実は5年ほど前からビール×昆虫食の可能性について考えており、それが冒頭の宣言へと繋がっていきました。環境負荷が低く、循環型で、効率的にタンパク質を確保できる昆虫食は、様々な社会問題を解決しうる可能性があると感じていました。詳しくは下記のリンクを御覧ください。 一方で昆虫食については、偏見やネガティブなイメージがあることもまた事実。そこでビールという飲み物に形を変えることで、「何か面白い化学変化が起きるのではないか?」と漠然と考えていました。 もちろん、純粋に素材としての美味しさも魅力的でした。中でもコオロギの香ばしく複雑な味わいは、濃色系のビールの風味にマッチするはず!と直感的に感じていました。思い切って山口さんにアイディアをぶつけてみたところ、「やりましょう!」という前向きな反応が。このイベントをきっかけに、コオロギビールが実現に向けてスタートします。 2.葛藤と決断 どんな味のビールが