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「老人漂流社会」の主張は途中ではっきり見 えた。 「生活保護を受給すればこの老人の困難は解決するが、全ての人に生活保護を適用するわけに行きません」 キャスターのこの言葉に全て現れている。 今の10倍、生活保護適用を増やしてもやっと国際標準レベルだし、生活保護と年金の併給も普通のことだ。 結局、高齢者の味方するようでいて、自己責任を強要し、「あなたはこうならないようになさい」とお説教をしたいのだ。 最後に取り上げられた老人のケースだって、外出支援ボランティアくらい簡単に用意できるはずだ。 あまりの出来の悪さに、むしろ涙が出るほどだ。 首都圏青年ユニオンの活躍を伝えた先週の「ガイアの夜明け」と比べても違いすぎる。NHKはやはりどうかしている。
今朝、6月の理事会に出張しようとして鞄の中を探すと、飛行機のチケットがない。 3週連続の東京出張なので医局の秘書さんから受け取ったかどうか記憶が確かでない。 病院に電話すると秘書さんは「えっ、どこに出張するのですか?」と言って、絶句してしまった。 6月の暑さで加齢が進んだのは僕だけではないらしい。 数万円高いが、当日券をカウンターで購入する。 JALの地上係員に「失礼ですがお幾つでしょうか」と聞かれたことに傷ついた。ついに、年齢を聞くことが失礼になるほどの外見に至ったのだ。 さて、東京に向かう飛行機の中で、ファビエンエンヌ・ブルジェール「ケアの倫理ーネオリベラリズムへの反論」文庫クセジュ2014/1を、事情あって読み返した。 真っ先に「他者に依存しない自律した個人」が存在するというのは愚かしい幻想に過ぎないことが明言されている。 人間は他者の配慮をうけないと生存できない脆弱な存在で、互いに
僕より9歳上の獨協大学教授が書いた本。 1989年中央公論社刊行の「新憲法の誕生」を底本としているが、その後20年間に明らかになった新資料がたくさんあり、それに基づいて大幅に加筆されているため、ほとんどこの文庫のために書き下ろしたといっていいものになっている。 ぜひ読むべきである。ただ、2007年にNHK特集としてほぼ同じ内容のTV番組が放映されたようなので、それを見た人には新しい情報はないのかもしれない。 学術的というより、ジャーナリズム的な筆致で、憲法制定に関わった人たちの群像を伝記的に描き出している。 とくに鈴木安蔵、松本烝治、宮沢俊義、芦田均、森戸辰男らが等身大で記述されている。 例えば宮沢がその後護憲の代表である「碩学」と呼ばれたりすることが相当的外れで、ずいぶん大層なものだということも分かる。 加藤周一は、戦前・戦後を通じて時代の趨勢に消極的な身振りながら必ず迎合していく人々を
中国からの有害食品輸入でなにかと話題になっている日本生協連の一部会、医療部会では上記のFISH!哲学がもてはやされつつある。 2000年に早川書房から出版された「FISH!フィッシュ!ぴちぴちオフィスのつくり方」(マクドナルドから米国陸軍まで世界中で4000もの組織が本書で成功!)という小さな本があちこちで読まれている。 成功しているのが軍隊やフランチャイズチェーンであることに注目しなければならないだろう。どういう人間関係が背景にある場合にこの「哲学」が喜ばれるかが分かるからである。 (こうしたものを「哲学」と呼ぶのは引用するほうも躊躇するのだが仕方ない) 流行の源になったところは日生協医療部会ではなく、某私立大学病院の看護部らしいのだが、影響はかなり大きい。 私の畏友である医療部会の運営委員長、香川県の藤原先生の「理事長ブログ」をみると、今年の単協代表者会議(医療部会の最重要会議)では、
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