樹木のない緑の山肌に点在する古びた鉄塔。なんて、ノスタルジックな光景なんだ……。 改めて、自分で自分の写真を見て、ため息をついてしまうくらい、素敵な風景が広がる場所。それが、群馬の毛無峠です。 「ハードな山登りをせずに森林限界の世界に触れることができる場所はないものか」と、以前調べていた時に見つけたこの場所。なかなか足を運ぶ機会がなかったのですが、先週末(7月中旬)ようやく行ってきました。 毛無峠とは 毛無峠って、こんなところ。群馬と長野の県境にある、峠なのですが、草は生えているものの、樹木が存在しません。 Wikipediaによると 「毛無」の名のとおり、辺りには木々が少なく、地面がむき出しの荒涼とした場所もある。明治時代までは原生林が茂っていたが、1916年(大正5年)から硫黄採掘が始まって硫黄精錬の燃料に樹木を伐採したことと、精錬時に発生する亜硫酸ガスが吹き付けられて樹木が枯れてしま