はじめにテーカン時代に上司の上田和敏氏がよく言っていた言葉に「頭の中でゲームを動かす」というものがありました。 今回はこの「頭の中でゲームを動かす」の説明と、その利点、そしてその会得方法について述べてみようと思います。 「頭の中でゲームを動かす」って?これは、実際のゲームをプレイせずに、想像でゲームをプレイする事を言います。 将棋で言えば、「頭の中で駒を動かす」に相当します。 この技術は、ゲーム開発でとても役に立ちます。 例えば、あるアイテムやギミックを実装する前に、頭の中でテストプレイして検証する、などです。 実装しないでテストできますから、開発のレスポンスを上げる事ができます。 また、会議の席でこれを行うと精度の高い議論になるでしょう。 どうやったら身につけられるの?開発終盤のゲームがほとんどできている状態で、新しい要素を追加修正する際のテストプレイで身につけやすいのです。 修正する内