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やる気の出し方
note.com/mokonuco
転職したり子供が生まれたり家庭がいろいろあったりと、なかなかnoteで長文を書く気になりませんでした。 研究者がなぜ嫌われるかシリーズは、「企業の研究所はどうあるべきか」という内容を加えて引き続き書いていきたいと思います。 =========================================================== 注意:長文です。5000文字ぐらいあります。暇な時にどうぞ。 今日は、もう何度も何度もtwitterで言及している話「理工学系に女子が少ない」という問題について書こうと思います。 なぜ女性が理工学系に少ないかは議論百出で、twitterでも時々激論が交わされますが、僕の個人的なスタンスを最初に列挙しておきます。 a: 女性が両親や教師から理工系に進学しないよう圧力を受けることは「主因」ではないと考える。 b: aの例が皆無ではないことは承知しているし、
このnoteでは、10年間企業や大学で研究職をしてきた僕が遭遇した事例から、なぜ企業では研究者・博士が嫌われるのかを書いています。 「研究者」とそれ以外の「研究者を嫌っている色々な部門の人」両方の視点から書いていきます。どうすれば関係は改善するのか、どうすれば企業は研究者や博士をうまく使えるのか、というお話です。 僕が会社を辞めた経緯をこちらを見ていただくとして、今日は開発部門vs研究者のお話です。 「開発部門」とは何かメーカーで働いたことがある人ならピンとくると思うんですが、意外に外部の人(特にこの記事を読む可能性のあるアカデミック関係者)はピンとこないようです。 メーカーでは、おおむね「研究」「要素技術開発」「製品開発」の3段階に分かれているところが多いようです。これに生産技術などを加えたり、間の段階を設けたりして4段5段になっている場合もありますし、僕の前職のように研究所を叩き潰すメ
このnoteでは、10年間企業や大学で研究職をしてきた僕が遭遇した事例から、なぜ企業では研究者・博士が嫌われるのかを書いています。 前回はなぜ開発部門は研究者が嫌いなのかということを書きました。 今回は、僕なりの経験から、開発部門のロートルおじさんたちと対立せずに仕事をするにはどうすればよかったのか、反省をこめて色々書きたいと思います。 STEP1: オジサンたちが愚かであることを受け入れるしょっぱなから不穏ですが、まずはこれに尽きると思います。 いま日本企業を動かしている50代〜70代のオジサン・お爺さんたちは、基本的に愚かです。(若い人は驚くかもしれませんが、70代のお爺さんが経営の実権を握っている会社は少なくありません。下手すると80に手が届くような経営者もいます。)もちろん名経営者と呼ばれるような例外的に優れた人も少なくありませんが、古い中堅〜大企業ほど愚かな老人が上層部を占めてい
僕が仕事を辞めることになった経緯はこちらを見ていただくとして、このnoteの趣旨を簡単に書きますと、「企業で博士まで取って研究職を続けてきたけど、干されたので辞めて別の会社に移る」というお話です。企業秘密もありますので伏せるべきところは伏せています。ご了承ください。 いよいよ現職の上司や先輩方に辞める話をしてきたので、忘れる前に話したことをざっと書いておきます。 関係の非常に深い2人の上司と、長い付き合いの先輩と面談を組んでもらい、退職したいという意向を話しました。彼らも薄々気づいていたようで、引き留めたり理由を聞いたりというよりも、僕の話をよく聞いてくれました。そういう意味ではいい会社だったと思います。 彼らは数少ない「理解ある社員」だったので、なぜ研究所は滅ぼされ、僕たちは干された挙句に残党狩りまでされてしまったのかという話を2時間近くしました。 研究所の「残党」たち当社は長年独立した
前から僕のツイートは長くて、Twitterでツリーをどんどんぶら下げて書くスタイルだったんですけども、長い話はNoteに書こうと思い立って始めました。 Noteをはじめての記事は自己紹介やこれからやりたいことを書くのがおすすめです。 と書かれていたので、自己紹介を兼ねて僕が企業で研究職になるまで、それから10年経って辞めようと思うまでの話を書こうと思います。 大学院を出たけれど僕が大学院を出たのは10年前の2011年のこと。とはいっても、この時点では某国立大学工学部の修士課程を出た普通の学生でした。成績もあまりパッとせず、研究だけは好き(ただし成果は大したこともない)という人間でした。もともと科学少年だったので実験は大好きでした。 2010年に就活をしてみると、リーマンショックの煽りで全然求人がありません。あわよくば研究職に就ければいいなと思い探していましたが、研究職はおろか他の職種すらな
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