回転/分まで無段階で調節でき、2分でオートカットが働く。瓶の直径はファレホ〜模型用の缶スプレーまで対応していて、ちゃんと固定されていることを確認してあれば水平方向だけじゃなく逆さまにしたり横にしたりして内容物をしっかり均一に混ぜられる。金属球などの撹拌子を入れている瓶は一応非推奨ということになっているのであしからず。 シタデ
シタデルカラーのエアブラシ塗装に、実は「ファレホ」がとっても役に立ちます。以前ご紹介した、ファレホのエアブラシ塗装が快適になる秘密の配合「ファレホエアブラシシンナーとファレホ フローインプルーバー」をここでも活用できるのです! シンナー5:インプルーバー1の割合で混ぜたうすめ液で、シタデルカラーを薄めてください。 ▲配合したうすめ液に関しては、こちらの記事で詳細をどうぞ ▲シタデルカラーも乾燥が早いので、エアブラシ塗装時にニードルに塗料が固まってつまりを発生することがあります。それを緩和させ、かつ滑らかな塗面にできるのが「ファレホシンナー+フローインプルーバー」を配合させたうすめ液なのです ▲シタデルカラーをエアブラシで使ったら、すぐ無くなってしまうのでは? と思う方。安心してください。2年くらい使っても1本使い終わりません。筆でとった塗料を直接カップに入れます ▲先ほどのうすめ液を3滴ほ
僕にとって、故郷の誇りが遂にプラモになっりました!! 歓喜!!! もうこれは姫路城や大阪城のプラモと同じなんです。それがウェーブが2023年2月に発売する「フタバスズキリュウ」!! 秋のホビーショーでのウェーブブースで僕が大興奮していたのをウェーブのスタッフさんが覚えていてくれて、テストショットを送ってくれました。マジでうれしいっす。 フタバスズキリュウが発見された福島県いわき市出身の僕にとって、この首長竜は郷土の誇りでありロマンの塊だったのです。現在は上野の国立科学博物館でコーナー展示されています。 ▲昭和の頃から親しまれていましたが、正式に新属新種の首長竜「Futabasaurus suzukii (フタバサウルス・スズキイ)」という学名が付いたのは2006年だったんですね~ 意外と最近に学名が付き、そして最新の考証(首長竜の化石研究者で新属新種学名の名付け親でもある佐藤たまき先生監修
先週土曜にグランドオープンしたWarhammer Store & Café Tokyo、プラモも塗料も筆もドリンクもフードも最高という天国みたいな空間なんですが、私が大感動したのはペイントスペース。 特注の黒い机には塗料用のパレットとしてセラミックの板が埋め込んであり、ドリンク(もしくは筆洗)を置くためのくぼみ、塗料がちょうど収まる幅のミゾ、さらに筆をキレイにするためのペーパータオルが取り出せるスリット……と、まさにモデラーのための最高の設計になってるんですよ。なんならこのテーブル売ってくれ!買うよ!それは置いといて、さらにめちゃくちゃ優勝していたのがこのデスクライトなんだわ。模型がいちばんうまくなる道具は照明だよアニキ。これはマジだよ。
あずき色のスプレーを買ったら、「赤2号」と書いてある。”あずき色”の名前はカッコのなかに入っているから、おそらく”赤2号”が本名なんだろう。俺はけっこう鉄道が好きなので、これが何を意味しているかわかる。国鉄時代に多用されたちょっと青みがかった赤。あれを赤2号って言うんだ。しかし、いまどきこのスプレーで鉄道模型を塗る人はあんまりいないだろうし、「そもそもMr.カラー(GSIクレオスの模型用塗料)に鉄道用の色なんてほかにありましたっけ?」と、しばし考え込む。 ▲ヘッドライトの周りと窓の帯が「赤2号」だ 「Mr.カラーには昔、赤2号以外も『鉄道模型用カラー』というのがラインナップされていたらしい」ということはわかったが、それ以上詳しいことはあまり手がかりがない。しかし、自分のなかにちょっと確証めいたことがあったので、GSIクレオスの広報担当者に詳しく話を聞いてみた。すると1970年代、Mr.カラ
アメリカンカープラモの歴史は3イン1の歴史だ。 本来は完成状態で出荷されていた実車プロモーション用の模型をあえて組み立てずバラバラの部品のまま、少年たちの心をくすぐるカスタマイジング・パーツを封入して「君だけの1台を作ろう!」と提案したことがアメリカじゅうで爆発的に受けた。 しかし、10年あれば少年は大人になってしまうし、新しくやってくる世代の興味はとてもうつろいやすい。3イン1カープラモの爆発的ヒットから10年以上、1970年代のアメリカンカープラモはその舞台裏で苦心に苦心を重ねていた。まるでトランプのスートのように考えられていたファクトリーストック(工場出荷状態)/カスタム/コンペティション(レース仕様)の3択に、いかに新しい選択肢を組み込むことができるか。 >ホビコレ MPC 1/25 1976 シボレー カプリス トレーラー付き 3in1 1978年式のシボレー・カプリス・セダンに
ぶっちゃけ最初は「ただのシルバーなのでは?」という発色だ。しかし乾燥すると塗料の内部で粒子が整列するのかなんなのか、ジワーッと虹色に光り始める。しかもだ。「いやそこまでわざとらしく虹色にならなくても大丈夫ですって!ちょっと!いや、虹すぎません!?」と慌てて声をかけたくなるくらい虹色になる。キミは虹色が行き過ぎて不安になったことがあるか?このマーカーは不安になるくらい虹色になる。そういうマーカーだ。 ▲塗った直後の状態。なんとなく上の方が青みがかってきてはいるが…… ▲乾燥するととんでもなく虹色になる この感動はぜひとも肉眼で見てもらいたいのだが、この記事を書くにあたって気がついたことがある。それは、この虹色が「点光源の反射によってできるっぽい」ということだ。この写真を撮るときに、肉眼ではめちゃめちゃ虹色に見えているのに、ストロボを使って天井全体を光源にした状態で撮影すると、まったく虹色に写
あなたの机が「海」に変わる、僕、なみいたくんだよ。みんな僕のうえでちゃぷちゃぷしてみてみてよ!2枚入りだよ! ▲波のタイプは2種類。そして水の色も2種類選べるんだ。ハサミやカッターでカットしてお好きなサイズで使用してみてね ▲波のシートの下に水をイメージした色を敷く仕組み。なのでお好きな紙の色で様々な演出ができるよ。こちらは薄いブルー ▲深い青。私、なみいたくんがあなたの船を大海原へお連れします なみいたくんは、艦船模型を「情景」へと最速で変化させてくれます。だって置くだけ!ブルーレット、置くだけ!特に撮影用の素材としてはピカイチ!なみいたくんの上に置いて撮影したあなたの船の写真で、SNSの海へといざ出発!ボン・ヴォヤージュ。
100円ショップに売っている吸水クロスで最高のウォーターパレットが爆誕します!! 高性能な水性塗料であるシタデルカラーやファレホはスイスイ筆塗りができ、塗った塗料もすぐ乾くので超便利。しかし! この速乾性によってパレットの上に移した塗料がすぐ固まるということがあります。これを緩和するのがウォーターパレット。水分を含ませた紙パレットのことで、この上に塗料を置いておくと、パレットの水分が塗料の潤いをキープしてくれます。専用のものも売っているのですが、近くの100円ショップのアイテムでも作れます。税込み330円で超快適なウォーターパレットができますのでご覧ください。 ▲蒸し料理などに使える適度に水分を通すタイプのクッキングシート。これが紙パレットになります 吸水クロスは薄いのにめちゃくちゃ水分を吸います。車の洗浄や、プールサイドでさっと体の水分をぬぐったりするのに使われています。絞ると水分を一気
指に虫眼鏡くっつけて模型を作る。そんなうまい話があるのかよって思ったら全然使えたので紹介します。その名も「cocoha ビーズレンズ」だ。Amazonでは取り扱いがないのですが、私はユザワヤで購入しました。ユザワヤ楽しいよね。模型コーナーじゃないところを歩いていると、手芸にはさまざまなジャンルがあってそれぞれにめっちゃ特化した道具があるということを知ります。 >ユザワヤ公式サイト ビーズキット 『ビーズレンズ ブルー』 cocoha レンズ直径は30mmで倍率は3倍。真正面から見ると収差や歪曲もなく、周辺の像の流れも控えめ。これは光学設計がわりとしっかりしている証拠です。プラスチック製なので全然重くないし、お値段も1000円くらいなのが嬉しい。これでさっきのタミヤMMの兵隊の顔を見ると「お、なんか筆で塗れそうじゃん」という大きさに見えるんですよこれが。 ▲コンニチハ もともとはビーズや針に
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